5歳さん嫁非公認コラム Episode:44「彼氏いるの?」と聞いてはいけない4つの理由

2019/04/22 UPDATE

ちょっと奇抜な奥さまと元気な息子さん達とのユーモラスなエピソードが大人気!ツイッター界随一の恐(愛)妻家5歳(嫁公認アカウント)さんのコラム!

今回は、なぜ職場で女性に「彼氏いるの?」と聞いてはいけないのか、5歳さんが徹底検証!!
男性って、女性の部下に話しかけるとき、こんなに気を遣っているんですね…。

最近「彼氏いる?」って聞かれますか?

最近、コミュニケーションについて気になっている事があったので、会社で一回り歳の離れた女の子にズバリその疑問を投げかけてみました。


「最近『彼氏いる?』って聞かれなくない?」

「言われてみればたしかに、聞かれないですね」


そう!そうなんです!ちょっと昔なら気軽に聞いていた「彼氏いるの?」が、今はほとんど使われなくなっているのです。この事がずっと気になっていました。これは時代の変化なのか?そこらへんを今回は徹底的に考えていきたい。

あと、一つ筆者からのお願いなんですが、このコラムは途中で読むのをやめると僕がただの時代錯誤のオヤジになってしまう可能性大なので、僕の名誉の為に最後まで読んでいただくと約束してほしい。では、検証開始!!

1.キモいおじさんになりたくない

最初に確認すべき点が1つある。
僕は結婚して子供も2人います。夫婦円満に家族で楽しく生活しています。世間から見れば恋愛市場から完全に離脱している立場です。

そもそも「彼氏がいるのか?」と確認する行為は、その女の子と付き合える可能性があるのかを推し量っている質問に聞こえなくもありません。
一番軽い告白みたいなものです。
このセリフは、場合によっては『あなたに興味があって、もし彼氏がいなければ、ご飯でも誘ってみようかなと思っています』くらいの意味を含んでいたりする。

断っておきます。僕にはとびきり可愛い嫁がいて、愛しております。しかも、その可愛い嫁には「浮気をしたら7回殺した後にもう一度ぶち殺す」と何度も釘を刺されています。ですから、僕が女の子に対して「彼氏いるの?」と聞く場合、浮ついた気持ちなど0.00000000001㎜もありません。ちょっと若い子と恋バナで盛り上がれればいいな〜と、単にコミュニケーション方法の一つくらいに思っているだけです。

しかしです!万が一にでも女の子に「このオヤジ、私に気があるのか?」と0.00000000001㎜誤解されるかもしれない、それが怖いのです。

「◯◯さんって彼氏いるの?」
「(うわ〜っこのオヤジなに?もし『いない』って答えたらどうするわけ?私のこともしかして狙ってたりするの?マジでキモいんですけど)」

と思われたくないのですよ!

僕としてはその一言に特に深い意味はなくて、なんとなく20代の頃のノリで聞いてしまいそうになるのだけど、一回り歳が離れている子から見れば36歳の僕も十分オヤジになり得るのです。

「彼氏いるの?」と気軽に聞けなくなった理由は、ここまでの説明で十分理解していただけたのではないだろうか。しかし、話は始まったばかり。まだまだ理由はあります。この問題は今の時代のコミュニケーションそのものを反映しているのです!

2.セクハラになる可能性がかなり高い

昭和生まれの僕は、いつ時代遅れになってもおかしくありません。事実、昭和生まれと平成生まれでは意識の差が大きくあります。昭和生まれが放つ何気ない一言が、セクハラになりかねないのです。例えば「その服可愛いね」と挨拶のつもりで言ったとしても、相手の捉え方によってはセクハラになりかねない。
セクハラっていうのは何を言われたかもそうですが、誰に言われたかということも重要だと思うんです。自分の慕っている上司なら多少の冗談で済まされるし、いきなり「セクハラだ!」とはなりませんよね。そもそもの話、慕われる上司はセクハラめいた事を言わない気もするけど。。
しかし、一回りも年の離れたオヤジに突然言われたら、どうでしょう。相手の受け取り方は違って当然です。

自分は大丈夫だと思っていても、人は気づかない間にオヤジ化していく。それが怖い。むしろ、自分は大丈夫だと思っている時こそダメな気がする。
僕は今36歳で自分ではまだ若いと思っていますが、行動や言動に気をつけていなければ、すぐにデリカシーのないオヤジと化してしまうでしょう。そして、そんな事を考えながら年下の女の子と話すと、妙に緊張してうまく話せなくなってしまったりします。『そんなオヤジになりたくない!』そう思えば思うほど、頭の中であれもダメこれもダメと妙に緊張しながら話しかけるオジサンが完成する。自分で書きながら悲しくなってきているのだが、これを【オヤジの負のループ】と名付けたい。誰か助けて下さい。

3.恋愛の形は多種多様

これは、ここまでのオヤジ論とは違う視点です。

「彼氏はいるの?」はそもそも質問に問題があります。聡い読者の皆さまならお気付きかと思いますが、そもそも相手が異性愛者だとは限らないわけです。もしかしたら、同性愛者かもしれない。20年前だったら考えもしなかったことかもしれませんが、今はいろんな性のあり方が広く知られてきています。たぶん、思っている以上に同性愛者の人は身の回りにいると思うし、「彼氏いるの?」というその一言で相手を傷付けてしまうかもしれないのです。百歩譲ってもし聞くとしたら、「恋人はいますか?」と聞くべきなのです。
でも、実際に「あの、恋人はいますか?」と声に出してみるとわかるんですけど、オヤジが言うと想像以上にキモいのです。このコラムを書きながら試しに「あの、恋人はいますか?」と独り言を呟いていたら、横にいた嫁から「それ確実にセクハラになるからやめた方がいいよ」と注意されました。
「彼氏」を「恋人」に言い換えるとこの問題は解決されるが、セクハラ問題がより濃厚になってくる。そもそも、オヤジが「恋」という言葉を公衆の面前で発する事自体に危険が潜んでいるのです。人って歳を取ると段々生きづらくなっていくのかもしれないですね。ツライ。

ここまでくると「そこまでして彼氏がいるかを聞きたいか!?」って話になってくる。実際のところ、ほかに話す話題があればいいのだけど、若い子と何を話せばいいのかわからないという意見はよく聞きます。

「最近何が流行っているの?」
「最近美味しいお店行った?」
「最近ハマっている趣味とかある?」

年の離れた若者との会話の切り口はいろいろあると思う。なので、わざわざリスクを冒してまで彼氏の話を聞く必要はないんですよね。

さて、ここまで検証を重ねてきましたが、最後にこの「彼氏いるの?」という禁断のワードを言ってはいけない、決定的な理由をあげます。

4.相手のプライベートに踏み込むべきではない

相手のプライベートに踏み込んではいけない。これが決定的な理由だと思います。

少し前の日本なら、恋人と付き合い、結婚して子どもを産むという流れがスタンダードではありました。しかし、そんな時代はとっくに終わっている。

大袈裟かもしれませんが、「彼氏いる?」というその発言は、楽しく独身生活を送っている人達への無言の圧力になり得るのです。もはや当たり前の事ですが、人生の一番の幸せは、彼氏を作り、結婚して、子どもを産むことではないのです。彼氏がいようがいまいが、人は幸せになり、人生を過ごし、そして死んでいくのです。人それぞれの考えを持ち、生きていくだけなのです。
今の時代を生きる若者たちからすれば、「ほっといてくれ!」という気持ちでいっぱいだと思う。

冒頭で僕が「『最近彼氏いる?』って聞かれなくない?」と聞いてみた若い社員の女の子が言っていました。

「私はそもそも恋愛とか得意ではないし、一人でもいいかな〜って思っているんですよね」

これがリアルな若者の意見なんですよ!
一世代前のおじさんの方が恋愛脳なのかもしれないですね!恋愛がすべてではないのですよ!



これらの4点を踏まえた上で導き出される答えは、ただ一つ。
「彼氏いるの?」と女の子に聞くべからず、であります。
聡い読者の皆さまならご存知だったかもしれませんが、僕みたいに「自分は大丈夫!」と思っている人こそ注意すべきですよね。

今後、僕は一切後戻りすることなく、どんどんオヤジ化していきます。これから若い人達とどうやってコミュニケーションを取っていけばいいのか、これはオヤジにとって永遠の課題なのかもしれません。
僕は立ち止まって「果たして人は人生で何を考えるべきなのか?」という原点に帰ってみることにしました。そして行き着いた答え。それは……

「人はなぜ生まれ、いかに生きて、そしてどこへ行くのか?」

これ以外に考えるべき事はないように思える。
「彼氏がいるか?」そんなことを聞いている場合ではない。

「君はなぜ生まれたの?何をしたい?そしてどこへ行くのか?」
来週、また社員の女の子に聞いてみよう。どんな答えが返ってくるのかとても楽しみだ。

投稿者名

5歳

34歳。嫁と息子2人。
嫁は可愛くて、恐ろしい。
息子達は可愛いくて、可愛い。
そんな4人家族の半径15mの生活。
嫁が快適に生活出来る事を一番に考えながら今日も僕は働いて、そして書く。
普段僕の話を聞いてくれる人はいないので皆さんが聞いて下さい。よろしくお願いします。
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