5歳さん嫁非公認コラム Episode:11「いのちをだいじに」

2017/12/12 UPDATE

ちょっと奇抜な奥さまと元気な息子さん達とのユーモラスなエピソードが大人気!ツイッター界随一の恐(愛)妻家 5歳(嫁公認アカウント)さんのコラム!

病床から5歳さんがお届けする今回のコラム…
仕事に家事についついがんばってしまうみなさんに、あたたかいメッセージをいただいています!

第1章 胃潰瘍は突然に…

最近、なんだか体が疲れているなと思っていたのですが、それは突然やってきました。
昨夜、いきなり胃の辺りがギリギリギリー!!と痛くなり出し、一睡も出来ませんでした。
そして今日は久しぶりに仕事を全部休みにして、何年振りかの病院へ。
色々と検査してついた診断は『胃潰瘍』、、、

そうですよね!と思いましたよ。

というのも六年前にも仕事で疲れていた時期に『疲れた体にはこれだぜ!』とビールを一気飲みしたら胃痙攣を起こし、あまりの痛さに気絶し、そのまま病院送りになったことがあったのです。

その時も胃潰瘍が何個かあって、そして今回とおんなじ様な痛みでしたから、あぁやっぱりねという感じです。
しかし体というのは正直なもので、やっぱり無理をすると出ますね、、、病気として!

(もっと恋のアドバイスとか嫁の可愛いエピソードとかワクワクどきどきする様な事を書きたいけど、胃が痛いとそんな余裕は出てこない。)

ここ一ヶ月、眠りも浅いし、寝起きの顔がいつも以上にブルドッグだったしなんかやばいなーとは感じてたんですけどね〜、、、やっぱりだ!

ここ一年の無理が祟ったのでしょう、体からのSOSのサインです。
ありがとう胃、教えてくれて。命拾いしたよ。自分のある意味正常な反応に感謝です。

第2章 ありがたくてちょっと痛い家族の看病

にしても胃痛ってツライ。

なんにも食べないと胃酸が潰瘍を溶かすような痛みというか気持ち悪さがあり、かと言って食べるとまた痛いような気持ち悪いような感じがする。これと良く似た症状を聞いた事があるぞ、、、『そうだ悪阻だ!』と気付いたんですけど、だとしたら悪阻ってめちゃくちゃツライ。こりゃ二人目考えちゃうよ。

全世界の悪阻で苦しむ妊婦を労わりたい気持ちになる。妊婦に幸あれ!

僕は一年を通じて、大体いつも健康で、寝ずに働ける肉体と、鋼のメンタルでバリバリと仕事をこなしているのですが、必ず三年に一回位の頻度でこうやって体調を崩す。

前回は三年前の尿管結石で死ぬ思いをしました。今回は胃潰瘍。
いつも元気一杯だと体が健康だってことへの感謝を大して感じなくなる。そして『健康』という当たり前の幸せを忘れた頃に、サインが出る。

こうやって胃が少し痛くなっただけで毎回思う。
『健康って大切』って。
元気があればなんでも出来るって言葉があるけど、病気になると『元気じゃないからなんにも出来ない』ってなる。仕事も家族も、元気があればこそ、ですね。

そして病気の人には優しくしようって思う。
僕は三年に一度の頻度で体調を崩すけど、世の中には元々胃痛持ちの人や、毎月の生理がひどく重い人とか、普段から体調を崩しやすい人がいる。そんな人達は結構な頻度でその痛みに耐え、時には仕事にも行ってたりするのだから凄いなと思う。そんな境遇の人達の事を思いながら、これらのことを元気になってからも忘れないぞ、、、と今まさに胃の痛みに耐えている所です。

僕がこうやって胃痛と戦っている横で息子達は『え?パパ今日は仕事おやすみなの?やったー!!』と僕のお腹の上でポンポンと跳ねる。下手したら死人が出るぞと思いながら『ちょっとパパ横になるねー』と寝室に引っ込む。まだ子供には胃の痛さがわからないのだ、仕方がない。

夕方になると嫁が『ケンタッキー食べに行こうぜ!』と寝室のドアを元気よく開ける。病人に肉を食べさせて元気にしようとする嫁の粋な計らいだと思うのだけど、流石に胃潰瘍とケンタッキーの相性ってあんまり良くないと思うので『モスバーガーなら食べれるかも、、、』と返事をしておく。(その後モスバーガーを食べてまんまと胃が痛くなる涙)
こんな具合で、パパが一年中いつも元気なので、病気になっているって感じが家族にいまいち伝わってない気がする。。。いつも元気過ぎると、こういう弊害も出てくるのか、、、

第3章 今年の残りは「いのちをだいじに」

そして今回僕が言いたいのは、これを読んでいるあなたも疲れてない?って話です。説得力があまりありませんが先に倒れたので言わせてもらいます。

年末です。師走です。みんな大丈夫かな?と心配しているわけです。

世の中ってそう滅多な事がない限り『ちょっと顔色悪いよ?休んだ方がいいんじゃない?』と向こうから声を掛けてくれないんですよね。

世界はそこまで優しくはない。でも『完全に病気で仕事に行けそうにありません』と告げると『そりゃ大変だ!こっちはなんとかなるからゆっくり休みなよ』と言ってくれる。
そのくらいの優しさはまだこの世界にも残っている(と願う)。なので本当に辛い時は仕事を休んでいいよ、二、三日どうにかなるから。言い方あれですけど、代わりはいますよ。『俺がやらなきゃ誰がやる!』という気負いが人の寿命を短くしていると思います。
もうひと頑張り!もうひと頑張り!を繰り返して死ぬ事もあると思うんですよね。

ドラゴンクエストじゃないけれど『いのちをだいじに』の作戦で生きていきましょう。
僕はあともう一日、休みたいと思います。
その後また頑張ればいいよね。
では

投稿者名

5歳

34歳。嫁と息子2人。
嫁は可愛くて、恐ろしい。
息子達は可愛いくて、可愛い。
そんな4人家族の半径15mの生活。
嫁が快適に生活出来る事を一番に考えながら今日も僕は働いて、そして書く。
普段僕の話を聞いてくれる人はいないので皆さんが聞いて下さい。よろしくお願いします。
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