5歳さん嫁非公認コラム Episode:14「アイ ハブ ア ドリーム」

2018/01/29 UPDATE

ちょっと奇抜な奥さまと元気な息子さん達とのユーモラスなエピソードが大人気!ツイッター界随一の恐(愛)妻家 5歳(嫁公認アカウント)さんのコラム!

34歳でありながら宇宙飛行士へのあこがれを抱く5歳さん!その理由についてお話をいただきました!

第1章 将来の夢について

僕のなりたい職業、それはずばり


【宇宙飛行士】です。


こんな事を言うと『お前は小学生か!』とつっこまれそうですが、結構マジで言っています。

でもこの夢は小さい時から密かに抱いていた夢とかではなく、結構大人になってからなりたいなと思った夢で今はその気持ちを心の中で暖めている。


そのきっかけとなったのは三本の映画でした。


『ゼロ・グラビティ』

『インターステラー』

『オデッセイ』


全部宇宙を舞台にしたSF映画です。

この三本、全部大ヒットした映画なのでご存知の方も多いかと思いますが、もしまだ観ていない方が読者の中にいらっしゃいましたら、是非観て下さい。


観終わった後『俺、宇宙飛行士になるわ』って絶対になります。34歳、いい大人の僕がこう言いだす気持ちがわかると思います。それくらいにロマン、勇気、面白さが詰まっている映画です。


だがしかし、宇宙飛行士はなろうと思ってなれる職業ではありません。何か飛び抜けた能力と才能、そして体力、知性、そして小さい時から『宇宙飛行士になりたい!』という強い願いと絶え間ない努力をした者だけがなれる特別な職業です。


僕みたいに映画を三本だけ観て『宇宙飛行士になりてぇ〜な〜』と言っている、にわか宇宙飛行士希望者がなれるような甘いものではないです。それは漫画の宇宙兄弟を読んでもわかる事です。宇宙兄弟に出てくる登場人物達は並々ならぬ想いを持って宇宙に行こうと頑張っています。


漫画や映画の知識だけではありますが、どれだけ宇宙飛行士なるのが大変だかすっかり理解した僕です。しかし宇宙飛行士になれないのならせめて宇宙飛行士になった気持ちで普段の生活を送ろうと僕は心掛けています。

第2章 宇宙飛行士的な私生活の送り方

宇宙飛行士は宇宙空間という、何かトラブルがあればすぐ死に直結する、とても危険な場所で活動をします。そして宇宙では予期せぬ事が必ず起こり、宇宙飛行士は限られた時間の中で脳味噌フル回転で考えて、そして解決方法を見つけ出します。


宇宙飛行士の場合はまず問題が起こった時にクヨクヨしたり、落ち込んだり、ふて寝する事はまずありません。その間も刻一刻と時間と酸素が減り、リスクが増していくばかりなのです。そして当然、その問題解決を先延ばしする事も出来ない。


地球ではタイムイズマネーなど言いますが、宇宙ではタイムイズライフなのです。悩んでいる時間さえ惜しい。宇宙飛行士はその事を良く知っているので、とにかく頭の切り替えが早い。


宇宙飛行士でない僕はトラブルが発生するとついつい『なんでこうなっちゃったのかな〜はぁ〜気が重いな〜めんどくさい事になっちまったな〜』なんて悩んで途方に暮れたりしますが、そんな時は自分に喝を入れて


『宇宙飛行士ならこんな時にどうする?』と考えを切り替えるようにしています。宇宙飛行士的に言えばクヨクヨしているヒマはないのです。


しかも宇宙では酸素が無くなったら即アウトだけど、幸い地球にいる僕は酸素が尽きる事がないので、宇宙飛行士に比べるとかなり恵まれた環境で問題解決に向けて思考を巡らす事が出来ます。酸素の余裕は心の余裕です。こういう視点で物事を見据えるとピンチの時に焦らなくなる。酸素があるのにクヨクヨしている皆さん!宇宙飛行士を見習いましょう!酸素あるでしょ!?

第3章 宇宙飛行士たるもの、いついかなる時もユーモアを忘れない

そして宇宙飛行士の最も尊敬する点はどんな時でもジョークを忘れない精神です。これはもろアメリカ映画に影響を受けている僕のイケてる宇宙飛行士のイメージなんだけど、宇宙飛行士ってこれでもかって言う位にピンチな時に限って絶対にジョークを言うんです。

最初に紹介した映画のゼロ・グラビティに出てくるジョージ・クルーニー。


酸素があと少しって時にもジョークを言っていたし、主人公を助ける為に自ら宇宙空間に投げ出された時も無線の交信が途切れるまでジョークを言い続けていました。漢の中の漢。宇宙飛行士の中の宇宙飛行士。それがジョージ・クルーニー。


皆さん、ちょっと考えてみて下さい。


自分の死が確定している時に、仲間を励ます為に気の利いたジョークを言い続ける事が出来ますか?すごいと思いませんか?それがたとえ映画の中だとしても!!ジョージ・クルーニーすごくないですか?

だから僕もジョージ・クルーニーを見習って普段の生活の中でもピンチな時ほどジョークを言うように心掛けています。


いきなり僕の私生活の話になりますが、いつだったか車検やら家賃の更新やら支払いが色々と重なって月末の請求金額が深刻的にヤバい状況になった事がありました。嫁には『一体全体どうするの?』と詰め寄られ、これは結構ヤバイかもと思ったのですが、その時こそジョークです。


僕はジョージ・クルーニーの様に『宝くじを買っておいたから大丈夫だよ』とウィンクをしながらジョークをかましたら、嫁に胸ぐらを掴まれました。アメリカンジョークの練習が必要だなと痛感しました。何事も訓練です。


これが僕の日常生活の中での宇宙飛行士的振る舞いなのです。

どんな状況でもクヨクヨせずにすぐに前向きに考える。逆境の中でこそジョークを言う心の余裕。憧れの宇宙飛行士ジョージ・クルーニーになる為に僕は今日も地上で宇宙遊泳する。


投稿者名

5歳

34歳。嫁と息子2人。
嫁は可愛くて、恐ろしい。
息子達は可愛いくて、可愛い。
そんな4人家族の半径15mの生活。
嫁が快適に生活出来る事を一番に考えながら今日も僕は働いて、そして書く。
普段僕の話を聞いてくれる人はいないので皆さんが聞いて下さい。よろしくお願いします。
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