pagetop

MENU

 >  > 現代の皇子・ぞの♂。皇子とは何か?なぜ皇子になったのか?一人の男の皇子譚

現代の皇子・ぞの♂。皇子とは何か?なぜ皇子になったのか?一人の男の皇子譚

2017/06/01 UPDATE

夜の帳が降りた街で、高貴に、そして可憐に輝く一人の男がいた。ぞの♂32歳、皇子。一人の男として、そして皇子としての話を聞いた。

PROFILE

ぞの♂(32)会社員

  • 出身地:神奈川県
  • 座右の銘:nowhere=now + here
  • 好きな食べ物:はちみつ
  • 嫌いな食べ物:しいたけ
  • 得意技:ダンスの振り付け

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

Interview

ーこれは何ファッションですか?

皇子系ファッションですね。ロリータファッションが前提にあって、中世ヨーロッパのご婦人のようなファッションの人にそっと手を差し伸べて連れていくようなイメージです。だから、皇子とはかわいくあり、且つ対象を愛する存在なんです。

―コスプレとは違いますか?

そこは明確に線引きをしてほしいです。コスプレの場合は模倣する対象のキャラクターがいますが、皇子の場合は特定の対象はいませんので。だからこれは衣装じゃないんです。そしてあくまで自然にナチュラルに着る、むしろ皇子ファッションは普段使いです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―皇子系ファッションの魅力は?

非現実的でありながら優雅に演出できるところ。それに、こういう格好をしていると、小さなお子さんやおじいちゃん・おばあちゃんなど、結構幅広い世代に認めてもらえるんですよね。子どもは「かわいい!皇子様だ!」って言って、おじいちゃんおばあちゃんは「映画の中の人みたい」って。

―そもそも出会いは何ですか?

大学生のころはパンク系の格好をしていたんです。お店に行くと、全身そのお店で揃えて出てくるみたいな感じですね。それが私にとってファッションの始まりでした。たまたまパンク系のお店の隣りにロリータ系のお店があって、ふと覗いたら店員さんがどうですか?と勧めてくれたんです。それで試着をしてみて、ベストを一着買いました。それが始まりです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―皇子系ファッションで大切なことは?

想像力ですね。皇子様という特定の対象がいるわけではないので、皇子様とはどういうものか自分の中でイメージを作る必要があるからです。また、洋服のディテールから、服一枚一枚に込められた思いを感じ取り、それを解釈していくんです。皇子系は、一人一人思いを込めて服を着るので、それが同じ服であっても印象が違って見えるんです。それが大事なんです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―これまでの人生で一番幸せだった瞬間は?

妻との結婚もそうですが、皇子のファッションを認めてくれる人がいた瞬間ですね。特に親は嬉しかったです。初めて実家にこの格好で帰省したときはまったく理解されなかったです。母なんかは触りたくないなんて言っていました。ただ、何度もこの格好で帰省している内に、ひたむきさが伝わったのか、母が服をクリーニングに出してきれいにしてくれたんです。そのときが嬉しかったです。父は、初めから笑っていましたけど。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―ご結婚なさっているんですね?

はい。妻と私はともに映画が好きで、それがきっかけで出会いました。そのとき私は皇子で、妻は普通の格好。初デートのときもそうでした。驚いてはいましたが、妻は普通に接してくれて。今では、妻はロリータの格好をしています。

―将来の夢は何ですか?

やっぱり皇子系ファッションを一生着ることです。皇子系ファッションは年齢を重ねても絶対に着られるんです。若いころは皇子で、歳をとれば伯爵になれますから。

  • twitter
  • facebook
  • LINE

TOKYO GRAFFITI

街で見かける「普通の人」の「普通の日常」を写真で切り取る創刊12年目の雑誌「TOKYO GRAFFITI」。
若者、ちびっこ、お年寄りから、セクマイ、ギャルなど、登場するのは一般人ばかり。
まさに街にいる人々のいろんなリアルを写真で切り取るドキュメンタリー・メディアです。
URL:http://tokyograffiti.grfft.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/streettokyo/
Twitter:https://twitter.com/tokyo_graffiti
Instagram:https://www.instagram.com/tokyo_graffiti/

他の記事を見る

すべての記事を見る

編集部のおすすめ