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「楽しいからに決まってんじゃん」スケボー界のレジェンド・Aki Akiyamaのはちゃめちゃ人生

2017/06/15 UPDATE

スケートパークに小型犬を連れてやってきた一見強面のおじさん。若い人々がスケートボードに興じるこの場所では、その存在は異様に映る。しかし、彼の登場に気づいた人々は、みな滑りをやめ、彼の元に握手を求めて集まってくる。Aki Akiyama、60歳。日本初のプロスケートボーダーで、現在、たぶん現役最高齢。サングラスの奥にやさしい瞳を輝かせている彼に、その人生について聞いたら、すごかった。

PROFILE

Aki Akiyama(60)プロスケートボーダー/飲食店店長

  • 出身地:東京都
  • 座右の銘:やるっきゃないっしょ
  • 好きな食べ物:ステーキ
  • 嫌いな食べ物:梅干し
  • 得意技:バックサイドエアー

PHOTO:西田周平PHOTO:西田周平

―スケートボードを始めたきっかけは?

有名になりたいのと女の子にモテたいので18歳のときに始めたみたいなもんだけど、一番はアメリカへ行きたかったからかな。それでスケートボードの世界選手権に出たんですよ。

―いきなり世界選手権?

そうだよ。それまで高1からサーフィンをしててさ、バイト先の洋服屋のめちゃくちゃかっこいい先輩がサーフィンとダンスを教えてくれたんだ。その先輩の紹介で“THE SURF”に通い詰めることになり、社長がアメリカでスケートボードの世界選手権あるぞって教えてくれて、じゃあ俺も行こうと思って。だけどスケートボードの先生は自分ね。誰かに教わるってことはしなかったから。

4月から4ヶ月間練習して、スラロームとフリースタイルに出たんだよね。今でもルーティンを覚えているよ。最後、板持って前宙して、着地して空手ポーズ。「ヤー」ってさ。俺、18歳で夢叶えたんですよ。

PHOTO:西田周平PHOTO:西田周平

―アメリカに対する憧れはなぜ?

中学になったら自分の部屋で「Far East Network」っていう横須賀から聞こえるラジオ聞いてたしさ。『Surfer Magazine』読んでいたし、もっとアメリカ全体のおもしろいところを見たいと思ったんだよね。

でも、本当の最初のきっかけは小さいころ観たアメリカのアニメだね。街頭テレビの時代に家にはいち早くテレビがあってさ、『トムとジェリー』とか『ミッキーマウス』とか観てさ。家は自動車修理工場だったから、当然車も早くからあって、もちろん外車だよ。親父はハーレーも乗ってて革ジャン着てさあ、かっこいいわけ。自分も20歳でハーレー買ったしね。だからずっとアメリカは人より近くにあったね。あと、そのころからずっとロン毛ね。

PHOTO:西田周平PHOTO:西田周平

―なぜ、ロン毛?

ロン毛だと我慢強くなる。髪の毛まとめるのが面倒になっちゃって切っちゃおうかなってなるでしょ?切っちゃうのは簡単なんだけど、ロン毛を維持するには忍耐が必要なんですよ。スケートボードも忍耐しかないからさ。おもしろいから上手くなるんだけど、転んだりして痛いからね。

―スケボーの魅力は?

すぐに楽しいってところじゃない?乗ったらすぐに楽しいじゃん。

―長く続けてこられた理由は?

基本遊びだからだよ。ただ、遊んでいるように思わせないのがプロなわけだけど、楽しまなきゃ何もおもしろいことないからね。

PHOTO:西田周平PHOTO:西田周平

―これまでの経歴は?

カーテン屋とか、鉄骨の溶接とか、自分家の工場とか、タクシー運転手もやったね。それから焼き鳥屋、ヘッドハンティングされてイタリアンレストラン、白金にお店を出したこともあるし、ディズニーランドのダンスクルーのコーチもしたし、歌手デビュー寸前までいったこともあるね。芸能界は頭下げてなきゃいけないからこっちから遠慮したけどさ。あと、サラリーマンになったこともあるよ。営業ね。人間がしりたくて35歳から3年間。

PHOTO:西田周平PHOTO:西田周平

―人間を知るために営業職?

人に受け入れられる方法を知りたくて。自分の店が潰れて、立ち上げたプロスケートボードの協会からは追い出されて、路頭に迷ったわけですよ。そのときに、サラリーマンするのにちょうどいいなあと思って。だってスケートボードがずっとうまくいってたら、それだけの人生になっちゃうでしょ?

営業では、物腰をやわらかくするばっかりじゃなくて、その人を知るために仲良くなるという方法を教わったようなもんで、小さい工具店だったけど一人で15,000万円売り上げを出していたよ。

―なぜ、これほど経験を?

楽しいからに決まってんじゃん。楽しいことをして、それがだめになったら次に楽しむことを探すんだよね。それがいいじゃん。

PHOTO:西田周平PHOTO:西田周平

―人生を楽しむ極意は?

なんでも興味を持つことじゃない?何か自分で見つけてすることは楽しいことでしょう?それと、なんでも遊びをお金に変えようと思うことじゃないかな。

―これからの夢は?

台湾、香港シンガポール、タイ、メキシコ、バリ、アメリカ以外にもいろいろに行って遊んだけど、まだやりたいね!!

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