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ネットでよく見るこの顔。大川竜弥とは誰だ?

2017/07/06 UPDATE

この顔に、心当たりはないだろうか?
大川竜弥、35歳。フリー素材モデル。インターネットの広告や記事でよく使われる、フリー素材の被写体として活躍する彼の姿をインターネットで見ない日はないほど、そのイメージは多くの人の知るところだが、一方で彼の素性はほとんど知られていない。大川竜弥とは、一体どんな人物なんだろうか…?
本人に話を聞いた。

PROFILE

大川竜弥(35)フリー素材モデル

  • 出身地:神奈川県
  • 好きな食べ物:タンパク質
  • 嫌いな食べ物:ピーナッツ豆腐
  • 得意技:インクラインダンベルカール
  • 座右の銘:お仕事ください

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

Interview

―そもそもフリー素材モデルとは何ですか?

ブログやネット広告で、利用規約さえ守ればタダで使用できるイメージカットのモデルですね。

―するとギャラもタダですか…?

基本的にはそうです。ただ、フリー素材モデルでも、企業とコラボしている場合は出演料が出ることもあります。あとは、ライターとして体験取材の仕事を頂いたりすることもあります。でも、日払いのアルバイトをしたり、本当に駆け出しのころは生活がぎりぎりで、消費者金融からお金を借りていました。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―フリー素材モデルになったきっかけは?

30歳のときに事故で結構酷い怪我をして、それまでの仕事を辞めなきゃいけなくなったこと。そのときは、腰が痛くて起き上がれないほど辛い日が続きました。少しは生活する分の貯金はありましたけど、このままだとやばいなーと思って、それでできることを考えたときに、たまたまフリー素材のモデルを知ったんです。

ファッションモデルのように顔やスタイルがいい必要はなくて、むしろ僕みたいに特徴のない顔の方が求められますから、自分にできるんじゃないかと思いました。何か自分に得意なものがあればそれを仕事にしていたと思いますけど、そういうものは特にないし、これをしたいと思ったらすぐに環境を変えてしまうので、このときも迷いはなかったです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―他にも環境を変えたことがあるんですか?

たくさんあります。専門学校を家庭の事情で中退した後はユニクロで4年ほど働いていたんですが、「これからはITの時代だ」と考えて退社。IT企業にプログラマーとして勤めるんですね。ただ、実はそれまでパソコンすら持っていなくて、面接を受ける一週間前に買ったんです。タイピングは一本指で打ち込むレベル。でも面接までに勉強して自分のサイトを作り、一通りのことはできますと豪語して入社したんです。その後はライブハウスの店長をしたり、ザ・グレート・サスケさんの付き人をしたり、クラウドファンディングサイトのCAMPFIREで有名な家入一真さんのもとでアシスタントをしたり、派遣社員として電気店で働いたりしました。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―環境を変えることに不安はないですか?

ないですね。単純に後悔したいくないんですよ。時間を巻き戻せるわけではないし、若いのも一時ですから。ただ、無謀にやればいいというのではなくて、人に迷惑をかけない程度ということはあると思いますけど。

―人生に於ける後悔はありますか?

それもないですね。モデルになった初めの頃の写真を見ると、詰めが甘いなぁと思うことはありますけど。

基本的に自分に興味がないんですよね。だから、いろいろと挑戦できるのかもしれません。
特にフリー素材モデルは、自分に興味があって自己主張してしまうと、目立ちたい気持ちが素材から見えてきて、結果としてイメージ写真として使いづらくなってしまいます。自分に興味がないからこそ、イメージ写真になれるんだと思います。そういう意味で天職ですよね。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―小さいころの夢は?

小学校の文集に「肉体労働者」と書いていたのを覚えていますね。兄はすごく勉強ができる人で、それに比べて僕はできなかったんです。だから早い段階で勉強ではなくて体一つでできる仕事を目指すようになっていました。ある意味、今はその夢が叶った形ですね。

―これまでの人生で一番辛かったことと幸せだったことは?

一番辛かったのは、やはり交通事故に遭ったときですね。基本的にポジティブで悪く考えることはないんですが、このときばかりは精神的に辛かったです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

でも、同じ時期に幸せな瞬間もあったんです。小学生のころから好きだったギタリストのCharさんのライブが、恵比寿であったんですよ。その日はもともと仕事で行けなかったんですけど、事故で仕事がなくなったので予定は空いている。体は大変な状態でしたけど、せっかくだから行ったんです。そうしたら、ライブハウス時代の繋がりで、たまたま楽屋に挨拶に入ることができたんです。

ただ、Charさんまで関係者がずらっと並んでいて、遠くから眺めるだけかなと思っていたんです。でも、Charさんは「君、名前なんていうの?」って聞いてくれて。名前を答えると「大川君か。頑張ってね」って言ってくれて、一対一で話すことができたんです。そしてCharさんは自分の分と僕の分のビールを持ってきてくれて、2人で乾杯。それが最高に嬉しくて、頑張ればいいことあるかもしれないと思って、これまで頑張ってこれたんだと思います。

―将来の夢は?

フリー素材として海外でも取り上げられるようになることと、そしてやはり、どん底まで落ち込んでいたところを勇気づけてくれたCharさんとお仕事をすることです。

TOKYO GRAFFITI

街で見かける「普通の人」の「普通の日常」を写真で切り取る創刊12年目の雑誌「TOKYO GRAFFITI」。
若者、ちびっこ、お年寄りから、セクマイ、ギャルなど、登場するのは一般人ばかり。
まさに街にいる人々のいろんなリアルを写真で切り取るドキュメンタリー・メディアです。
URL:http://tokyograffiti.grfft.jp/
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