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水遊びが地球温暖化を救う 世の中もうるおす 打ち水やろうぜ!

今年の夏も暑そうだぁ

今年の夏も暑そうだぁ

例年、最高気温を記録する地域がニュースに取り上げられたのはいわずもがな。
都心で働く人のなかには、コンクリートやアスファルトの照り返しによる気温上昇にギブアップし、
「うるおさないとやってられない!」と日暮れ早々ビアガーデンに駆け込んだ御仁も多かったのではないだろうか。
そんなヒートアイランド現象が問題視されるなか、
「打ち水」という日本古来の文化を支持する人が着々と増えているとか・・・

一

打ち水で都市の気温が2℃下がる!?
最初は半信半疑。やってみたら、その爽快さに大反響。

打ち水の様子 打ち水は、もともと日本の風習としてあったもの。江戸時代には、夏の暑さをしのぐ庶民の知恵として、庭先や道路に打ち水をして涼をとるのが流行ったそうだ。
再び脚光を浴びたのは2003年のことで、この年の夏も記録に残る猛暑だった。
国土交通省・東京都らが後援に入り、「決められた時間に、みんなでいっせいに打ち水をして、その効果を検証しよう」という、壮大な社会実験として行われたのだ。
もともと学者たちの検証で、東京23区内の散水可能なエリア(265平方キロメートル)に散水を行うことで、最大2〜2.5℃程度正午の気温が低下するという予測があり、それをみんなで試してみようというものだった。
実際行ってみると、その爽快感やみんなで行う面白さなど、若者層を中心にネットで反響をよび、生活習慣として行っていた層にも支持され、以来「打ち水大作戦」として毎年推定600万人以上が参加している。その反響は全国区に広がっている。

二

地球・環境にやさしい涼をとる知恵。
だからこそ知っておきたい、打ち水のお作法。

打ち水を行うには、まず水を無駄にしないこと。水をまくのに無駄にしないってどういうことだろうか。そこには、お風呂の残り水や雨水など、水の二次利用を考えてほしいというメッセージが込められている。打ち水で気温が下がるのは、気化熱といって、まかれた水が気体になるときに周囲から熱を吸収することが理由だ。蒸発し大気となって、また雨を降らし大地を潤してくれる。そうやって、循環する水について、しっかり考えるきっかけになってほしいということらしい。
なので基本的に水道水は使わない。暮らしの中から、水の自然な循環に戻すべき水を選んでほしい。

其の一

水と容器を用意する

お風呂の残り水や雨水を貯めておく。
容器はバケツでも洗面器でも、
使い終わったペットボトルでもOK。

打ち水用容器
其の二

外で水をまく

風流にひしゃくを使ったり、手でバシャバシャまくのも涼しくていい。路面だけでなく「壁打ち」も効果的だとか。
風通しのいい場所、朝夕の時間帯、できる限り広範囲にまこう。
道路での打ち水は車や自転車、歩行者にも注意して安全に行うこと。

打ち水イラスト
其の三

涼しい風を感じよう

涼しい風を感じたか確認。
気持ちいい、と感じたら毎日つづけよう。
浴衣を着たり、風鈴の音色もあると
なお涼しげでよし。

風鈴 浴衣

最近では、町内会や地域のイベントとして、またマンション・集合住宅に住む人々のミュニケーションにも打ち水が役立っている。何もなければご近所のことを知らないまま過ごすこともある。でも、打ち水イベントをやることで、お互いにこどもの成長を見守ったり、家族同士知り合うことで助け合い・防犯につながったり、「ふれあい」による効果が見直されている。

お年寄りの施設で毎年打ち水イベントを行っているそうで、ふだんは施設内で過ごしているおじいさんが表に出て、遊びに来たこどもたちとふれあうことを楽しみにしているという話を聞いた。運動することが苦手なおじいさんでも、ひしゃくを持ってパシャッとやる打ち水は気軽に参加できていいのだそうだ。しかも、涼しくて気持ちいい。そのおじいさんは、その次のイベントも心待ちにしているという。

そんなたくさんの笑顔まで振りまいてくれる打ち水。まだ参加したことのないという方は、来年の夏こそ、参加してみてはどうだろうか。きっと新しい発見があるはずだ。

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<取材協力・写真提供>
打ち水大作戦本部事務局(特定非営利活動法人 日本水フォーラム)

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