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自由を謳歌するアメリカ人、ヴィンセント。彼には「悪魔」扱いされた過去があった

2017/08/24 UPDATE

この男、何者だ?平日は英語教師。週末になればスタントマン。Youtuberであり小説家。お手製の服を着て仮面ライダーの変身ポーズをとる男の名はヴィンセント。興味の向くままに自由に生きる彼に話を聞いたら、悪魔扱いを受けた過去が深く関わっていた。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

PROFILE

ヴィンセント・プリチャード(29)英語教師

  • 出身:アメリカ・カリフォルニア州
  • 座右の銘:自由が一番
  • 好きな食べ物:カレーライス
  • 嫌いな食べ物:ゴーヤ
  • 得意技:サーカス(曲芸)

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

Interview

―ヴィンセントさんは普段何をしているの?

中学と高校で英語の教師をしているんですけど、Youtuberでもあります。ゲームをプレイしているところを撮影して、その後にゲームに対する質問に答えたりしています。チャンネル登録者数は3500人くらい。子どものころからゲームが好きで、「スーパーマリオ64」を貰ってからこの世界に堕ちました。

後はスタントマン。昔から中国武術を習っていて、パルクールやサーカスなどを勉強しました。日本に来たら、それでたまたま仕事ができるようになった感じです。

小説家としては、ジャンルでいうとホラーや探偵系。何を書いたかは秘密です。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―来日はいつ?

私は、今3回目の日本なんです。1回目は大学のときに1年間の留学。大学を卒業したら3年半くらい英語教師として日本にいました。教師の契約が切れて一旦アメリカに帰りましたが、また戻って来ました。

―日本に来ようと思ったきっかけは?

小さいころに囲碁にハマって、それで調べたら日本が世界的に有名だったので日本に興味を持ちました。それとアニメです。『犬夜叉』を観て、「これも日本か!すごい!」ってなって、そこからアニメの世界に入っていきました。後は空手とか柔道とかの武術ですね。日本にはおもしろい文化がアメリカに比べると何十倍もありますよ。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―初めて日本に来たときの印象は?

アニメの世界そのままだと思っていたら、全然そんなことなかった。日本人はみんなオタクだと思っていたけど、日本人も普通なんだって思いました。

―どんな日本を想像していた?

例えば、朝起きてパンをくわえて学校に走って行くとかですね。日本で実際によくあるシーンだからアニメに出てくると思っていたけど、そうじゃなかったです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―来日したからこそ出来たことは?

他の宗教に関して、昔より知りたいと思うようになりました。小さいころはキリスト教しかなくて、他の宗教を勉強するきっかけがなかったから。でも、日本に来たら自由になって、他の宗教に関して勉強できるようになったし、自分の視野がとても広がった。地元から離れて自分を客観視できるようになって、いいことも悪いことも見えるようになりました。

―「小さいころはキリスト教だけ」とは?

小学校、中学校、高校と、両親から言われて神学校に通っていたの。でも、教会とか神様とかそういうのに興味がなくて、すごく辛かったんです。だから友だちも少なかったし、ずっと一人でした。でも、私みたいな無神教の子どもが6人くらい集まって、グループができたんです。ブラックグループって呼ばれたけどね。悪魔って扱いだから黒なの。そのときからもっと自由に自分らしく生きたいって思ったの。だから、一つのことに縛られないで、興味を持ったものを私の人生に足していくのが私の生き方になったと思います。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―人生で一番幸せだった瞬間は?

バク転を決めたときですね。それは、相手選手と技を競うパルクールのトーナメントのとき。相手はバク宙を決めていて、勝つためにはバク転しかないと思ってやったんです。そしたら完璧にできた。やってみないとわからないということを実践できた瞬間です。

―一番辛かった瞬間は?

お父さんが亡くなったときです。両親はカリフォルニアにいて、私はフロリダのディズニーワールドで働いていました。お父さんが癌で入院して、すぐに私は戻ったんですが、3日後に亡くなりました。私も辛かったけど、お母さんの方がきっと辛くて、お母さんのサポートを考えるととても辛かったです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―これからの夢は?

一番でかい夢は、シルク・ドゥ・ソレイユの団員になること。何度も落ちているけど、今もずっと修行しています。それができなかったら、世界をより居心地のいい場所にしたい。私が生まれたときよりも、死ぬときの方がいい世界になっていてほしいです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

TOKYO GRAFFITI

街で見かける「普通の人」の「普通の日常」を写真で切り取る創刊12年目の雑誌「TOKYO GRAFFITI」。
若者、ちびっこ、お年寄りから、セクマイ、ギャルなど、登場するのは一般人ばかり。
まさに街にいる人々のいろんなリアルを写真で切り取るドキュメンタリー・メディアです。
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