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初めて意志を通したのが「ギャル」。ぇりもっこりはなぜガングロギャルになったのか?

2017/09/28 UPDATE

渋谷を代表するギャル、ぇりもっこり。今も栃木県の地元から渋谷に通う彼女は、渋谷にあるガングロカフェの店長でもある。ギャルはもはや絶滅危惧種と呼ばれるこの時代に、彼女はなぜギャルになり、そしてギャルでい続けているのだろうか?

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

PROFILE

ぇりもっこり(24)ガングロカフェ店長

  • 出身:栃木県
  • 好きな食べ物:薬味(ネギ、わさび、生姜)
  • 嫌いな食べ物:きゅうり、コーン
  • 座右の銘:死ぬこと以外かすり傷
  • 得意技:そろばん

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

Interview

―ガングロカフェでは何をしているんですか?

ギャルが接客するお店なんですけど、飲み物だったり食べ物だけじゃなくて、ギャルメイクパックっていうのがあって、それでギャルメイクをしてあげて、一緒にプリクラを撮ったりしてますね。

あとは何だろう。店長なんで、メンバーの相談に毎日のっていますね。ギャルって結構メンタル弱いんで、LINEだったり電話だったり、常に誰かしらの話を聞いています。

―どんな相談ですか?

おはようって言ったけど相手に聞こえてなくてシカトされたみたいになってどうしようとか、そんなんばっかり。あとは店長から連絡がこないんで私辞めますみたいな、みんなメンタルが豆腐。ギャルっていう仮面被ってるだけで、みんな普通の女の子たちなんですよ。

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

―ギャルという仮面?

そう。ギャルって、メンタルが弱いからこそメイクで仮面を被るっていうか、それで違う自分を演じるってところがあると思うんですよ。私はどちらかというと図太いんで、何も全然気にしないんですけど、化粧とかで威嚇じゃないけど強く見せているところはあると思いますね。

―ぇりもっこりさんのメンタルは強い?

私はすごいポジティブ人間なんで、マイナスなことをしていたらマイナスなことしか起きないし、そういうことを発言するのが嫌なんですよ。弱音を吐いて弱いなと思われたくないし、あまり人に頼って生きたくない。だから、私ほど図太い人はいないですよ。

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

―なぜそんなに図太い?

人に頼っても、結局みんな自分が一番かわいいから助けてくれない、っていう悟り?たぶん14歳くらいで悟りましたね。なんか人に頼るより自分でした方が効率がいいなって思うし、私、人に弱みを握られたくないんですよね。

―14歳のとき何があったんですか?

何があったんですかね?何も覚えていないんですけど…。

でも、それまではめっちゃ恋愛体質だったし、人に相談しまくりでしたね。どうしよう?とかもう辞めたいとか、そういう弱音を吐いていました。でも、言うだけ無駄だなと感じたんだと思います。

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

―ギャルになったきっかけは?

自分が中学1年か2年のときに、テレビで藤木直人さんが出てる『ギャルサー』っていう番組が放送されていたんですね。それで、周りを気にせずいるギャルの生き方とか「ミーツ」って言ってみんなで週一で集まって、パラパラをしたりする一体感だとか、みんなで何かを為し遂げる感じとか、めっちゃギャルってかっこいいなって思って。それまで全然興味なかったんですけど、ギャルって普通の子に比べて自分の意志とか考えがあるなあって思ったんですよ。で、こうなりたいなって。

あと、地元が栃木なんで、女の子がヤンキーみたいな人しかいなくて。でも私の二つ上に何人かギャルの人がいて、その中の一人がめっちゃどストライクでかわいかったんです。中学生で日サロ通ってるし、週末地元のデパートで会うとギャルメイクしてて、髪の毛もめっちゃ盛々で、かわいいって思って。周りにいたヤンキーは、スウェットにハローキティのサンダルとかで、ギャルを見たときに「ビビった、めっちゃかわいい」って、私はこれになりたいって思ったのがきっかけですね。

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

―それまではどういう格好をしていたんですか?

小学生のときは、親が若かったし一番上の子だったんで、親の着せ替え人形みたいな感じでした。親が着せたい服を着せられて、パーマで金髪で厚底靴を履かされてって感じ。先輩とか友だちに「え、何あの子?キモ」みたいな感じで見られてましたね。そのころは自分の意志はあったけど親には言えなくて、親の思い通りに生きていた。だから、初めて自分で「こうなりたい」って意志を通したのがギャルですね。

―本格的にギャルになったのは?

高校中退してからですね。地元の男友だちが渋谷のギャルサーに入っていて、お前ギャルだから入んない?って誘われて、ああ、入る入るみたいな。本当に渋谷に憧れがあって、だから渋谷と聞いたら敏感に……、敏感?敏感に……

―頻繁?

そう、頻繁に渋谷に行くようにしてました。

―それでも地元から東京に出ないのはなぜ?

地元愛が強いからですね。それと、キラキラした渋谷に憧れがあるから。住んだら見たくないところを見てしまうかもしれないのが嫌で。あと、単純にお化けが怖い。

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

―ギャルになってよかったことは?

坂上忍さんとか、有吉弘行さんとか斎藤工さんが私にとって神セブンで。…7人いないか。神スリーで、ギャルってことで会えたことくらいですかね。あとはお酒を飲んでいるときしか幸せ感じないですからね。闇深いですね(笑)。

―ギャルで大変なことは?

私、ジェンダーレス男子がタイプなんですけど、ギャルと合わないんですよね。本気って思われない。その前はおじさんが好みで、でも一緒に歩いていると援助交際だと思われるし。そういうところですかね。諦めましたけど。

―絶滅寸前と言われるギャルを続ける理由は?

特に考えてギャルになっているわけじゃなくて、メイクとか服とか好きなようにしていたらギャルになっているだけなんです。昔のギャル全盛期のときは、流行っていたからギャルになっている人が多かったと思うんですよね。みんなと同じことをしているっていうか。でも、逆に流行っていない今、ギャルをすることに意味や価値があるかなって思っています。誇りもあるし。ギャルが流行っていた時代だったら自分はギャルをしていないし、これからギャルが流行ったらギャルを辞めると思います。

―ギャルはこの先も続ける?

30歳までには卒業したいですね。個人的に私の場合はギャルは若いうちしかできないと思っていて。家が自営業なんでそれを継いで、そこら辺の子みたいになりたいです。その頃にはもう目立つのはいいかなあと思うし。

ガングロカフェ:http://ganguro.jp/
ぇりもっこり:https://twitter.com/mokorieri

PHOTO:江上嘉郁PHOTO:江上嘉郁

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