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ファッションの魅力は性別がないこと。
自力で突き進むデザイナーHIROの猛烈人生

2017/04/20 UPDATE

風が吹き抜けるように、新宿の街を颯爽と歩く人がいた。彼は、HIRO。ファッションディレクターだ。オリジナルなスタイルを持つ彼に、彼の人生について聞いた。

PROFILE

HIRO(25)ファッションディレクター

  • 出身地:新潟県
  • 好きな食べ物:タイ料理
  • 嫌いな食べ物:ミックス野菜
  • 得意技:活力をもらえて無敵になれる新宿
  • 座右の銘:
    かけがえのない人になるためには、常に他人と違うことをしなければならない(ココ・シャネル)

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

Interview

―今日のファッションポイントは何ですか?

シルエットですね。全体的なバランスを想像して、それに洋服を当てはめる。自分、下半身がコンプレックスなんですよ。生まれつき下半身デブなんです。だからワイド目のパンツにして、引き締めるためにベルトを取り入れたりして。

―ファッションとの出会いは何ですか?

小学4年生のときに、NHKで観たファッションショーの番組。あれが衝撃で、そのときにこういう洋服を作りたいって思ったんですよ。それからずっと服づくりに魅せられています。

―ファッションの魅力は何ですか?

性別がないところかな。自分次第で何でもできるっていうか、本当に自由なところ。

―ファッションと出会う前は?

生まれ持ってのゲイ。マジで。友だちは女の子だったし、コンビニの袋は肘にかけていたし。でも、高校デビューしたんです。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―高校デビューですか?

そう。小学6年で兄貴に男は男とつるむのが当たり前だって教えられて、男友だちを作ろうと思ったんだけど、小学校も中学校も同じメンバーだったから無理。だから、ちょっと離れた高校に入学して、男っぽく生まれ変わろうって。

―デビューの結果はどうでした?

高校でみんなと同じ制服、同じ髪型をしていたけど、やっぱりちょっと浮いていたみたい。それでも男友だちはできました。それに、高2のときに彼女もできました。それまで自分は異空間にいると感じていたけど、それで初めて普通の空間に入れたと思った。みんなこうして暮らしてるんだーみたいな。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―初恋はいつですか?

それも高2のとき、野球部の男の子。彼女がいたし、男に恋愛しちゃいけないって思ってたけど彼を好きになって、それから8年間片思いしてたの。でも去年終わったけど。

—何があったんですか?

告白しようと思って「言いたいことがある」って彼に言ったら、「俺も言いたいことがある」って言われて、そしたら「結婚するんだ」って。チーンみたいな。しかも子どもができたって。それでピリオド。

―理想の恋人はどんな人ですか?

見た目は短髪で体格が良くて、中身は男らしい年上の人。これは間違いない。人種は問わない。自分と真反対の人がいいのかな。普通に堂々と手を繋いだりしてデートしたいな。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―ファッションディレクターにはどのようにしてなったんですか?

まず、高校を卒業して服飾の専門学校に入ろうと東京に出てくるが、直前で学費が高額で入ることができず、3日間家にこもって大泣きし、アルバイトでアパレル会社を受けるが全滅し、飲食店で家計をつなぐ。

20歳でやっと販売員になり、21歳で陳列やマネキンのコーデなどを構成するVMD(ビジュアルマーチャンダイザー)という役職に就くが、人生このままでいいのかと思い、衝動的に仕事を辞めて22歳のときに日本を出てみたいとタイに行く。

タイから帰ってきて服飾の事務所に入ってデザインを担当できるかと思ったら、営業になり一カ月で辞める。で、アパレルの販売員になる。

25歳を目前にして24歳でこのままアパレル販売員でいいのかと思い、そこも辞めて今の会社にバイヤーとして入社する。そして今年からディレクターになって服を作るようになる。

衝動的に何でも決断しちゃう人生なの。

PHOTO:川村将貴PHOTO:川村将貴

―人生で決断をするときに不安はないですか?

自分の中で常に「なんとかなる」っていうのがあって、専門学校にいけないことが確定したときも、洋服の作り方を特集している雑誌を見て「なんとかなんじゃね?」って思ったし。貧乏な家だったけど、ママが「なんとかなる」っていつも言うんですよね。だからかな。

―将来の夢は何ですか?

目の前の夢は30歳までにLAに行って自分のアトリエを持つこと。でも、最終的には小学生のときに魅せられたファションショーの舞台に自分の服を出すことですね。

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