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はるの珍人図鑑 その10 「メンタルクリニックの先生のお話」

2019/01/23 UPDATE

独特の人間観察力とユーモアあふれるツイートで大人気の「は * る」さん。そんなはるさんがこれまでに関わり合った珍しい人たちについて語るコラム「珍人図鑑」、第十回目をお届けします。
今回はメンタルクリニックの先生のお話。はるさんは以前、精神的に弱っていた際にメンタルクリニックにお世話になったことがあり、現在でも定期的に見てもらっているそうです。このメンタルクリニックの先生のお話はTwitterでも定期的にツイートしており、なかなかの反響があるとのこと。今回はそのメンタルクリニックの先生のお話です。人付き合いの基本とも言うべきことが書かれていますので、ぜひ皆さん読んでみてください。

私、メンタルクリニックに通ってます

こんにちは。はるです。まだまだ寒いですねえ。

Twitter経由で私の記事をご覧になっている方々はご存知かと思いますが、私は以前、メンタルが弱っていた頃に心の病院の先生にお世話になっていて、回復した今でも定期的に先生のところに通っています。
そこの先生が話してくれたことを、時々ツイートしているんですが、その中には万単位でリツイートされたものもいくつかあります。

そこで今回は「たまにはためになる良いことも書いてみたい」という欲望のままに、その中から特に反響のあったツイートについてまとめてみたいと思います。

とはいえかなりの他力本願です。せめて記事を書くにあたって許可を取っておこうと思って、バズったツイートをプリントアウトしたものを先生本人に見せて、「この中からどれか記事書けそうなやつ選んで!話を広げて!先生論文とか書くでしょ!似たような感じで!お願いします!」と無茶振りしてみました。

最初「…急ですね」みたいな渋い顔をしていたのですが、目を通した後、その中の一つのツイートに目を留めてくれました。

付き合いづらい人ってどんな人?


これは2年ほど前のものです。
当時ココロの具合があまり安定しておらず人付き合いが苦手だった私。「コイツめんどくさい奴だな」と思われないために、どんな心がけをしたらいいか?という悩みを相談して、それに対する先生の答えがこうでした。

人の気持ちをわかろうとする人が付き合いづらい?一瞬戸惑う話ですよね。周りの人のことを理解しようと頑張る姿勢のいったいどこが悪いのかと思いませんか?

このツイートの内容について、先生が改めて詳しく解説してくれました。

……

「人の気持ちをわかろう」なんていう、わかる前提の考え方そのものを見直した方がいいのです。
例えば、「人は必ずわかり合える!」「人類は皆一つです!」と主張してくる人っていますよね。そこまで大袈裟ではなくても、「あなたはこういう人だってわかるから!」「人ってみんなそういうところあるよね!」と、枠組みを押し付けてくる人に出会ったことはないですか。そういう人って、大体ちょっとズレていて、押し付けがましくて、息苦しさを覚える場合が多いんです。
それらは認識の押し付けであり、同時に相手の自由を奪ってしまう行為でもあるのです。

人間はその時の状況や環境によって変わる流動的なものです。なのに、「この人はこう」とわかったつもりになって、それで相手と接すると、相手のその後の変化を受け入れられなくなってしまうのです。
どんなに仲良くなろうと、どんなに相性が合おうと、人は人である限り変わっていく性質があるものです。まるでゲームのキャラクター攻略のように一部を切り取って分析を終了してしまうと、見当違いの知った口をきいて嫌な思いをさせたり、孤独感や疎外感を刺激したりする可能性があります。
人の気持ちはわからない。だからこそ、「相手と自分は違う」という認識を元にした上で歩み寄るコミュニケーションが大切です。

……

一方的な愛情を抱くタイプの人について

そして先生は、もう一つのツイートにも着目しました。

以前勤めていたアルバイト先で、勤務初日にいきなり先輩に「タイプです」と告白され、しかも周りにもそのことを言いふらされ、とても困ったことがあります。これはその時「あれはいったい何だったの?」と質問した際のものです。

知らない人に突然好かれるのって「モテ自慢?」とか言われがちですけど、女性にとってはかなり大きな問題ですよね。社交辞令で笑顔を見せただけなのに、すっかりその気で近づいてくる。しかも全くタイプじゃない、どっちかというと苦手な人に。

そんな一方的な愛情に対する先生の解釈はこうでした。

……

知らない相手ほど情報量が少なく、空白の部分が多くなります。そして人は大体、そこを妄想で埋めます。「あの人は美人だから性格が悪いに違いない」なんて決めつけは、よくありがちです。
そして、一方的な愛情を寄せる人もこれと同じ心理が働きます。「あの人は笑顔が優しそうだ、きっと性格も優しい、自分を受け入れてくれるに違いない」といった風に、妄想でパーフェクトな存在にしてしまい、感情が抑えきれなくなってしまう。

これは先ほどのツイートの解釈にも繋がります。
本来、情報の少なさは、コミュニケーションで埋めるべきです。

知らないことは恐怖につながります。だから私たちは推測で知った気になって、安易なイメージを押し付けがちです。それは楽ですが、そこをグッと我慢する。わからないままにしておく。

どんな人なんだろう?性格は?趣味は?好きなタイプは?付き合ってる人は?そういう情報は実際のコミュニケーションによって埋めていきましょう。そうすると理性的な判断ができます。
そこで相手を見ようとせず「いや、あの人は自分の運命の人だ!」と暴走してしまうと、時として相手に嫌な思いをさせ、ものすごくわかりやすい言葉でストーカーと呼ばれる存在になってしまうんです。一方的に愛情を浴びせてしまいがちな人は、勝手に妄想で人格を形作らないことを心がけると良いです。

逆に、自分が愛情を押し付けられがちな人はどうすればいいかと言うと、相手の期待にあえて応えないことを心がけてください。
人は基本的に、周囲の期待を裏切らないように行動します。恋愛感情を持っていない相手でも、なんとなく魅力的に思われたくて服装や喋り方を合わせてしまうことは誰でもあります。それを意識してスッパリやめる。
そうやって「私はあなたにとって都合のいい人間ではない」という毅然とした態度を見せましょう。

……

別におかしいわけではない

最後に、先生はこう言っていました。

……

この2つは、心の状態が比較的健全な人でもやりがちなこと。だからこそ、これだけ多くの人に反響があったのだと思います。誰でも感じていることなので、もし当てはまったとしても、自分だけが特別おかしいという意識は捨てましょう。そして気軽に周りに相談したり話し合ったりすると、また新しい解決法が見えてくるかもしれませんね。

……

いかがでしたでしょうか。

もし読んでいる皆さんがこのような悩みを抱えてしまった時に、少しでも役に立つことがあれば幸いです。

こんな「君のことなんでもわかってるつもりのハートフルおじさん」には気をつけようね!

投稿者名

は * る

独自のユーモア溢れるセンスで数多くのフォロワーを抱える女性ツイッタラー。
実は神経質で几帳面なA型。「世間話をしていたつもりなのに、いきなりシリアスなカミングアウトをされがち」とのこと。
ちょっとシニカルながらも多くの人が親しみを覚える切り口で、なんとなく思っているけど言葉にできないことを呟くツイートが大人気。

Twitter:https://twitter.com/PlasterStar999

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