忙しい日常を忘れよう!六車奈々流「家族で楽しめるキャンプ」

六車奈々の子育てコラム「あいことばは、まあいっか」 #27

2022.05.19

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今や空前のキャンプブーム!家族でのキャンプはもちろん、ソロキャンプや女子キャンプなど、さまざまなスタイルでキャンプを楽しむ人が増えていますね。

何を隠そう、実は私もキャンパーです。
そこで今回は、六車奈々流「家族で楽しめるキャンプ」をお届けします。

不便を楽しむことこそ、キャンプ!

せっかく「非日常」のキャンプに来たのですから、子どもには日常生活ではできないことをやらせてあげたい!
そこで私が考えたのが、カトラリーのお絵かき。100円ショップで、食器を購入。たくさん描けるように、なるべく白いものを選びます。

「え?食器にお絵描きしていいの?」と、子どもたちは大喜び。夢中で思い思いの絵を描きました。

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子どもたちには、「今日使う食器だよ〜」と伝えてからお絵描きをスタート。

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かわいいお椀の出来上がり!

実はこれ、楽しいだけではなく、学びも含まれているのです。

家なら、水道をひねれば簡単に水が出ます。食器が汚れてもすぐに洗えるため、不自由なく使えますよね。ですが自然の中では、水はとっても貴重。川を汚さないためにも、なるべく洗い物は減らしたいものです。「だったら紙皿や紙コップにしてしまえば?」と思いがちですが、実は「不便」こそ、キャンプを楽しむポイントなのです。

今回のキャンプで子どもたちに与えた食器は、お椀、お皿、コップが一個ずつ。この限られた中で、おいしく焼けたお肉やラーメン、ごはん、ピザなどを食べます。どの食器にどうやって入れれば、いろいろな料理を気持ちよくおいしく食べられるか?食べ残しをしないように食べたい分だけお皿に入れ、キレイに食べ切る。自分なりに考えて「ママ、ここにお肉置いて〜!」と指示してきます。

こうしてキャンプの間、食器を大切に使うことで、「水の貴重さ」や「便利な日常生活のありがたさ」を実感できます。娘も最初はその不便さに驚いていましたが、今では「自分で描いた食器で食べるとおいしいね!」と大切に使っています。こうして不便を楽しむことこそ、キャンプの醍醐味。遊びの中に、大切な学びが含まれています。これは大人も一緒。実は、「限られた食器を大切に使うこと」「不便を楽しむこと」は、私が初めてキャンプをした時に最も感動したことでした。

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自分で絵を描いた器で食べると、格別においしい!

子どもたちに任命!火おこしは、松ぼっくり探しから

今や便利な着火剤が売られていて、苦労なく火おこしができるようになりました。ですが我が家は市販の着火剤を使いません。真っ先にすることは、「松ぼっくり探し」。松ぼっくりには「松ヤニ」という天然の油がたっぷりと含まれているため、着火剤になるのです。松ぼっくりは日本全国にあるので、ちょっと散策すれば季節を問わずあちこちに落ちています。

子どもたちには「火を起こすから、からからに乾いた松ぼっくりを見つけてくれるかな?」と、松ぼっくり係に任命。役割を与えられると、大はりきり!嬉々として「これ、どうかな?」と松ぼっくりを探します。

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こうして子どもたちと一緒に拾ってきた松ぼっくりで、火おこしスタート!やり方は簡単です。

1. 藁(乾いた草を拾っても良い)→松ぼっくり→細い枝→薄めの薪の順にセット。
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2. 燃えやすい藁に点火。酸素を送り込みながら、火を育てていく。
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3. 薪にも火が移り、焚き火になりました!
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焚き火が出来上がると、松ぼっくり係の子どもたちは大喜び!そしてこれは、大人にとっても最高なのです!
「時間を贅沢に使うこと」もキャンプの魅力。いつもなら仕事や家事育児に追われ、分刻みのスケジュールで過ごす人も多いと思いますが、キャンプではその真逆。一つの作業にたっぷりと時間をかける贅沢を味わえます。

火おこしだけでなく、たとえばコーヒーを飲むときも同じ。豆からガリガリと挽いて、丁寧にドリップして飲みます。

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たっぷりと時間をかけて入れた「山のコーヒー」は最高!メラメラと燃える焚き火や炭の香り、山の新鮮な空気や景色も、さらにおいしさを倍増させてくれます。

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山でおすすめ!「竹ごはん」と「山の棒ラーメン」

実は私、田舎暮らしをしています。夫の実家は、その昔おじいちゃんが植木屋さんをしていたそうで、植木を育てるための山(山といっても一部分ですが)を所有していました。今までは筍を掘る時にしか行かなかったのですが、よく考えたら「ここでキャンプを楽しめるじゃないか!」ということで、自分たちで草を刈り、山を開拓。時間を見つけてはデイキャンプを楽しんでいます。

そんなわけで竹があちこちにあることから、我が家がよく楽しむのが竹ごはん。もし竹が手に入るようなら、ぜひやっていただきたいです。ちなみに今では「竹ごはん用の竹」もネットで販売されているようですよ。

さて、竹ごはんでは、お父さんたちの出番。子どもと一緒に、竹をギコギコ切ります。

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初めての体験に、子どもたちは大喜び!竹は力を入れなくても簡単に切れます。

竹を切ったら横に倒して、節の長い部分を選び、その節より外を切り落とします。

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横倒しになった竹なら、6歳の娘が一人で切れます。

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今回は、二つ分作りました。残った竹は、子どもたちが「基地」を作る材料に(笑)。

お米を入れるために、竹の真ん中をくり抜きます。

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竹の中を水で軽くゆすいだら、昨晩からしっかりと水に浸しておいたお米を入れます。

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竹の大きさにもよりますが、お米は炊けると膨れ上がるので、0.8合くらいがベスト。竹から水分が出るので、水はきもち少なめに。今回は若竹でやったので、さらに少なめにしました。

あとは、焚き火の上に乗せるだけ〜!

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「これぞキャンプ!」といった豪快さ。大好きです。

15分〜20分ほど(竹の水分量によります)でグツグツという音がしなくなったら焚き火から下ろし、10分ほど蒸らします。

ふたを開けると、ふっくらと柔らかな竹ごはんが炊き上がっていますよ!

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竹の香りがして、おかずなんていらないくらいおいしい!!!子どもたちに「キャンプで何が一番おいしかった?」と聞くと、必ずと言っていいほど「竹ごはん!」と返ってきます。

そして、こちらもおすすめ!マルタイ「山の棒ラーメン」。

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竹ごはんとは真逆で、簡単でおいしいのが魅力です。このラーメンは、山を愛する人のために作られた棒ラーメン。まずはこの形状。かさばらない上に、ゴミも最小限で済むエコ包装。しかも登山の疲労を考えて、しじみ約450個分相当のオルニチンはじめ11種類のビタミンを配合しています。そして何よりおいしい!!!!!

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お湯を沸かして麺を茹で、火を止めたらスープ(粉)を入れるだけ。

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山にぴったりの味。ほどよく疲れた体が欲する味なのです!

しじみの出汁がよく効いた醤油味。本当においしくて、みんなが奪い合って食べるほど(笑)。キャンプでぜひ一度は食べてほしいラーメンです。娘はこれが大好きで、家でも熱望。忙しい時にはサッと作れて栄養もあるので、お昼ごはんに最適です。

さぁ!キャンプにピッタリの季節がやってきました!

我が家もデイキャンプでカレンダーが埋まってきました。ぜひ忙しい日常を忘れて、贅沢な時間を過ごしてくださいね〜!

六車奈々

京都府生まれ。1989年にモデルとしてデビュー。

女優、タレントとして活動しながら、2016年に“六車奈々の『食べる美人塾』”をスタートさせ、女性を対象とした美と健康に関する講演活動に取り組んでいる。

2019年には国家資格である保育士を取得。1児の母として自ら育児を楽しみながら、育児の楽しさと知識を伝える活動もスタートさせる。

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撮影:馬場伸子(SIGNO)
ヘアメイク:城所とも美

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