誰かと一緒なら、日々の買い物がレジャーになる!

きじまりゅうたと推しスーパーへGO! #1

2022.09.01

きじまさんは言いました。「最近、改めてスーパーの楽しさに気づいちゃったんですよね。」
散歩をかねていつもと違う隣町のスーパーまで足をのばしてみたら、品揃えが違うし、町の風景も楽しいし、旅に出ているようなおもしろさを発見したのだとか。
誰かの「推しスーパー」に行って、一緒に買い物をしたら、もっと楽しいかも!というわけで、この企画が生まれました。スーパーを案内してもらうお礼は、買った食材で作るきじまさんの即興料理です。さあ、出かけましょう。


スーパーオオゼキ野沢店へ!

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訪ねたのは、東京都世田谷区のスーパーオオゼキ野沢店。ここをよく利用するという、会社員のりえさんと待ち合わせをしました。「オオゼキって、品揃えのユニークさで有名ですね。この店はどんな感じだろう、楽しみだな」ときじまさん。

一緒にお買い物する人:りえさん

会社員。旅行の時は、必ずその土地のスーパーをチェックするくらいのスーパー好き。普段はオオゼキをメインに最寄り駅近くのスーパーを2〜3軒利用。買いたいもの別に使い分けているとか。
きじま

早速ですけど、りえさんの推しポイントはどこですか?

りえ

まず、入り口に野菜がズラーっと並んでいるところ。気持ちがちょっと盛り上がるんです。

交通量も多い大通り沿いの店舗ですが、店前の敷地には、路地の八百屋さんかのように、たくさんの野菜が並んでいます。

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りえ

ポップ(商品の説明書き)も妙におもしろくて。

きじま

ホントだ!トマトも、品種ごとに甘みや酸味の説明が書いてあるから、食べ比べてみたくなりますね。

と、二人でポップを読み込んでいたと思ったら、横にあったピーマンがたくさん入った袋にきじまさんの目が止まりました。両手でないと持ち上げられない大きさ。

きじま

いいねー。こういう大袋、大好きなんですよ!

とうもろこしもおいしそう〜。スイカもいいなあ〜って…、この調子で眺めていては、いつまでたっても店の前。さあさあ、店内に入りましょう! 

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きじま

いつも買う定番はありますか?

りえ

きのこが好きで必ず買います。あとは、納豆に入れるオクラとみょうが。口内炎の時はパプリカを買うと決めています。ビタミンが多いから。

きじま

わはは。

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入り口近辺は、野菜と果物のコーナー。これはどのスーパーも同じような配置ですね。

きじま

スイカもメロンも、値段の安いものから高いものまで、たくさん並んでるねー。

りえ

果物や野菜って、旬が感じられますね。

きじま

葉唐辛子がある!これは、佃煮や漬物にするんですけど、八百屋さんでなくスーパーで売っているのは初めて見たなぁ。

りえ

一人で来ていた時には、まったく目に入っていませんでした!

きじま

お、細いきゅうりもいいなぁ。オレはこういうきゅうりをよく買います。漬物にちょうどいいの。曲がっているきゅうりだって、切れば同じだし。

りえ

買ったことなかったです。私、いつも同じものばかりを買っているんだなあ。

「いろいろ選べると楽しい」青果部門チーフ澤山さんのお話

青果部門チーフの澤山さんに話をうかがいました。仕入れの責任者として、発注の他、月に数回は市場にも行って商品を選んでいます。

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きじま

すごく高いスイカや、葉唐辛子まで置いてあったんですけど、売れるんですか?

澤山さん

けっこう売れますよ(笑)。もちろん、効率よく売り上げを上げるために入れたほうがいい商品もおさえますけど、それより、いろいろな値段のものがあって、種類も多いほうが、お客さんにとって選ぶ楽しさがあると思うんです。あとは、自分の好きなもの、飾りたいと思うものも入れています。

きじま

飾りたいもの!?

澤山さん

この前、バナナの木を市場でみつけて、ぜひ店頭に置きたかったんですけど、先に買われてしまって悔しかったなあ。おもしろい売り場を作りたいんです。パフォーマンスも大事だと思うので。

りえ

わぁ、知らなかった。今度から、もっとじっくり眺めてみます!

スーパーは旬の最前線。ついつい目的のものを買うことを優先させてしまうけれど、山積みのおすすめ品や、食べたことのない野菜に手をのばしてみるのもいいかもしれません。

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次は、鮮魚売り場へ。お客さん達が必ず立ち止まっている一角がありました。近づいてみると、長〜い太刀魚が一尾丸ごと、生きた花咲カニなどがトロ箱に入っています。

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切り身魚のパックも、冷蔵ケースの中に山積み。少し立ち上がるように並べられていて、見やすい!

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きじま

こんな大きな真鯛があるなんて。

りえ

アワビもあります! 買えないけど(笑)。

きじま

こういう一尾魚を見ると「オレが買わなきゃ誰が買う!」って興奮しちゃう。

「鮮魚でびっくりしてもらいたい!」鮮魚部門チーフ嵯峨さんのお話

鮮魚部門チーフの嵯峨さんにも話をうかがいました。売り場作りで意識していることはなんですか?

嵯峨さん

びっくりさせたい、驚いてもらいたいっていうのはありますね。
同じものばかりだと飽きちゃうんですよ、自分でも。それに、魚って、けっこう売り場を華やかに演出ができるんですよ。

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きじま

「魚が華やか」って、どういうことですか?

嵯峨さん

たこや貝など、形がいろいろですよね。白身魚の横に赤身魚を置くとか、並べ方で色の印象も変わります。どーんとした丸魚があれば売り場も映えるし、少し高い魚もあったほうがおもしろいじゃないですか。

きじま

なるほど、並べたときの見た目も大事。そして“おもしろい基準”なのか!だから、売り場に勢いがあるんですね。

嵯峨さん

担当者が元気だと、売り場も元気な感じになるんです。案外、体調が出るものなんですよ。

きじま

おもしろいですねー。

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りえ

私、魚はさばけないからなかなか手が出せなくて。

嵯峨さん

言ってもらえれば、切り身にしたり刺身にしたり。下処理まではやりますよ。

きじま

おぉ。そこをやってもらえたら、気軽に魚の調理ができますね。

りえ

今日は何か買って行こうかな。

当たり前のことですが、“おすすめシール”は部門担当さんが貼っています。まあ、ほとんどの商品についていることもありますが、超おすすめ!など熱量を感じる商品は、味と値段のバランスがいいのかな、と注目してもいいのかも。

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調味料や乾物コーナーなども眺めながら、オオゼキトークがはずみます。りえさんのさらなる推しポイントは、店内放送だとか。

「商品説明や特売の案内なんですが、説明がノリノリで上手だから、ついおすすめを買いたくなっちゃう。7のつく日は安売り日で、その日はMCさんも気合いが入っている気がします(笑)。店内放送がある時間に来られると楽しくなります。」

特売コーナーは日替わりのお楽しみ

段ボールが山積みされているスペースがありました。

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りえ

ここは特売コーナーです。本日限りとか、日替わりでけっこう商品が入れ替わるから、必ずチェックしますね。

きじま

どういうものを買うの?

りえ

缶詰やレトルトなど、好きな商品でストックできるものが安くなっていると買います。ちょっと変わった調味料のコーナーもあったりして、見ているだけでも楽しい。

きじま

なるほど、今日はにんにくをテーマにした商品が集められてる。旅先の「道の駅」に来たようで興奮するよね!

カメラマン

見てください(カメラを片手に参入)!この段ボールの切り方も工夫があります。陳列用にきれいにカットしてある。毎日の並べ替えるのはきっとパズルですねー。

お買い得コーナーでは、他人のカゴも気になります。迷わずカゴに放り込んでいるのを見ると、アレはおいしいのかも?と想像したりして。お買い得値段だからこそ、お試しチャンスなのかもしれません。

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「そろそろ買い物しましょう!」

きじま

さて、ひととおり見たかな。まるで観光だ。そろそろ買い物をしましょう。

スタッフ一同

ようやくですか!

きじま

じゃあ、振り出しに戻って野菜売り場から(笑)。りえさん、欲しいもの、食べてみたいものはありますか?

りえ

きのこをお願いします。いつも、炒めるかしょうゆ味の佃煮っぽくしかできないから、違う調理方法を知りたいです。

きじま

おや、きのこミックスっていうのがあるよ。4種類も入っていて200円。きのこは複数あわせると旨味が倍増するし、これはお得じゃない!?

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りえ

気づきませんでした。食感のいいものが好きで、エリンギばっかり買っちゃってて。買ってみます。

きじま

水なすも出てるね、夏だねえ。

りえ

なすは大好きですけど、水なすって食べたことありません。どんな感じですか?

きじま

水分が多くて、生でもおいしいですよ。

りえ

それも買ってみます!きゅうりはきじまさんがすすめてくれた、細くて曲がっているやつにしてみます。

きじま

よしよし、とりあえず買ってみよう。で、何を作るかは後から考える。こういう買い物の仕方もいいよね〜。

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りえさん、同じ野菜でも、いつもと違う種類を試してみたくなった様子です。鮮魚コーナーでは、「ふだん魚介はあまり買わないけど、おいしそうだから」と、“お買い得品シール”がついていたホタテをチョイス。あとは、ふだん使いの食材やおつかれさま用のビールも購入して、買い物は終了!

きじま

オオゼキの魅力は、スタッフのみなさんが楽しんで売場づくりをしているから生まれるのかもね。

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さあ、家で料理をしましょう!

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買った食材を持ってりえさんのお宅に移動。買ってきた食材を整理しながら「まず方針を決めよう!」ときじまさん。

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「水なすは生で食べるとおいしいから、トマトやきゅうりと一緒にサラダに。りえさんは酸っぱいもの好きという話を聞いたから、きのこは酢をきかせたマリネにします。それとホタテは合う気がする。」

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「今日は、塩とオリーブ油さえあればいけちゃうんじゃないかな?」ときじまさんは調理を始めました。りえさんも興味津々、切り方や味つけのコツを質問します。

きゅうりとトマト、水なすのサラダ

「きゅうりは、ちょっとたたいて細かめに切って、刻んだトマトと一緒に、塩とオリーブオイルをかける。これで少しおいて、野菜の水分を引き出すの。食べる直前に、水なすを加えましょう。」

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ホタテの蒸しきのこマリネがけ

「切ったきのこをフライパンに入れ、きのこの水分だけで蒸して、塩と酢で味つけ。これを冷まして、ホタテにかけます。ホタテにも少し塩をふっておくと、ねっとりしていい食感になりますよ。きのこは、いろいろな種類を混ぜるとおいしいですよ。りえさんの好きな、みょうがものせましょう!」

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余りそうな野菜は浅漬けに

「残りのきゅうりと水なすは漬物にしちゃおうかな。鮮度のいいうちに漬けるとすぐ食べられるし、食材が余らない。ごはんのおともにもつまみもなるでしょう」ときじまさん。ポリ袋の中できゅうりは塩もみに、水なすは塩水漬けにして、ぎゅっとしばって冷蔵庫へ。

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いただきます!

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りえ

サラダはきゅうりやトマトがしんなりしているところがいいですね。水なすもおいしいです!

きじま

マリネとホタテも合うね。我ながら、即興にしてはいいアイデアだ(笑)。マリネがほんのり温かくてもおいしいと思いますよ。

りえ

おいしそうでも、量が多い野菜は買い控えていたんですが、浅漬けにしちゃえばいい、というのはなるほどでした。

きじま

漬物は明日になると、もっとおいしくなりますよ。

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りえ

ふだんから、旅行先でもスーパーに入ってみるのが好きだったんです。誰かと一緒に買い物をすると、より楽しくなりますね。自分では買わないものが目に入るし、話しているうちにチャレンジしたくなります。

きじま

スーパーは日常のものなのに、違うひとの目線が入ると、日常でなくなる。ある種のエンタメといってもいいんじゃないかなぁ。映画を見にいくような感じですね。一緒に体験するおもしろさ。スーパーから家まで帰ってくる間も、あーだこーだと話ができて楽しいですよね。今回はお店の方の話もきけて、よりおもしろかったです。

一緒に歩いたスタッフの間でも、「これはおいしそう」「うちの近所では見たことがない」といった声が続々と。“ルーティンの買い物”から離れる楽しさを実感しました。スーパーに行くことをレジャーにすると、日々の食事と暮らしに刺激が生まれそうです。

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きじまりゅうた

祖母、母ともに料理研究家。「常に誰かが料理している」ことが日常の環境で育つ。大学卒業後、アパレル会社に勤務したのち独立、料理の道へ。現在はMCをつとめるテレビ番組を持つなど、各メディアで人気者。
公式YouTube「きじまごはん」でレシピ動画を公開中。

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取材・文:岡村理恵
撮影:鈴木泰介
協力:オオゼキ野沢店

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