誰かを買い物に連れていくと、地元愛が深まる!

きじまりゅうたと推しスーパーへGO! #2

2022.11.03

きじまさんは言いました。「最近、改めてスーパーの楽しさに気付いちゃったんですよね」。
誰かの「推しスーパー」に行って、一緒に買い物をしたら、もっと楽しいかも!というわけで、この企画が生まれました。スーパーを案内してもらうお礼は、買った食材で作るきじまさんの即興料理です。さあ、出かけましょう。


スーパーアキダイ関町本店へ

今回訪ねたのは、東京都練馬区にあるスーパーアキダイ 関町本店。テレビのニュースやワイドショーを始め、メディアにたくさん登場していることでも有名なスーパー。ピンクの看板が目印です。

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一緒にお買い物する人:
角田聖子さん(姉)・村越優子さん(妹)

会社員の姉妹二人は、練馬区で生まれ育ち、アキダイで20年以上買い物をしているという地元民。互いの家を行き来しながら、アキダイ情報も交換しあう仲だとか。
きじま

初めて来ました、スーパーアキダイ。テレビで見ていたまんまだ(笑)!この店頭はいいですねー。今はちょうど夏の名残と秋のはしりが両方出ているから、野菜の種類に幅があってわくわくするよね。
※取材は9月中旬に行いました。

聖子

なすの種類がたくさん!食べ比べしたくなりますね。夏にはいろんな枝豆が出ていたし、同じ野菜でも種類が多いのは楽しいです。

きじま

それはおもしろそう。

優子

あ、栗も出てる。

きじま

まだ新しょうがたくさんある。しかも安い!今年はもうさんざん作ったけど、またガリでも仕込もうかな(笑)。

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店の入口は、テントが張り出したような作り。テントの下に、野菜や果物が並べられていて、外とつながっている市場のようで解放感があります。

取材したのは大きな台風が来た直後で、通常よりもかなり品数が少ないとのことでしたが、陳列棚には勢いがありました。

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きじま

よく買う野菜はなんですか?

聖子

青唐辛子がよく出ているので、それを買います。辛いのが好きなんです。今は一緒にゆずも売ってるから、これで柚子こしょうを作ります。

きじま

お、いいですねー。青唐辛子は、切って酢に漬けて唐辛子酢にするのもいいですよ。

聖子

なるほど!やってみます。「新物」って書いてあると買ってしまいがちですね(笑)。あと、大和いもが好きだから必ず買いますね。

きじま

長いもじゃなく、大和いもなんだ!

聖子

粘りが強いところが好きで、納豆にもよく入れるし、切って素揚げにしたりもします。

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右側を歩いていた優子さんが、こちらに手を振ってきました。

優子

あったあった、「しょうちゃん漬」!おすすめですよ。季節の野菜を漬物にしていて、種類も豊富なのがいいんです。

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きじま

自家製の漬物を売ってるんですね!きゅうり2本入りなんてある。にんじん、大根、かぶ、らっきょう、白菜…。みょうがのぬか漬けもおもしろい。

聖子

なますまである!

きじま

こういうものがあると、うれしいですね。自家製なのにこの値段!

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少し進むと、和洋のハーブ、香り野菜が並ぶ冷蔵庫がありました。

聖子

ここのパセリはつい買っちゃうんですよ。アキダイのパセリは元気があっておいしいから。横のパクチーもよく買います。エシャロットとか、オカヒジキとか、こまごましたちょっとおもしろいものも売っていて、なんか、気がきいているんです。

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魚のコーナーへ

さらに奥に進むと、魚と肉のコーナーになっています。

聖子

魚売り場は前からあったけど、少し前からお寿司コーナーもできたんです。

きじま

お寿司ってのもうれしいですよね。お、ブリの切り身が4切れで399円って安い!

スタッフ含め一同

わー安い安い!しかもおいしそう。

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優子

牛肉は国産のもので、牛すじとか牛テールとか、部位もいろいろあります。最近は輸入肉も増えましたけど、値段のバランスがいいんです。

きじま

見てこれ、おもしろいなあ。牛肉のミンチだけど、荒挽きですよ。あまり見ない形状だ。しかもカレーシチュー用って買いてあるのもおもしろい。

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スタッフ

きじまさん、そういえば買い物カゴを忘れてますよ〜。持ってきましょう。

きじま

いや、まだいいでしょ。1周目は下見でしょう(キッパリ)。

スタッフ

やっぱり、2周はするんですね(笑)。

親しみやすさと買いやすさ。そして活気。

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きじま

このお店、昔から買い物に来ているそうですね。

優子

実家が近所なんです。いつも自転車でそこらへんを走り回っていた父が、「いい店を見つけたぞ」と教えてくれたのがきっかけで、20年以上は通っています。

きじま

お父さんが見つけた店なんだ。いいなあ、そういう話。

聖子

昔はもう少し店が小さかったかな。通路が広いし、導線がよくて買い物しやすいところも気に入ってます。野菜売り場から入ってまっすぐ進んで、ぐるーっと右方向に回ってレジを通って出てくる。で、出てきたところで果物を眺めて、また欲しくなって店に戻る。

きじま

戻っちゃうんだ(笑)。

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たしかに、大きな箱のような店舗です。通路が何レーンもあるわけではなく、大きく分ければ2方向。入口からUの字のように動いていくイメージで、出口がレジという流れです。通路を仕切る棚の高さも目線くらいまでしかないためか、少し背をのばせば、棚の上から店内が見渡せます。

きじま

どれくらいの頻度で買い物に来ますか?

聖子

週に2〜3回は来ています。在宅ワークも増えたから、平日の昼間や夕方に来ることもできるようになって。

優子

私は毎日出勤しているから、ときどき仕事帰りに駆け込む感じです。
そういえば、アキダイは、息子を初めてのおつかいに出したスーパーなんです。

きじま

お〜家族物語!

優子

近所だし、店員さんもやさしいから大丈夫かなと思って。おばあちゃんのおつかいで、レタスとトマト、きのこを買ってきてもらいました。こっちのほうがおいしそう、って自分で選んだみたいです。

きじま

いいですねー。ふだんから家族で買い物をしているから、そういうことがわかるんじゃないかな。なんか昔の商店街みたいだな〜。

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お店で印象的だったのは、会話が多く聞こえること。店員さんはきびきびと動き回っていて、商品の補充を続けていましたが、「このあいだのコレ、甘くておいしかった」と話しかけるご婦人がいると、足を止めて「それはよかったです。こっちもいいですよ」といったやりとりを交わしています。お客さん同士の「あら〜久しぶり」なんて言う声も聞こえて、コミュニケーションが多いお店だと感じました。

下見終了!「さあ買い物です」

きじま

さてさて、一巡りしたから、そろそろ買い物しますか。

スタッフ

お願いします。

きじま

カゴにどんどん入れていきましょう。野菜で気になったものはどれですか?

聖子

青なす。初めて見たので。

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優子

私は、息子の好きないんげんを買いたいです。いつもはごまあえなんですけど、違う料理にしてもらいたい。

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聖子

葉野菜も気になります。けっこう種類が出てるのに、結局小松菜かほうれん草を買っちゃうから。これなんでしょう、「もみ菜」って書いてある。

きじま

僕もわからないなあ。買ってみましょうよ、もみ菜。

優子

ぬか漬けも食べたいです〜。

きじま

新物のれんこんが山積みだったから、買いましょう。あと、僕は肉売り場で見かけた牛の荒挽き肉を買いたいな。

優子

ブリも安かったから買いましょう。それと「アキダイたまご」というのがあるんですよ。パッケージもオリジナルでかわいいの。

きじま

うんうん、これくらいあれば2〜3品はかるく作れそうですよ。

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「安いだけじゃないんです」社長 秋葉さんのお話

外に出ると、テレビでもおなじみ、社長の秋葉弘道さんが野菜の案内や呼び込みをしていました。少しダミ声で、それがまた通りによく響きます。

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きじま

こんにちは。楽しく買い物をしましたー。

社長

ありがとうございます。今日は青果が品薄で残念。いつもはもっとたくさんあるんですよ。

きじま

でも、品揃えは豊富ですよ。いろいろな種類のなすもあったし。

社長

毎日同じものばかり並んでいるのはおもしろくないからね、自分でも。もともと八百屋からスタートしてスーパーになったんですよ。仕入れも自分でやってきて、いろんな市場とのつきあいがあるから揃えられるんです。天気の様子を見たり、産地に問い合わせたりして、状況を判断してるんですよ。

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聖子

「しょうちゃん漬」は誰が作っているんですか?

社長

しょうちゃんは社員さんです。70歳で漬物歴40年。向こうの作業場で作っているんですけど、シフトが早いからもう午前中で上がっちゃったな。

聖子

会いたかったなぁ、いつもおいしく食べているから(笑)。

きじま

漬物を手作りしているって、すごいですね。それも店の近くで!!

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社長

いいものを買って欲しい。ふつうのものでも、安定して買えて、健康にもよくて、質もいいもの。そういうものを買ってもらえたらと思って。

優子

「アキダイたまご」もオリジナルですよね。

社長

この店の30周年記念で、オリジナルのパッケージを作りました。千葉の生産者さんと組んで、ふつうでは買えないような卵を、仕入れ価格より安く入れているんです。

きじま

それはすごい。

社長

うちは、「卵の特売をお客さん集めに使う」というのではなくて、「安いだけではなく、うちにしかないものを安く売る」ということを意識しています。うちだけのものを揃えたいですから。

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お話を聞いていて、アキダイに取材がたくさん入る理由がわかりました。社長さんが「何でも断らない」のもありますが、なにより、今の市場の様子や、野菜の知識をきちんと伝えたいという気持ちがあるからなのです。お店の話以外でも、今日並んでいる野菜のこと、仕入れのことをたくさん話してくれました。

買い物終了!家で料理をしましょう

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優子さんのお宅にお邪魔して、料理を作ることにしました。

買ってきた材料を並べて、何を作るかを考えます。

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きじま

もみ菜は卵と一緒に炒めものがいいな。そこにれんこん加えて食感を変えるとか?ブリは照り焼き風かな。青なすは社長さんによると油を使ったほうがおいしいって話だったから、油をなじませて蒸し焼きがよさそうだな。よし、始めよう。

青なすと牛ミンチのにんにく塩炒め

「青なすは水なすっぽい感じがあるけど、水なすよりは詰まっている感じ。でも重くないね」ときじまさん。「サッと炒めて蒸し焼きにしたら取り出して。荒挽きの牛肉を炒めて、おろしにんにく、塩で味つけして、なすを戻せばできあがり!仕上げに黒こしょうと酢少々でをキリッとさせましょう。」

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優子さんの息子の晴斗くんも学校から帰ってきていて、一緒にキッチンへ。ふだんから、自分でチャーハンを作るほど料理好きなのだとか。

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調理を全員で見学

れんこん炒め 黒酢オリーブ油

新れんこんは厚めの半月切りにして、油を入れたフライパンへ。「ぶりと合わせて照り煮にしようと思ったけど、このまま食べたほうがおいしそうだ」と、途中で路線変更。フライパンの中でこんがり焼いて塩をふり、器に盛って中国黒酢とオリーブオイルをかけました。

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ブリのオイスターソース照り焼き

「まずいんげんを焼きましょう」と長いままフライパンに入れ、その横に、薄く小麦粉をまぶしたぶりを並べました。砂糖、しょうゆを混ぜて「オイスターソースも入れます」。少し煮て、味をからませればできあがり。「甘辛味にしようと思ったけど、ここにオイスターソースがあったから」ときじまさん。

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もみ菜と卵の塩炒め

もみ菜は、大根の間引いた葉の部分のこと。少し塩を入れた溶き卵を半熟に炒めて取り出し、もみ菜を炒めます。そこに卵を戻し入れてさっと混ぜるだけ。「シンプルがいいよね。思っていたよりも火の通りが早い青菜なんだなー」ときじまさん。

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いただきます!

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聖子

なすがおいしい。仕上げの黒こしょうがきいていますね。

きじま

荒挽きの牛肉、けっこう食べ応えがありますねー。

優子

ブリもおいしいです。オイスターソースをこんな風に使うなんて!

きじま

オイスターソースって、魚介とよく合うんですよ。

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晴斗

いんげんおいしい。

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聖子

家族での買い物は、バラバラに散って、自分の買いたい物を持ってくる感じなんです。でも今日は、いつもと違う人の視点がわかって、しかも、声に出して話すというのが新鮮でした。

優子

私はアキダイにさらに愛着がわきました。アキダイを知らない人と一緒に行って、「安いね」「いいものがあるね」と言われると、なんだかうれしいものなんだな〜と思って。

きじま

それは、アキダイが地元に根付いたお店だからですね。町の真ん中にアキダイがある感じなんですよ。

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本日も、楽しいおしゃべりとともに四品できあがり。

「アキダイができてから、町の人の流れが変わった」と聖子さん。社長さんは「地域の人たちに育ててもらったような感じです」と言っていました。町の真ん中のスーパー、いいですね。

撮影後、きじまさんとスタッフは再びアキダイに戻り、それぞれ気になっていたものを購入(笑)。うちの近所のスーパーとはここが違うな、などと考えていたら、帰りがけに近所のスーパーものぞいてみたくなりました。

きじまりゅうた

祖母、母ともに料理研究家。「常に誰かが料理している」ことが日常の環境で育つ。大学卒業後、アパレル会社に勤務したのち独立、料理の道へ。現在はMCをつとめるテレビ番組を持つなど、各メディアで人気者。
公式YouTube「きじまごはん」でレシピ動画を公開中。

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取材・文:岡村理恵
撮影:鈴木泰介
協力:アキダイ関町本店

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