ガス代高く…こっくり煮込む秋

わが家の笑顔おすそわけ #9 「食欲の秋」〜ぼくさんの場合〜

2020.11.19

「一年で一番好きな季節は?」と聞かれたら、ぼくは迷わず「秋」と答えます。花粉症は本当につらいけれど、それでもやっぱり秋が一番好き!

9月までの料理は「暑い台所で、いかに時短調理をするか」に重点を置いてきました。

ボイル鶏なんかが良い例で、塩を馴染ませた鶏肉を密封袋に入れ、沸騰したお湯で5分茹でたら、火を止めて蓋をして保温。お湯が冷めた頃に取り出せば柔らかジューシーな鶏肉の完成です。

ちぎったレタスの上に、カットしたボイル鶏を乗せ、お好みのソース(ごまドレッシングや、ねぎ塩ダレなど)をかければ立派なメインディッシュに!実際、週に一回は食卓に並べていたかと思います。

img_smile_009-e-01.jpg

しかしながら秋は違う!「いくらでも火を使ってやるぞ!」と、加熱調理に対してのモチベーションがすごく高い。しかも、散々サッパリメニューを食べてきたおかげで、こっくり濃厚な煮込み料理を体が求めている!!!

ぼくはかぼちゃが大好きなので、「お手軽な秋煮込み=かぼちゃ煮」なのですが、これはまずおいしいかぼちゃを調達することが重要です。

見分け方は断面!(なので、カットされたかぼちゃの方が、中身を見られるのでハズレを引きにくい。)オレンジ色が出来るだけ濃く、オレンジと皮の境目がはっきりしていて、皮が薄めのものが、「ほっくり甘い」かぼちゃ率が高いように思います。

img_smile_009-e-02.jpg

味付けはオーソドックスな砂糖+醤油も良いですが、素材の味を堪能するなら水とレーズンだけで煮てもおいしいです。

かぼちゃ250gとたっぷりのレーズン70g、かぶるくらいの水を入れたら、落とし蓋をして水分がなくなるまで弱火で煮るだけ。お皿に盛り付けたら、好きなだけバターを乗せ、黒こしょうとひとつまみの塩をかけて完成です。

img_smile_009-e-03.jpg

ふわふわになった甘酸っぱいレーズンと、ホクホクの甘いかぼちゃ、濃厚なバターの塩気を合わせれば、もはやスイーツの域!気を抜くと、バターをおかわりしすぎるのでご注意を。翌日はマヨネーズで和えたり、チーズを乗せて焼いたりと、アレンジもしやすいです。


ガッツリしたものが食べたい時によく作るのは、豚軟骨の味噌煮込み。ネギの青い部分と豚バラ軟骨600g、かぶるくらいの水を入れ、圧力鍋で40分加圧。軟骨がトロットロになったら準備オッケー!煮汁を半分捨て、だし入り赤みそとみりんを同量ずつ(大さじ4程)、甘さを砂糖で調節(小さじ2程)。後はお好みの具材(こんにゃく、ねぎ、人参、ごぼうなど)をドバッと加え、水分が半分になるまで煮たら完成!

img_smile_009-e-04.jpg

思わず「なんだ、ここは居酒屋か?」と言いたくなっちゃうような味噌煮込みができます。もちろん、豚軟骨以外に、牛モツで作ってもおいしいです。

この他にもハンバーグの具材をピーマンに詰めてデミグラスソースで煮込んだり、チーズを入れたロールキャベツをトマト缶で煮込んだりと、定番メニューもガンガン煮込みがちなわが家。おかげで10月からはガス代は急激に上がるのですが、煮込み料理を口いっぱいほおばる満足感には変えられません!(笑)

涼しくなってきたこの季節、皆様も是非、ガス代に怯えつつ心温まる煮込み料理を作ってみてはいかがでしょうか。

ぼく

めちゃ楽ンま〜なレシピを作るイラスト料理研究家。地元の菓子業界で4年半の修業の後、上京して何故かアニメ会社に就職。映画やアニメの背景を描くアニメーターとして勤務。2013年8月からTwitter上で公開したレシピイラストが話題となり、現在フォロワーが25万人を突破。著書となる「ぼくのレシピ」シリーズがベストセラーに。

この記事をシェアする

banner_osusowake.png同じテーマの他の記事も読む