クリスマスの思い出〜ナポリタンは祖母の味〜

わが家の笑顔おすそわけ #10 「クリスマス」〜こたきさえさんの場合〜

LIFE STYLE
2020.12.17

こんにちは、こたきです。
シュトーレンとアドベントカレンダーをつまんでは着々と冬眠の準備を進めている今日この頃です。体重が〜。

ハロウィンが終わり一息ついたと思ったら、世間はもうすっかりクリスマスムードですね!
どこでクリスマスの雰囲気を感じているかというと、スーパーのBGMやずらりと並んだお菓子の詰め合わせやシャンメリー、クリスマスケーキのチラシでなんですけど。
他にも100円ショップのイベントグッズ売り場とか…(あふれる主婦感)。

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年末だ〜と焦る反面、こんな時だけどクリスマスは来るんだなとホッとする気持ちもあります。

でも絵に描いたようなクリスマスを過ごそうとするとけっこう大変ですよね!
プレゼントの用意、ツリーの準備、それなりに「クリスマス感」あるメニューを考えて買い出し&料理などなど…。

子どもの頃はケーキとプレゼントを楽しみにしながらクリスマスを迎えるだけでよかったのに、世の親御さんたちはこんなに大変な思いをしていたのか…と、ようやく気付きました。

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そんなのんきな私のクリスマスの思い出といえば、毎年恒例だった祖母宅でのクリスマスパーティー。

パーティーといってもクリスマスツリーもない母の実家に行ってみんなで夕食を食べるだけでしたが、それがすごく記憶に残っています。

食卓に並ぶのは白いお皿に盛り付けられた祖母お手製の大きなフライドチキン、ナポリタン、せん切りキャベツとトマト、そしてキウイフルーツ。

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亡き祖父が、「毎回ちがうメニューにするのはおばあちゃんが大変だからクリスマスの食事は同じにしたらどうか」と提案したそうで、毎年味も見た目もまるっきり同じ料理でした。

幼い私は生意気にも、「たまには違うものを食べたいなー」なんて思っていたけれど、今にして思うと「クリスマスといえばこれ!」と感じるメニューが、思い出の中にあるなんて幸せなことですよね。

世間ではナポリタンといえばレトロな喫茶店で食べるイメージがありそうですが、私にとっては祖母と過ごすクリスマスの味です。

夕食の後は、祖母の家の隣にあったフルーツパーラーで作ってもらったいちごのケーキを食べて、テレビを見てのんびりして、訪問してくれる教会の人の賛美歌を聴いて(曽祖父がキリスト教だった名残だそう)、お礼に段ボールに入ったみかんを渡したらおひらき、というのがいつものパターンでした。な、懐かしい〜〜〜。

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祖父が言う通り、そういう「おなじみのこと」があるほど、クリスマスの準備は洗練されて楽になるのかもしれない…。

そういえば『アナと雪の女王/家族の思い出』の短編アニメーションではオラフがクリスマスの家族の伝統を見つけるため奮闘するシーンがありましたよね。

日本ではクリスマスに家族の「伝統」を大切にする要素は少ない気がしますが、クリスマスと言えばわが家はこれ!という「定番」があるのはいいものだなあと改めて思いました。

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今年は小さい娘たちに合わせて、こんな感じでクリスマスに向けのんびり過ごしています。

みなさま、よいクリスマスを。

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