「やる気が出ない日」の救世主

わが家の笑顔おすそわけ #15「子どもの料理」〜河内瞬さんの場合〜

2021.05.24

ある日、いつものように家事をしようとした時、それは何の前触れもなくやって来たのです。

「それ」とは、「異様なほどのやる気のなさ」です。

掃除をしようと掃除機の前に行くも手が伸びない、料理をしようとキッチンに行くも包丁に手が伸びない、洗濯物を片付けようと洗濯機の前に行くも洗濯物に手が伸びない。もはや病気なのでは?と思うほどまったくやる気が起きず、どうしようもないのでとりあえずソファーに横になりました。

日々主フ業に勤しむ人なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか?このまったくやる気が湧かないという日。

私も主フ歴はそれなりに長いのですが、ここまでやる気が起きない日というのは今のところこの時だけです。まぁ毎日やる気なんて起きないので、無理無理やる気を出しているのですが…。

そんな時、次女が近づいて来てこう言いました。

「パパ~私、ホットケーキ作ろうか?」

実は次女はホットケーキが大好きでよく一緒に作っていたのですが、いつの間にか一人で作ることができるようになっており、自分が作ると提案してくれたのでした。

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普段私の言うことなんて聞かないことも多い次女ですが(笑)、こういう時に親を助けようとしてくれる優しい一面もあります。そのおかげで私は育児に疲れずに、毎日主フ業に精を出せていると言っても過言ではないかもしれません。

家族のことを思って家事をし、それが伝わり家族から返って来る。そんなことを思う出来事でした。

そして次女はこれ以降、料理をより手伝ってくれるようになりました。これまでも色々と手伝ってくれることは多かったのですが、基本的にお願いして動くことがほとんどでした。

それが今は料理をしていると寄って来て、手伝おうか?と声をかけてくれます。ゲームをしたいだろうに、それでも声をかけてきてくれるのは本当に嬉しいものです。

ともすると主フ業は、その負担が主フ一人に重くのしかかりがちです。なのでこちらから言う前に手伝う姿勢を示してくれると、なんとも救われます。

思えば自分が子どもの頃、こんな風に親に声をかけたことはありませんでした。だからこそ次女の行動が眩しく、より一層日々の家事をがんばる原動力になっています。

そしてそんな次女が作るホットケーキはというと…悔しいですが、私が作るよりふっくらしておいしいのです。

今はもう、私より次女が作った回数の方が多いと思うので、それも当たり前かもしれません。

もちろん、最初からうまく作ることができたわけではありません。丸焦げにして泣いたこともありましたし、生焼けで食べられないこともありました。それでも作り続けたからこそ、今、私よりも上手になったのでしょう。

失敗してもふてくされずに努力する、言うのは簡単ですがやるのは簡単ではありません。特に飽きっぽい子どもにとっては、さらにずっと難しいでしょう。

私も日々の料理で失敗することがいまだにあります。ちょっと味を濃くし過ぎた、煮込みが足りず食材が固い…。毎日のことですからね、失敗ももちろんあります。

そんな時、嫌になって次の日まで引きずることもありましたが、次女を見習って気持ちを切り替えていきたいなと改めて思ったものです。これではどちらが親かわかりませんね(笑)。

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そうそう、手伝いと言えば、最近次女は食材のカットもよく手伝ってくれます。

最初はもちろん形もいびつで、お世辞にもうまいとは言えない腕前でしたが、今では問題ない程度に成長しました。

まだ最初から最後までを一人で作ることはできませんが、この調子なら私より料理がうまくなるのも時間の問題かもしれません。何事も楽しむ人には勝てないのが世の常です(笑)。

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そういえば、次女はレストランの料理人になりたいと言っていた時期もありました。それを言い出してから、より一層料理を手伝うようになったので、本人的には大真面目だったのかもしれません。

もしかしたら遠い未来、自分の子どもが経営する飲食店で料理を堪能することもあるかもしれません。子どもには好きな道に進んで欲しいですが、そうなったら良いなぁと思いながら今日も親子で料理を作りたいと思います。

今は子どもが夢中になることができるゲームも多いですし、YouTubeにも子どもが興味を持つ動画が溢れています。そう考えると、親子で一緒に何かをする機会というのは意外と少ないものです。だから我が家は今後も親子で可能な限り一緒に料理をしたいと思っています。私が風邪等で倒れた時に代わりに料理ができる人数は多いに越したことはないですし、何より子どもと一緒に料理を作るのは楽しいですからね。

そんなわけで我が家は料理時間を親子の時間にしています。ちょうど子ども自身が料理に興味を持っているので、この時間を有効活用しない手はありません。

それに、料理にだいぶ慣れてきた次女は、立派に日々の戦力となってくれています。次女が食材をカットしている間に他の料理の調理を進めるなど、一人でやる時よりも時間が短縮できます。

親子の時間が確保でき、慣れてくれれば自分の料理に費やす時間を減らすことができ、子どもの料理スキルも上がる、そう考えると「親子で料理」は言うことなしです。

親子で料理をしたことがないという方は、ぜひ試してみてはいかがでしょう。楽しいですよ!

河内瞬

サラリーマンを10年経験した後、主夫に転身。主夫になって初めて知った家事育児のことをSNSに投稿している。書籍『主婦をサラリーマンにたとえたら想像以上にヤバくなった件』発売中!

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