初めての卵焼き、懐かしのスクランブルエッグ

わが家の笑顔おすそわけ#15「子どもの料理」〜こたきさえさんの場合〜

LIFE STYLE
2021.05.18

今回のテーマは「子供の料理」とのことで…。

実はこのお題、わが家的にはとってもタイムリー!
というのも、6歳になる長女が先日初めての卵焼き作りデビューしたのです。パチパチ…(ささやかな拍手)

普段夕食の準備などお手伝いをしてもらうことはありますが、火を使う料理を最初から最後までお任せするのは初の試み。

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まず一度お手本を見せて、その後私が付きっきりでサポートしつつチャレンジしたら、とっても上手に出来ました。

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長女もかなり達成感があったようで、にこにこで私や夫にお裾分けしてくれました。

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その後娘はすっかり卵焼き作りにハマり、もう何度お手製の卵焼きを食べたことでしょう…。
味付けに関してもなんとなく雰囲気を掴んだらしく、最近は長女の目分量で調味料を入れているので味見をするのも楽しいです。

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見守っていると、うまく卵を巻けるかどうか以前に火傷をしないかハラハラで…。
当たり前ですが背が低いし腕も短いからコンロからの距離が近いんですよね。

自分だって包丁で指を切ったりお鍋のフチで火傷をしながら料理を覚えていったものの、子どもには料理中にひとつも痛い思いをしてほしくないなあ、なんて思ってしまいます。

(それを言ったら料理に限らず、わが子には口内炎ができたりタンスの角に小指をぶつけたりなんてすることなく人生を歩んでほしいものですが…不可能は承知で。)

それにしても、自分で挑戦させておいて言うのもなんですが、6歳で卵焼きが作れるなんてすごいですよね。うちの子が!とかではなくて、6歳でもやればできるものなんだなって。

というのも、恥ずかしながら私は高校生になるまでほとんど料理をしていませんでした。
そのくせ『ミスター味っ子』や『美味しんぼ』などの料理漫画を読むのは大好きで、お味噌汁も作れないくせに「ファッチューチョン(佛跳牆)」※の味を想像して楽しむような頭でっかちでした。

※『美味しんぼ』に登場する"お坊さんも壁を跳び越える"ほどおいしいとされる高級スープ

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中学生の頃でしょうか、唐突にむくむくと料理欲が湧き、当時調理実習で習ったばかりのスクランブルエッグを自宅で作ってみました。

余計なことをしなきゃいいのに「ただケチャップをかけるなんてつまらない。漫画で勉強しているし自分は料理がうまいはず」なんて思った私は、おろかにも完成したスクランブルエッグにブルーベリージャムをトッピング…。

『ふわふわのスクランブルエッグにブルーベリージャムのフルーティーな甘酸っぱさが加わって美味!斬新な組み合わせ!!』
…みたいな展開になるかと思っていたのですが、結果は撃沈。家族の誰も味見してくれない。

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現実は漫画のようにはいかないんだな、と身をもって体験しました。

そんな私も、高校生になっておこづかい稼ぎがてら実家の夕食作りを担当したことで、それなりに料理が身につきました。

早い段階で「過度なアレンジ料理はNG」な現実に気付いたのはよかったのかもしれないですね。

娘たちにもこのまま料理に親しみながら健やかに大きくなってほしいものです。

いつかチャレンジ精神あふれる創作料理を作ってくれた時には、かつての自分を思い出して、ひるむことなく味見したいと思います。

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