身体ぽかぽか、もっちりかぼちゃ団子のお味噌汁

わが家の笑顔おすそわけ #23「味噌汁」〜甘木サカヱさんの場合〜

2022.01.28

最も自由度の高い日本食は何か?そう問われれば、私は迷いなく「味噌汁!」と答えます。
好みの出汁で、好みの具材を煮て、好みの味噌を溶き入れる。

出汁は、定番の鰹だしでも、煮干しでも昆布でも…地域によってはトビウオのあごだしなんていうのもありますね。

味噌は米味噌、麦味噌、豆味噌などなど…白味噌赤味噌、甘味噌辛味噌、無数の分類があります。

さらに具材。定番のものだけでも数え切れないほどあるのに、トマトやブロッコリー、セロリなど洋風野菜との組み合わせもバッチリです。

しかも複数の出汁を組み合わせたり、合わせ味噌も、それに具材も一つとは限りません。

こうなってくると、出汁×味噌×具材の組み合わせは、ほとんど無限大と言ってもいいのではないでしょうか。

恐るべし、味噌汁の限りない可能性。
その気になれば、1年365日、毎日違う味噌汁を飲むことだってできるはずです。

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とはいえ、人間、そんなに変化ばかりでは疲れてしまうもの。
食卓に登場する機会が多くなるのは、やっぱり定番の大根やもやし。豆腐にわかめ、油揚げあたりでしょうか。我が家では、短く刻んだエノキタケと、賽の目に切った絹ごし豆腐の組み合わせが人気です。

手早くできて、栄養価も高く、毎日飲んでも飽きない…それが味噌汁の素晴らしいところ。
でも、我が家には、ちょっと特別なひと手間をかけた味噌汁があるのです。

それが、かぼちゃ団子のお味噌汁。

もともとかぼちゃ団子は、私の地元である北海道の一般家庭でよく作られている素朴なおやつです。茹でたり蒸したりしたかぼちゃを潰し、片栗粉を混ぜてこねて平べったい団子状にし、フライパンで弱火でじっくり両面を焼くと、表面はカリッと、中はもっちりした香ばしいお団子が出来上がります。

そのかぼちゃ団子を、ちょっと工夫して味噌汁の具にするとどうなるでしょう。

味噌の旨味にかぼちゃの甘味が溶け出し、団子のもっちりとした食感の中に、かぼちゃのホクホクの粒がアクセントの、最高のお味噌汁の出来上がりです。

普段は、煮ても揚げても子ども達にはあまり人気のないかぼちゃですが、このかぼちゃ団子にするとあっという間に売り切れます。

我が家のレシピは以下の通り。団子の材料は二つだけのシンプルなレシピですが、片栗粉の量は、かぼちゃ自体の水分量にも左右されるので、様子を見て加減してください。

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材料

  • かぼちゃ(タネとわたを取り、皮をところどころこそげて、3〜4cm角に切り分ける。)
  • 片栗粉(切り分けたかぼちゃの重さの20〜30%が目安)
  • 好みの味噌、出汁
  • みりん…少々
  • 好みでネギ、七味などの薬味

作り方

1. かぼちゃ全量を厚手の鍋に入れ、ひたひたに水を注いで火にかける。沸騰したら火を弱め、かぼちゃに竹串がすっと通るまで茹でる。

茹ですぎて煮崩れしないように注意!

2. かぼちゃに火が通ったら、目の細かいザルにあげて茹で汁を切る。
3. かぼちゃを鍋に戻し、マッシュする。

ここでは粗く潰す方がおいしくできます。マッシャーがなくても、すりこぎや大きなスプーンでも。我が家ではすりこぎを使って餅つきをするように混ぜています。

4. かぼちゃが大体潰れたら、片栗粉を加えてさらによく混ぜる。

片栗粉の量が少ない(水分が多い)と、かぼちゃ生地がいつまでもベタベタと鍋肌にくっつきます。そんな時は少しずつ片栗粉を追加して調整してください。一つにまとまるまで良くこねて、手や鍋にくっ付きにくくなってきたら生地は完成。粉が多かったかなと思っても、良くこねているうちに粉っぽさがなくなってきます。

出来上がったかぼちゃ生地は、焼いても香ばしくて最高です。私はいつもかぼちゃを一玉全部使って茹でて、焼いて食べるお団子と、お味噌汁に入れる用に分けておきます。

【焼いて食べる場合】
5. 焼き団子にする場合は、生地を手のひら大の平べったい小判型にまとめて、サラダ油を熱したフライパンで、弱火で両面5分ほど、じっくりと火を通します。

成形する時に厚くしすぎると火の通りが遅くなります。中まで火が通らなければパサパサ食感になってしまうので、くれぐれも火加減は弱火でじっくりと。

両面こんがり、中はもっちりに焼けたら出来上がりです。焼き立て熱々を、砂糖と醤油を一対一で合わせた砂糖醤油を付けて食べるのが北海道風です。アレンジとしてバターを乗せても、軽く塩をふってもOK。そのまま何も付けなくても、かぼちゃの素朴な甘味が楽しめます。

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【味噌汁にする場合】
6. かぼちゃ生地を、まな板の上で直径4cm程度の棒状にまとめます。量はお好みで。

すぐに調理しない場合は、棒状にまとめた生地をラップでピッタリと包み、粗熱をとって冷蔵庫へ。冷蔵で2日ほどは保管可能です。

7. 味噌汁を用意します。お好みの出汁と味噌を合わせ(我が家ではかつお出汁と信州白味噌の組み合わせです)、みりん少々を加えて一煮立ちさせます。そこへ、棒状のかぼちゃ団子を厚さ1cmほどにスライスして投入します。

汁の中で団子が半透明になり、ぷかぷかと浮かんでくるようになったら火が通った証拠です。煮すぎると崩れてしまうので気をつけて。

8. 椀によそい、お好みで薬味に刻みネギなどを加えてできあがり。

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気が向いた時にさっと作る、というには少々手間がかかりますが、作り置きもできますし、身体に良い緑黄色野菜のかぼちゃがたっぷり食べられます。

団子に使った片栗粉のおかげで、汁にほのかなとろみがつき、熱々のところをふうふう言いながら啜れば、身体が芯まで温まります。

お子さんにもきっと喜んでもらえること請け合いです。

ぜひ、かぼちゃのおいしさをたっぷり味わってみてください!

甘木サカヱ(よく眠りたまに色々考える主婦)

義父母と同居する二児の母。気力体力ともに常に赤ゲージの、生活力の低い主婦ライター。
絵本好きが高じ、蔵書は約1200冊。
Twitterでは「よく眠りたまに色々考える主婦」の名前でフォロワー約9万3千人(2020年2月現在)。
少しでも家事をラクにこなすため、今日も夢想と試行を繰り返す。

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イラスト:かわべしおん

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