憧れと夢がいっぱい詰まった、アイスクリームボックス

わが家の笑顔おすそわけ#26「テイクアウト」〜甘木サカヱさんの場合〜

2022.04.28

外食もままならず、なんとなく鬱屈とした気持ちを持て余していた頃のこと。

よし、外食が難しいならテイクアウトで、何かパーっと気分が明るくなるようなものを買ってきて食べよう!近場で手に入って、いちばんテンションが上がるテイクアウトの食品はなんだろう?…そう考えたとき、真っ先に私の頭に浮かんだのが、サーティワンアイスクリームのボックスでした。

箱を開けた途端に漏れ出るドライアイスの白い煙。そして現れる、たくさんのカラフルなアイスクリームたち…

こんなに気分をハッピーにしてくれる食べ物って、他にはちょっと思いつきません。

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そもそも、私のアイスクリーム、特にサーティワンへの尋常でない愛着と憧れは、幼い頃にまで遡ります。

私が子ども時代を過ごした昭和50年代から平成初期にかけて、少女向けのイラストに描かれたおしゃれでかわいい女の子は、みんな二段重ねのアイスクリームを持っていたものです。

…いや、みんな、というのはさすがに言い過ぎかもしれませんが。体感的には八割くらいの確率で、ふんわりしたフレアのミニスカートを履き、髪型はポニーテールで、片手にはロリポップキャンディーあるいは二段もしくは三段重ねのアイスクリームを持っている。それが当時の典型的な、最先端のかわいい女の子像だったのです。

しかも、ここが本当に大切なポイントですが、その手に持ったアイスクリームのうち、一個は必ずチョコミント味でした。いや必ずというのは言い過ぎかもしれませんが、とにかくものすごい確率でチョコミント味だったのです。つまり幼い私の脳には、おしゃれな女の子=二段重ねアイス(うち一個はチョコミント味)という図式が強烈に刷り込まれていたのです。

そんなわけで、幼い私はなんとしてもチョコミント味のアイスを食べたい、叶うことならば二段か三段重ねにして食べてみたい、と常々思っていました。

容器はもちろんカップではなくコーンでなければなりません。どんなに不安定だろうと、食べているうちに溶けてきてしまう心配があろうと、夢のアイスクリームはコーンに入っているものなのです。

しかしそこは悲しいかな、北海道の片田舎に生まれ育った私です。バニラやチョコといったごく一般的なアイスクリームを売る店はあっても、イラストに描かれるようなカラフルな、特にチョコミント味のアイスクリームを売っているお店は近所にはありませんでした。
そのうちに幼い私は、どうやら都会にはサーティワンアイスクリームというお店があるらしいということを知ります。そのお店はカラフルでおしゃれで、なんと店名の通り31種類ものアイスクリームが選べるらしいということも。

憧れを募らせた私が、数年越しに、両親に連れられて訪れた大きな街で初めてサーティワンアイスクリームに足を踏み入れたときの感動を、どう書けばうまくお伝えすることができるでしょうか。

母に「お腹を壊すからアイスは一種類にしなさい」「こぼすからコーンじゃなくカップにしなさい」と言われ、当時すでに小学生だったにも関わらず泣いて抵抗し、ゴネまくってようやく夢の二段コーンアイスを手にした、と言えば伝わるでしょうか。

私が初めて手にしたサーティワンの二段アイスは、憧れのチョコミント、そしてそれに一番合うかわいい色合いを子どもながらに熟慮して決めた、レモンシャーベットでした。

味については、実は記憶があいまいです。あまりのおいしさに夢見心地だったのか、それとも食べ慣れないチョコミント味に少々困惑したのか…今となっては定かではありませんが、手の中で輝く二段重ねのアイスクリームは、私の記憶の中で今でも特別な思い出です。

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さて、このサーティーワンアイスクリームをテイクアウトで楽しむことにしたわけですが、テイクアウトのボックスでは、残念ながらコーンで二段三段と重ねることはできません。その代わりに、何種類ものアイスクリームを少しずつ味見できるという、あまりにも魅惑的な利点があります。

我が家は6人家族なので6個入り…いやいや種類が少なすぎるから8個…あら、でもそうすると割り切れないわね〜困ったわ〜と言いながら、迷わず12個入りを購入しました。(なけなしの理性を総動員し、レギュラーサイズではなくスモールサイズにしました)

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まずは期間限定のフレーバーから、
・ハッピーバターアーモンド(バターとナッツ風味フレーバーにアーモンド。ハニー風味リボン)
・ストロベリーロイヤルミルクティー(紅茶とミルクのフレーバーにイチゴ果肉ソース)
・さくら(桜餅風味のフレーバーに桜の葉を使用)
の三種類。

どれも工夫が凝らされていて、それぞれの素材の味が引き立っています。個人的にはストロベリーロイヤルミルクティーが、定番化して欲しいくらいおいしかったです。

さくら味は、思い切って和の風味に振り切っているのが新鮮で、お抹茶と一緒にいただきたくなりました。
(今回、コラムのためと称して、家族が食べるアイスクリームも一口ずつもらって全種類食べました。なんという役得!)

そして定番フレーバーからは九種類。
・ロッキーロード(チョコレート、アーモンド、マシュマロで雪解けのロッキー山脈のでこぼこ道を表現)
・ナッツトゥユー(香ばしくローストしたナッツが五種類も)

この二つ、私はあまり食べたことのなかったフレーバーですが、食べてみると味はもちろん、マシュマロとナッツの食感のおもしろさに唸らされました!どちらも定番人気なのが納得のおいしさです。

・キャラメルリボン(バニラにキャラメルの濃厚なリボン)
これはもう間違いない。間違いなくおいしいです。キャラメルの濃厚な甘さの印象に比べ、後味は意外なほどにさっぱりしています。

・バナナアンドストロベリー(甘いバナナに甘酸っぱいストロベリーの組み合わせ)
・マスクメロン(メロン風味豊かな優しいミルク仕上げのアイスクリーム。なんと無果汁!)
・抹茶(宇治茶の老舗北川半兵衛商店の抹茶だけを使用)

こちらの三種類は、我が家の家族が好きなものをセレクト。
特に抹茶は、甘さやミルク感で誤魔化さず、しっかりとした茶葉の苦味と旨味が感じられ、原料へのこだわりが伝わってくる逸品です。

・ラブポーションサーティワン(ラズベリーとホワイトチョコの魅惑的な味わいにハートを加えて、まさに「恋の媚薬」とのこと)

こちらは以前、期間限定フレーバーで発売された際に食べて驚いたことを覚えています。ラズベリーの果実味とホワイトチョコの甘さ、さらにハート型のチョコにもラズベリーソースを仕込むという手の込みようでありながらバランスの取れた味わい。定番化も納得の傑作です。

・ポッピングシャワー(ポップロックキャンディが弾けるミントとチョコ風味の、人気ナンバーワンフレーバー)

チョコミントが昭和生まれの夢のアイスクリームならば、こちらは平成生まれの夢を詰め込んだアイスクリーム。我が家の子どもたちも、「サーティワンでどれか一つ選ぶならやっぱりポッピングシャワー!」とのことです。カラフルな色合いとおいしさに加え、パチパチキャンディの弾ける食感まで仲間入りするとくれば、これはもはや食べるパーティ。舌の上でお祭り騒ぎです。

・チョコレートミント(爽やかミントと口溶けの良いチョコレートチップ)

最後はやっぱりこれ。大人になって何度サーティワンに行っても、かならず一個はチョコレートミントを選んでしまいます。

刺激が強すぎない爽やかなミント風味に、パキパキとした食感が小気味よいチョコチップ。何度食べてもやっぱり最高においしいです。

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今回改めてサーティワンについて色々と調べてみると、今まで知らなかったたくさんの発見があり、より一層大好きなお店になりました。

これからも期間限定フレーバーは食べ逃せないし、定番フレーバーの魅力も掘り尽くしたい!

私のサーティワンアイスクリームへの愛は、まだまだとどまるところを知りません。

甘木サカヱ(よく眠りたまに色々考える主婦)

義父母と同居する二児の母。気力体力ともに常に赤ゲージの、生活力の低い主婦ライター。
絵本好きが高じ、蔵書は約1200冊。
Twitterでは「よく眠りたまに色々考える主婦」の名前でフォロワー約9万3千人(2020年2月現在)。
少しでも家事をラクにこなすため、今日も夢想と試行を繰り返す。

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イラスト:かわべしおん

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