名店の味を家で食べる

わが家の笑顔おすそわけ#26「テイクアウト」〜ぼくさんの場合〜

LIFE STYLE
2022.04.27

家の近くにとってもおいしい家系ラーメンがあるのですが、毎週土曜日そこに家族で通うのがお決まりになっているほど、わが家はラーメン好き!

特に長男くんはその店のラーメンをこよなく愛しているので、保育園へ通う最中に店の方向を指さしては「きょう、らーめん、たべる~?」「あした、らーめん、たべる~?」と毎朝聞いてきます。

前にも少し書きましたが、発達に少し遅れのある長男くんは偏食がとてもひどく、1~2歳の頃はほぼクリームパン・ミルク・果物で生きていました。

どんなにがんばってごはんを作ってもまったく食べてくれない状況に夫婦で疲れ果て、ある時、ダメ元でラーメン屋に連れて行きました。すると、彼の中の「好きな食べ物」一位にラーメンがランクイン!それからというもの、ラーメンならもりもり食べてくれるようになったのでした。

そういったこともあり、週一でラーメン屋に通っているわが家ですが、もともと夫婦共にラーメン好きで、昔は毎週のように都内のいろんなラーメン屋を食べ歩いていました。

しかし、子どもが生まれてからはそれもかなり困難に…。こどもがまだ1歳と3歳なので、遠出もなかなか難しいし、行けたとしてもおそらく行列に並んで待つことができない。…それでもラーメンが食べたい!!!!ということで最近始めたのがテイクアウトやお取り寄せ。各地の名店の生めんを購入し、家で楽しく食べるようになりました。

みなさんは「油そば」をご存じですか?スープのない、ラーメンによく似た食べ物です。どんぶりの底に入っている醤油ベースのたれと調味油を麺に絡め、お好みでラー油と生卵を乗せていただきます。最近ではすっかりメジャーになり、いろんな店で見かけるようになりました。

油そばは、諸説ありますが昭和30年頃に武蔵野地区から広がっていったといわれています。

なんでも、創業者が本郷の中華料理店で修業した際に出会った「拌麺(ばんめん)」という汁なし肉そばを参考に、油そばが誕生したとか。

わが家は発祥の地と呼ばれている一つである「珍々亭」の油そばが大好きで、昔はよく行列に並んで食べていました。最近そこでテイクアウトもやっていると聞いて、早速購入してみることに。

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いつもは長蛇の列に並んで店内で食べていた油そばですが、お店の人に「生麺のお持ち帰り(テイクアウトメニューに出来上がったものもあるので注意)お願いします!」と一声かけるだけで、並ばずに購入することができてびっくり!

普通盛り(1.5玉)×2人分で1600円。店内と同じ価格です。分厚いチャーシューと、なるとが1枚ずつに、たっぷりのメンマ、たれ、ラー油がついてきます。

冷えて油が白く固まっているたれは、麺を茹でる前に袋ごとぬるま湯に浸けて溶かしておきます。

麺はたっぷりの熱湯で5分茹でるだけ。

どんぶりに、たれ、麺、チャーシュやメンマ、生卵を順にのせ、ラー油を回しかけたら完成です。

本当に難しい作業は一つもなく、10分もあれば出来上がってしまう。

麺をたれと卵に絡めながらすすると、麺の良い香りと共にキレのある醤油が鼻に抜けます。

麺は若干太めで、モチモチ食感!食べ応えとのど越しの、いいとこどりといった感じです。

ラー油は意外と辛く、それが卵黄とマッチしておいしい。お店だと卵は1個100円ですが、家だとお代わりし放題ですからね…き、危険だ!!!(笑)

夫婦ともども、あまりのおいしさに「うまい、うまい」のみしか声を出せず、無我夢中で食べました。

あまりにたれがおいしすぎたので、どんぶりの底に残ったたれに茹でたもやしを追加して、二度楽しみました。

「名店の味を再現!」のようなタイアップ商品はたくさんありますが、珍々亭はまさに”家で気軽に名店の味!”というテイクアウトでした。最近は通信販売をする名店がどんどん増えています。これを機にいろんなお店のラーメンを買ってみて、子どもが生まれる前以上にラーメンライフを楽しみたいと思います。

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