環境が変わってもおいしいひと時を

わが家の笑顔おすそわけ #28「おうち飲み」〜ぼくさんの場合〜

LIFE STYLE
2022.06.06

独身の頃は毎週飲み歩いていたぼくですが、結婚して子どもができてからはそれもぱったりなくなり、大勢の友達をわが家に呼んでおうち飲みすることの方が多くなりました。

またぼくの仕事柄、常にレシピの試作に追われているというのが大きく、おうち飲みのときにレシピ完成後の料理を友達に手伝ってもらって食べたり、感想を聞いて改良するのを繰り返していました。おかげで毎週のように予定が入って、まるで居酒屋のように賑わっていたように思います。

ところが、2020年以降は人が集まれないという事態に。大勢の友達を呼ぶのは難しくなり、かれこれ二年間飲み会が行われていません。

夫婦でのおうち飲みのスタイルもガラリと変わり、いままで試作で十品ぐらい作っていたのが、本当に食べたいものを少量作って食べるように変わってきました。

時間も、18時くらいから始めていたのが、今では子どもたちを寝かしつけてからの23時過ぎに。そうなるとあまり台所で音を立てられないので、簡単にできるレシピが大部分を占めるようになりました。本日はそんなおつまみをいくつかご紹介しようと思います。

ホタルイカや牡蠣のオイル漬け

春はホタルイカ、冬は牡蠣がおすすめです。オリーブオイルと潰しにんにくを二片入れたフライパンに、魚介200gを投入!軽く炒めたら、オイスターソース 大さじ1と醤油 小さじ2を加えて絡めます。水分がなくなってきたら清潔な容器に移し、魚介がひたひたに浸るまでオリーブオイル(太白ごま油でも)を注いで完成!

完成後は冷蔵庫で保存し、一週間ほど寝かせるとものすごくおいしくなります!…といいつつ、常に三日ほどでなくなるのですが(笑)。

そのまま食べてもおいしいですが、オイルごとパスタにしてあげるとうま味たっぷりでお店のような味に仕上がります。ベビーホタテで作るのもおすすめ。ビールはもちろん、ワインにも合う最強のおつまみです。

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好きな種類で!スパイシーナッツ

好きなナッツ(食塩はあってもなくてもOK)100gをフライパンに入れたら一度乾煎り!若干焦げ目がついて香りが出てきたら、塩 ひとつまみ、黒こしょう ふた振り、メープルシロップ 大さじ2を加えて加熱。水分が蒸発して固まってきたら、火を止めてへらや菜箸でガガガ~ッと混ぜます。冷めると同時にメープルが白っぽく結晶化し、ナッツに絡んだ状態になれば完成!

絡んだメープルもナッツもカリカリで歯ごたえ最高!ピリッと辛くて甘じょっぱい、香り良いおつまみナッツの完成です。油も使用していないから体にも良い~!

本気で手が止まらなくなるほどおいしいので、食べたい量だけつくるのがおすすめです。こちらもビールやワインにめちゃくちゃ合います!フライパン一つでできるのもうれしい。

最強の素揚げ「ほくほくにんにく」

にんにくは一片ずつばらして、皮一枚をまとった状態にしておきます。根元の軸部分は切り落とさずに、がっちり皮がくっついている状態でOK!

スキレットなどに油を入れ、気泡が上がってくるくらいに温めたら、にんにくを弱火でじっくり揚げます。揚げている音が細かく小さくなり、箸で持った時に柔らかくなっていたら完成。

皮をはがして塩をふりかけ、アツアツを食べれば、とりこになること間違いなし!

ほっくほくで香りが良く、お酒もぐんぐん進みます。ビールも良いですが、日本酒のアテにもぴったり!アレンジとして、揚げる際にローズマリーを一緒に入れてあげると風味が変わっておいしいです。また、使用した後の油は良いにんにくの風味が移っているので、そのまま野菜の炒め物なんかに使えます。


ワイワイ飲み食いしていた時もものすごく楽しかったですが、真夜中にしっぽりと夫婦で楽しむお酒もまた良く、前よりもお互いの仕事のことを話すようになったし、子どもたちに関する悩み事やうれしかったことを共有するようになりました。

子どもがこれからどんどん大きくなるにつれて、また環境もどんどん変わってくると思いますが、臨機応変に、夫婦の時間を大切にしながらおいしいひと時を設けていきたいと思います。

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