具がきれいに並ぶ鍋、みじん切りが好きになるまな板…お気に入りの調理道具

わが家の笑顔おすそわけ #34「2022年買ってよかったもの」〜ぼくさんの場合〜

LIFE STYLE
2022.12.21

2022年も残すところあとわずか!今年もたくさん料理の仕事に携わることができ、その分だけ調理器具や食器もたくさん増えました。

最近は好きな窯元や作家さんが増え、特に食器を買う楽しさがわかってきたような気がします。いろいろ購入した中で、新しい発見や便利さを感じたものをいくつかご紹介します。

めっきり寒くなり、どんどん鍋料理がおいしくなる季節。鍋って冬にしか使わないので、今まで特にこだわりがなく、とにかく大きくて洗いやすいものを使っていました。ところが、今年は鍋のお仕事がたくさんあって、いろいろ調べているうちに、気が付いたら一つだった鍋が五つに増えていました(笑)。

一口に鍋と言ってもいろんな種類があり、伊賀焼(目が粗く、匂い移りするが、火に強く、荒々しくてかっこいい)、蕃古焼(目が細かく、匂い移りしにくい)、セラミック(汚れが付きにくく落ちやすい、匂い移りしにくい)、ほかにも土鍋ではありませんがテフロン加工が施されている鍋(汚れがすぐ落ちる、とっても軽い)などなど。それぞれに長所や短所があり、見た目にも差があるので、比べるだけでもとっても楽しいです。

特に盲点だったのが鍋の深さ。料理本などに掲載されている鍋だと、具がお行儀よく並んでいてとっても美しいのに、いざ自分で作ってみると具材がぷかぷか浮いてきれいな見た目にならないんですよね…。そんなときは浅型の鍋(たぶんスーパーでは深いものがほとんどだと思うので、通販などでぜひ!)を使用してみてください。今までの苦労は何だったんだ…と思うほど、具がきれいに並びます。ちなみにぼくは四日市に窯元がある「4th market」というお店の「カセロラ」という鍋がかわいくて気に入っています。

img_smile_034-e-01

気に入っている調理道具といえば、もうこれじゃないとイヤ!!というほど、手になじんでいるものがいくつかあります。

計量スプーンは、貝印のキッチン用品ブランド「セレクト100」のお鍋型のものが優秀&スマートでカッコいいです。この計量スプーン、底が丸ではなく平らなので、はかりながら置いておけるところが便利!また、5段階の大きさがあるのでいろんな量を素早くはかることができます。

ゴムベラ(スパチュラ)とマッシャーは無印良品が優秀。弾力性の高いシリコーンのスパチュラは、ボウルのへりについた材料を逃さずきれいにキャッチしてくれるし、材料をなめらかに混ぜ合わせることができます。耐熱温度も高いので、たれが多めの炒め物には最適です。マッシャーは通常の穴が開いている形状ではなく、なみなみの形状になっています。よくつぶせる上に、材料が挟まらないのでとても洗いやすいです!これら三つは遠方のスタジオで撮影する際にも必ず持参しています。

家で急いで調理する時にすごく便利だな…と思ったのは「鳥部製作所」のキッチンスパッター(調理ばさみ)!これ、まるで包丁で切っているかのように食材がスパスパ切れるんです。素晴らしいのは切れ味だけではなく、解体してしっかり洗えるのでとっても衛生的な点、そしてすべてステンレスでできているため、見た目がシンプルでカッコいい点。包丁を使わずにスパッターばかり使ってしまうほどにテンションの上がる道具です。

そして最後にご紹介するのが、まな板。ぼく、実は34年間、ずっとみじん切りが苦手でした。できないわけではないんですけど、カットしているうちにどんどんまな板から具材が落ちてしまい、切り終えたときには破片まみれ。後片付けに時間とストレスがかかっている状態でした。

そんなある日、料理好きの母親から「栗原はるみさんの丸いまな板を買ったら、すごくいい」という話を聞き、半信半疑で購入。結果、カットした具材がまったく落ちなくなりました。丸い形って、長方形のまな板に比べて調理面がかなり広く取れる上に、一辺が長すぎないので狭いスペースにも置きやすい!お値段はちょっと張るのですが、自分はこのおかげでみじん切りが大好きになったので(カット幅も随分細かくなった気がします)一押し商品だったりします。

img_smile_034-e-02

今回ご紹介した調理道具・器具は、ぼくが日ごろから本当に愛用しているものなのですが、これらのおかげで、日々楽しく調理をしています。調理に対して同じ悩みをお持ちの方、ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

この記事をシェアする
アイスム座談会