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「面倒くさい」は「食べたい」で上書き。山崎怜奈さんの自炊マインド

おうちごはんはこれでいい#7

PEOPLE
2026.10.08

アイスムのビデオポッドキャスト番組『おうちごはんはこれでいい』、山崎怜奈さんゲスト回の第3弾を記事でもお届けします。今回は「買い出しや管理、片付けが面倒に感じてしまう」というアイスム読者のお悩みに、山崎さんが回答。時短ワザから、食材に対する独自のマインドまで、暮らしと気持ちが楽になる自炊との付き合い方をお届けします。

お話を伺った人:山崎怜奈さん

1997年5月21日生まれ、東京都出身、慶應義塾大学卒業。2022年に乃木坂46を卒業。ラジオ『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』(TOKYO FM 毎週月〜木13:00~14:55)を担当中。エッセイ『すべては果てしない賭け』(角川春樹事務所)が好評発売中。

 

音声を再生してお楽しみください。


「食べたい」が勝てば、面倒くさいは気にならない

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川島

今回はおうちごはんのお悩みについて伺いたいのですが、山崎さんご自身は、自炊に関するお悩みってありますか?

山崎

ないです。

川島

即答(笑)。

山崎

自分で解決できることについては、あんまり悩まないかもしれないです。「これは面倒くさいな」「あれは嫌だな」っていう負の感情はもちろんあるんですけど、「じゃあどうしたらいいかな?」「やむを得ない、諦めよう!」って、気持ちを切り替えるのが早いのかもしれないですね。

川島

アイスム読者の方からこんなお悩みが届いています。「ごはんを作る前の工程の一つひとつが面倒だと思ってしまいます。作って食べることは楽しいのですが、買い出しや管理、片付けといった部分から、楽しくなるような方法を知りたいです」というメッセージです。

山崎

私は「食べたい」が勝っちゃうんですよね。「これを作って食べたい!」という気持ちが強いので、「じゃあ、面倒もしょうがない」と言って動く感じです。あとは、結構“ながら作業”をするので、「このポッドキャストが1時間あるから、聴きながら動こう」とか、自分にまず飴を与えますね。さらに時短アイテムに詳しくなると、面倒くささを少しでも和らげられるんじゃないかなと思います。

川島

具体的には、どんなアイテムを使われるんですか?

山崎

みじん切りをするときはぶんぶんチョッパーが必須です。まな板と包丁を出すと場所も取るし洗うものも大きくなるので、いけるものは全部キッチンバサミで済ませます。お肉を何等分かに切るときも、まな板を出さずにチョキチョキ切りますね。無印良品のキッチンバサミは二つに分解できるので、洗うときも衛生的でおすすめです。

川島

効率的ですね。

山崎

千切りのキャベツやにんじんはスライサーを使いますが、それ以外はやむを得ないときだけまな板を出す感じですね。葉物野菜や豆腐は手でちぎることも多いです。「手でちぎった方が、断面が広くなって味が染みやすい」という説もありますし、スープやソテーにすればクタクタになるので、大きさもざっくりで十分だと思っています。

川島

買い出しから調理までの過程が、工夫でいっぱいなんですね。

山崎

スーパーで買ってきたものを冷蔵庫に一個ずつしまうのも面倒なので、そのまま作り始めることも多いです。スーパーに行った時点で、もう腹をくくっている感じですね。だから、料理している方は本当に偉いと思います。気合いだけでは続かないので、ラジオや音楽を聴きながら、意識をどこか別のところに飛ばしながらやっています。

食材と向き合うマインドは「おいしくしてやろう」

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川島

山崎さんが料理をしていて「おいしそう」と感じる瞬間はどんなときですか?

山崎

私、割と幸福のハードルが低いタイプで、すぐ幸せだなと思えるんです。スーパーで食材を買ってきて見た瞬間から「おいしそう」って思っています。「このトマトなんて、正直そのまま食べてもおいしいだろうな」と思いながら、「まあしょうがない、焼いてやるか」と思って切って焼いたりするんです。

川島

それは、トマトに対して?

山崎

そうです。「あなたはそのままでも十分ポテンシャルがあるけど、まあ、試しに焼いてやろう」と思って。お魚もスーパーに並んでいる時点でおいしいはずなんですけど、料理酒やみりんを入れて、焼いてあげます。

川島

食材に対してのスタンス、すごく新鮮です。

山崎

まず、買った時点で「よかったね、私に買われて」「いいキッチンに運び込まれてよかったね」って。それで調味料や火や蒸気を使ってさらにおいしくしてあげることで、ポテンシャルがもっと上がると思っているんです。

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山崎

ごはんを作って自分のことも健康にしているし、食材もよりおいしく食べてあげているし、食材の廃棄も出していないし、えらいなと。すごい、地球を救った気になるくらい(笑)。料理をしなくても人は生きていけるのにやっているんだから、スーパーのカートに材料を入れた時点でもう「えらい!」と思うんです。

川島

それだけ食材への愛情を持って接していらっしゃるんですね。作った料理を、他の人が作ったものと比べてしまうこともあるんですが…。

山崎

比べなくていいと思います。おいしさを追求するなら、それこそお店に行った方がいいし、料理を学んできた人が作った方が上手に決まっていますから。家庭料理だって、そのまま食べるよりは絶対においしくなっているし、献立を選んだのも自分だし、食材も自分のお金で買っているし。そう思えたら、自分自身のことも「えらい」と思えるはずです。料理は全部、自分のためだと思っていいんですよ。

食材にも自分自身にも「よかったね」「えらい」の心を忘れない山崎さんの自炊論。続きはポッドキャストでもお楽しみください。

簡単&さっぱり「きゅうりとめかぶ、しらすの酢の物」

『おうちごはんはこれでいい』では、「今日はもう疲れた!」「でもおいしいものを作って食べたい!」そんな方のためのおたすけレシピを案内人(声優・野島健児さん)の声でご紹介します。今回は、さっぱり食べやすい「きゅうりとめかぶ、しらすの酢の物」です。

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材料(作りやすい量)

  • きゅうり…1本
  • 塩…ひとつまみ
  • めかぶ…1パック
  • しらす…20g
  • 酢…小さじ1/2
  • 醤油…少々

作り方

1. きゅうりはできるだけ薄く小口切りにする。
2. ボウルにきゅうりを入れて塩を加えて軽く揉み、10分おく。
3. きゅうりがしんなりしたら水分を手で絞り、他の材料をすべて加えてよく混ぜる。
  • めかぶのねばねばのおかげで、きゅうりとしらすがほどよくまとまり食べやすく仕上がります。
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取材・編集:小沢あや(ピース株式会社)
撮影:武石早代
レシピ:山口祐加