おうち時間に味わいたい!北海道十勝のお取り寄せギフト

こどもと行ける、旅ごはん。 #3 北海道

2020.05.08

旅先でこどもと一緒にいけるおいしいお店を、その土地をよく知る在住の方に紹介してもらう、「こどもと行ける、旅ごはん。」

今回からは、「おうち時間」が続く中、こどもと一緒におうちで楽しめるその土地ならではのお取り寄せを紹介してもらいます。まずは、北海道の十勝編。旅するように、おうちでおいしいものを楽しんでみてくださいね!


手をかけた牧草から生まれる、十勝のおいしいチーズーー半田ファーム

4月の終わりの北海道十勝。足元には、牛の餌になる牧草を育てる採草地が。遠く日高山脈には、融け残る雪がぼんやりと見えます。緑萌える季節がやってくるのは、山脈の雪がすべて融ける頃。やっと訪れた春の喜びを分かち合う。長い冬を越えた北海道民にとって、4月の終わりはそんな季節です。

今年はその喜びを誰かと直接は分かち合うことのできない、少し寂しい春と言えるかもしれません。でも、十勝の大樹町で牧場を営む「半田ファーム」のお母さん、半田芳子さんは笑顔を見せてくれました。

「緑が目に眩しくて、これからが一番いい季節なの」。

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牧場の傍らで、農家カフェを営んでいる芳子さん。この季節になると、おいしいソフトクリームを食べに全国から常連客が訪れるそうです。けれど、今年は様子を見ながらオープンの時期を検討することにしました。影響は、それだけに及びません。

「いつもは春の北海道物産展で忙しくしている季節。予定が入っていた5件とも、全部中止になっちゃった」それでも芳子さんは、「何十年働いてきて、こんな長い休みは初めて。ちょっと一息つく時間なのかなって」と、前向きに笑います。

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1990年代前半から酪農を始めた半田ファーム。北海道のなかでは、いち早く「フリーストルバーン」と呼ばれる放牧酪農の手法を取り入れた牧場です。「牛にとっての環境が何より大切」。そんな思いから、餌や飼育の環境までこだわり抜かれています。

そうして造られた牛乳が、おいしくないわけがありません。そのおいしさを「もっと多くの人に味わってもらいたい」と、1996年からチーズの製造を始めました。

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特におすすめしたいのは、気軽に食卓に取り入れることができる「半田ファームギフトAセット」。牧草の名前に由来して、「オーチャード」、「チモシー」、「ルーサン」と名付けられたチーズ。大地からチーズまで、一貫して造る思いを大切にしていることが伝わってきます。

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「半田ファームギフトAセット」(送料・税込み3,500円)
購入はHANDA FARM ONLINE SHOP

「オーチャード」は、3種のなかでもっともオールマイティ。優しいあじわいが特徴のセミハードタイプです。何に合わせても食べやすいので、パンに乗せてトースターで焼いたり、サンドイッチに挟んで食べたりしてもおいしくいただけます。

「チモシー」は塩水で外側を磨いた、ウォッシュタイプです。パスタの仕上げにサッと和えたり、グラタンに使ってみたり、ピザにトッピングしたり。溶かして食べると、チーズの良い香りがふわっと広がります。

「ルーサン」は熟成期間6ヵ月のハードタイプです。薄く切ってワインといただいたり、チーズグレーターで削って、パスタやサラダに振りかけたり。熟成させている分、口当たりはコクがあり、後味は少しの甘さを感じます。

どんな料理に加えても、主張しすぎずマイルドに仕上げてくれる半田ファームのチーズ。手をかけて料理する時間を、もっと楽しくしてくれるでしょう。

まずおいしい。でもそれだけじゃないお菓子ーーアマムエクル

十勝といえば、まず思い浮かぶのは乳製品。けれど、実はそれだけではありません。大豆や小麦、甜菜糖の原料となるビーツなど、十勝が誇る食材は他にもたくさんあります。そしてそんな食材は、お菓子づくりにもぴったり。道内有数のお菓子メーカーが集う地域でもあるのです。

ここ十勝であえて乳製品を使わず、植物性の材料のみでお菓子を作るお店、「アマムエクル」が音更町の住宅街の一画にあります。

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アマムエクルのお菓子は、いわゆる「ヴィーガンスイーツ」と呼ばれるもの。バターや牛乳を使わず、それぞれアーモンドパウダーや小麦粉などの植物性食品で代替して作ります。

「ヴィーガン」と聞くと、個人的に「味は二の次で、健康増進やさまざまな理由から選択するもの」とつい感じてしまいますが、アマムエクルのお菓子は違うのです。おいしいから、積極的に選びたい。遠くても、わざわざ買いに行きたい。私にとってそんなお菓子なのです。

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いつもとびきりの笑顔で迎えてくれる、アマムエクルの岩本夫妻。販売できるレベルになるまで、レシピ研究に4年を費やしました。4年前にオープンした実店舗には、近くの保育園の子どもたちから、もちろん大人まで、世代や年齢を問わず多くの人が訪れます。

そんなアマムエクルの定番お菓子8種類を味わえるのが、「アマムエクルのギフトセット」。味はもちろん、かわいい色や形も人気のポイントです。

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「アマムエクルのギフトセット」(税込み3,818円)
購入方法はアマムエクル店舗HPをご覧ください。

たとえば「KUZUKO」と名付けられたクッキーのカラフルな色合いは、道産南瓜や九州産の紫芋などから出る野菜本来のもの。さらに、主成分である葛粉は腸の働きを整え、体を温めてくれる作用も。

ほかにはオーガニックのクランベリーを用いたグラノーラや、お菓子を掴む手が止まらなくなる道産大豆のぽん豆など、バラエティー豊かで贈り物にもぴったりです。

「衣・食・住」を大切にしたいという思いから、「食」を選んでお菓子を作り始めた岩本夫妻。いま、この事態に思うことは何なのでしょう。

「大切にしたいものを、改めて見つめ直す機会になっているかな」と大介さん。アマムエクルのお菓子づくりの鍵は、足し算しすぎないこと。あれもこれも加えず、食材が持つ力を活かすこと。欲張らず足元にあるものを見つめる。それは、岩本夫妻が大切にしている暮らしにも通ずることでした。アマムエクルのお菓子は、今ここにあるものの豊かさにそっと気づかせてくれます。

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店舗情報

半田ファーム
北海道広尾郡大樹町字下大樹198
01558-6-3182
営業時間 11:00~:18:00(冬季 17:00)
定休日 月・火曜
※カフェの営業再開日時は未定です。
※最新情報はHPをご覧ください。

アマムエクル
北海道河東郡音更町木野西通19丁目23-5
070-1584-9719
営業時間 平日9:00~18:00,土日祝9:00~17:00
定休日 不定休
※最新情報はFacebookをご覧ください。

石田まき

1994年生まれ。北海道の足元の豊かさを見つめる雑誌『northernstyleスロウ』編集者兼カメラマン。初めて訪れた北海道で、空の広さに一目ぼれ。この地の豊かさを伝えるため、2018年に九州から移住。文章と写真を通して、自分から見えた相手の人となりを伝えている。

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