ご褒美のような見た目と裏切らないおいしさ、ときめきのサンドイッチ「TATOMIYA」にあり

こどもと行ける、旅ごはん。 #7 熊本

2021.01.28
旅先でこどもと一緒に行けるおいしいお店を、その土地をよく知る在住の方に紹介してもらう、「こどもと行ける、旅ごはん。」
 

今回は熊本より、県内外から人気のサンドイッチ店のご紹介です。店内での飲食もできますが、テイクアウトももちろん可。好きな場所で好きな時に、がぶりと頬張りましょう!

ビジュアルだけじゃなく、味も“映え”てます!

「熊本でおいしいサンドイッチが食べたくなったら、いいとこあるよ」と教えてもらってから、いろんな人に布教して回るようになったほど、その衝撃的な出会いをしたのは2016年9月のこと。

当時、サンドイッチは喫茶店で食べる軽食か、あるいはコンビニで買うものだと思っていた。しかし、ここで出会ったのは、驚きの断面美と色彩の豊かさ、片手で持つのが難しいほどのボリュームのサンドイッチ。さらにテンションが上がったのは、ぎゅうぎゅうに入った野菜のおいしさだった。

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イートインのバジルチキンサンド(1,210円/サラダ・フルーツ付き)

目の前にすると、一瞬「どう食べればいいの…?」とひるんでしまうほど、サンドイッチの高さと自分の口の大きさが合わない。でも、好きな部分からえいっ!とかぶりつけば、その野菜の新鮮さがお店の努力を物語ってる気がした。

それもそのはず。店主の宮川夫婦は二日に一度市場で野菜を直接仕入れており、青果業に携わり競りの資格を持つ夫・宮川毅尊さんが、自ら味や食感を確かめて自信のあるものだけを選んでいるのだそう。

また、具材を挟むパンは、県内のパン屋にサンドイッチに合うように作ってもらっているオリジナルのもので、しっとりした食感に加え、ミミまで柔らかくおいしく食べられるような工夫も。

「すべては来てくださるお客さんのため。喜ぶ顔が見たくて、研究を重ねて今に至ります。」このどっさり入った野菜たちは、そんな夫婦の努力と愛、そのものなのだ。

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店主の宮川毅尊さんと美香さん

大事にしてるのは作る側・食べる側の“ときめき”

店があるのは熊本市中心市街地から一歩外れた場所。この場所でオープンし、5年目を迎えた。

ガラス張りの入り口から見えるのは、店内のショーケースにカラフルに並んだサンドイッチ。

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10時オープンする店舗では、テイクアウトする人や、カフェスペースでコーヒーとサンドイッチを楽しむ人、それぞれの過ごし方がうかがえる。

店内には、親子で楽しむお客さんの姿も多い。「生野菜が苦手なのにここのサンドイッチは食べる」「ここの野菜たっぷりのミネストローネはよく飲む」といった声も多く、野菜が苦手な子どもを持つ親にとっても、救世主的お店なのかもしれない。

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姉妹店となるフルーツパーラー「Miss Fruits Parlor」も2019年12月にオープンし、配達やオードブル、イベント出店など、大忙しの毎日だ。

そんな中でも、サンドイッチ愛の深い宮川夫婦はもちろん、店で働くスタッフ全員が大事にしているのが“ときめき”なんだそう。

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「サンドイッチをカットした瞬間、スタッフがときめいてるんですよね。今日の断面は一段と綺麗!とか、工芸品みたい!とか(笑)。でもそれってすごく大事なことだなって。もちろん私たち夫婦も、毎度その断面にときめいているんですよ。」

また、この状況下でテイクアウトのお客さんも増えているそう。野菜のサンドイッチやフルーツサンドイッチ、季節のサンドイッチなど、常時9種類を用意する店内のショーケースは、自分用に、はたまた大切な人へのおもたせとして選ぶ人も多い。

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テイクアウトのストロベリーショートケーキ(745円)※仕入れにより価格変動あり

そのお客さんたちの目的もまた、自分や相手に贈りたい“ときめき”なのだと思う。

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インパクト抜群のビジュアルと、確かな味。そしてぎゅうと詰まった野菜とスタッフの愛。「いい店」というのはきっと、こういう場所のことを言うのだろう。

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店舗情報

Sandwich&Cafe TATOMIYA(タトミヤ)
熊本県熊本市中央区坪井2-1-45
096-321-6500
営業時間 10:00〜18:00(オーダーストップ17:00)
定休日 火曜
Instagram @sandwich_cafe.tatomiya

大塚淑子

1985年生まれ。福岡県八女市出身。大学在学中より好きな写真を気まぐれに撮り集め、好きな文章とも関われる雑誌編集者を目指す。フリーペーパーの編集を経て、熊本の出版社に入社。タウン誌の副編集長を務める。2019年よりフリーの編集者・フォトグラファー・ライターとして活動。

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