有賀薫さん、しらいのりこさん、山口祐加さんと、おうち中華を楽しむ会 メインビジュアル

有賀薫さん、しらいのりこさん、山口祐加さんと、おうち中華を楽しむ会

イベントレポート

FOOD
2024.05.03

3月の土曜日、アイスムでは「おうち中華を楽しむ会」というイベントを開催しました。アイスム読者をお招きし、3名の人気料理家(有賀薫さん、しらいのりこさん、山口祐加さん)考案のおうち中華を味わいながら交流を楽しむ、立食形式のイベントです。

イベントは、お子様連れ歓迎の第一部、お酒を楽しみたい方中心の第二部に分けて実施。ふだん本やテレビで見ている料理家さんと直接交流できるということで、大勢の方が参加してくださいました。

今回は、大盛況のうちに幕を閉じたイベントの様子をレポートします。

お子さんたちの笑顔がうれしい!家族連れ歓迎の第一部

img_eventreport_004-02

イベントのテーマは「おうち中華」。3人の料理家さんが用意したメニューは下記の通りです。

  • 鶏スープの中華粥(有賀さん)
  • 新玉ねぎのもち米焼売(しらいさん)
  • 春キャベツとハムチーズの春巻き(しらいさん)
  • 鶏ガラ風味の味玉(山口さん)
  • じゃがいもの冷菜(山口さん)
  • セロリのきんぴら(山口さん)
  • れんこんチップス(山口さん)

img_eventreport_004-03

イベント開始前には大量の料理を作ります。それでも、第一部と第二部で合わせて50名ほどの方が参加するとあって、料理家さんもスタッフも「足りるかなぁ」と少し不安そうでした。

img_eventreport_004-04

温かい料理はなるべく出来立てを提供できるように、タイミングを見ながら調理します。

img_eventreport_004-05

イベント開始直前、すべての料理ができあがりました。

ちなみに、今回のイベントの売上は、山口祐加さんの発案で能登半島地震の被災地で炊き出しをしている現地シェフ団体に寄付します。

img_eventreport_004-06

第一部は、家族連れの方もいれば、お一人で参加される方も。

赤ちゃんのために、授乳室やおむつ替えスペースも用意してあります。

img_eventreport_004-07

参加者がそろったところで、全員で乾杯!

編集長からの挨拶の後、料理家さんたちからメニューの説明がありました。料理家さん自らどんな料理なのか解説してくれるのがうれしいですね。

img_eventreport_004-08

まるで給食のように、料理家さんたちが料理をよそい、参加者の皆さんは並んで器を受け取ります。

img_eventreport_004-09

全員に料理が行きわたると、あちこちから「おいしい!」との声が。皆さん、ワイワイと楽しそうに召し上がっていました。

4歳の息子さんをお連れのお客様は、お母さんを誘って親子3代での参加。「山口祐加さんのVoicyを聴いて参加しました。息子はれんこんチップスと春巻が気に入ったようです」と笑顔。

それぞれお一人で参加して意気投合したという3人の女性は、「どれも素材を活かした優しい味。身体によさそうだから毎日食べたい」「セロリが苦手だけど、このきんぴらはとってもおいしいです」「じゃがいもはシャキシャキ感が残ってて、味玉は味がよく染みていておいしい」とお話してくれました。

img_eventreport_004-10

8か月の赤ちゃんは、有賀さんの中華粥をパクパクとよく食べています。ご両親は「いつもの離乳食のおかゆよりもよく食べるから、鶏のだしがおいしいのかも。ママのおかゆを食べてくれなくなったら困りますね」と笑っていました。

img_eventreport_004-11

参加者の女の子とおしゃべりをするしらいさん。有賀さんと山口さんも各テーブルを回り、参加者さんとの交流を楽しんでいました。

img_eventreport_004-12

料理家さんたちは、気さくにサインや記念撮影にも応じていました。

参加者さんからは「いつも本やネットで見ている料理家さんが目の前にいて感激しました!」「いつも3人のレシピを参考にしているので、お話しできて嬉しかったです」などの声が上がっていました。

img_eventreport_004-13

こちらは遊びコーナー。お腹がいっぱいになって遊びたくなってきたお子さんは、お絵かきをして遊んでいました。

img_eventreport_004-14

また、会場ではささやかな蚤の市を開催しました。有賀さん、しらいさん、山口さんがそれぞれ器や調理器具を持ち寄り、そのお代は被災地に寄付すべく、募金箱に入れてもらいます。たくさんの器や調理器具が、新たな持ち主に迎えられました。

img_eventreport_004-15

盛り上がったまま第一部は終了。お子さんたちも「おいしかった!」と満面の笑顔でした。

img_eventreport_004-16

第二部が始まるまで、ランチ休憩と仕込みタイム。すき間時間を有効活用し、3人でVoicyを収録していました。

料理家さんも参加者さんも!みんなでワイワイお酒を楽しむ第二部

img_eventreport_004-17

第二部にもたくさんの方が集まりました。

img_eventreport_004-18

この日のために用意した日本酒は石川県のもの。特に「天狗舞」(車多酒造)というお酒がスッキリしていておいしかったです。

追加メニューとして、山口さんが奈良漬と蒸し鶏ポン酢を出してくれました。

img_eventreport_004-19

第一部に引き続き、お一人で参加した方同士で話が弾んでいる場面が多く見られました。

参加した方からは「3人で作っているのに味に統一感があって素晴らしいです」「全部おいしいけど、特に焼売に感動!お肉の味がちゃんとするのに重くなくて最高です」「楽しくてついお酒が進んでしまいます」などの声が上がりました。

img_eventreport_004-20

アイスムで「3ステップレシピ」を連載している料理家の今井真実さんも遊びに来てくれて、他の参加者たちと和やかに談笑していました。

「全部おいしかった!他の料理家さんの料理を食べる機会はなかなかないので、とても貴重でした。私も阪神淡路大震災で被災しているので、少しでも被災地を応援できるのは嬉しいですね。」

img_eventreport_004-21

皆さんお酒が進むにつれて、リラックスした雰囲気に。たくさんの方が、憧れの料理家さんたちとの記念撮影を楽しみました。

img_eventreport_004-22

有賀さんは映るだけではなく、参加者さんたちの写真もたくさん撮っていました。有賀さんの気さくさに、参加者さんたちもつられてニコニコ。

img_eventreport_004-23

会場のあちこちから、和気あいあいとした笑い声が聞こえてきました。もちろん「おいしい!」という声もたくさん聞けましたよ。

img_eventreport_004-24

第二部も大いに盛り上がり、イベントは成功に終わりました。はじめての試みでしたが、皆さんに楽しんでいただけてスタッフ一同ほっとしています。

最後に、3人にイベントの感想を聞いてみました。

有賀さん「今日は盛り上がって嬉しかったです。震災に対して自分にはできることがないと思っていたけれど、こうして少しでもお役に立ててよかったです。」

しらいさん「なかなかこの3人が揃うことはないので、楽しかったです。食べたり飲んだりすることが支援に繋がるっていいですね。誰かのお役に立つのならもっとやりたいです。」

山口さん「参加者の皆さんとたくさんコミュニケーションできてよかったです。自分から『お口に合いましたか?』と聞いて回りました。皆さん、おいしいって言ってくれたり、作り方を尋ねてくれたりして嬉しかったです。」

アイスムでは今後もさまざまな楽しいイベントを開催していく予定です。今後の開催についてはアイスムの公式 LINEアカウントでもお知らせいたしますので、興味がある方はぜひ友だち登録してください。

今後も、一緒に「おうちごはん」を楽しんでいきましょう。

ご参加いただいた皆さまのご協力により、山口祐加さんを通じて下記の能登半島地震復興支援団体に売上の15万円を募金することができました。ありがとうございました。
北陸チャリティーレストラン
レスキューキッチンカー(日本食育HEDカレッジ)
・門前みんなのごはん

この記事をシェアする

取材・文:吉玉サキ
撮影:村上未知

アイスム座談会