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お弁当にもぴったりな「えのきチキンナゲット」

ボルサリーノ関好江の笑食同源おしゃべりごはん #38

FOOD
2023.05.31

芸人ボルサリーノ関好江さんに料理を作ってもらいながら、おいしさのポイントなどを伺う本連載。今回は、鶏むね肉とえのき1パックを刻んで混ぜて作る「えのきチキンナゲット」。夕ごはんはもちろん、お弁当のおかずにもぴったりの一品です。

えのきチキンナゲット


材料(10〜12個分)

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  • 鶏むね肉…250〜300g
  • えのき…1パック
  • 卵…1個
  • A
  • 酒…大さじ1
  • ごま油…小さじ1
  • お好み焼きソース…大さじ1
  • おろししょうが…小さじ1
  • おろしにんにく…少々
  • 塩、こしょう…少々
  • 片栗粉…大さじ1
  • 小⻨粉…大さじ1
  • 大葉…10枚

作り方

1. えのきは細かく刻む。鶏むね肉は粗みじん切りにする。
2. 1と卵、Aを混ぜ、片栗粉と小麦粉も加えて、よくこねる。
3. 2を半分に分け、半分には大葉5枚を刻んだものを混ぜ、5〜6個の小さい小判型に丸めて、表面に大葉を貼りつける。残りの半分も5〜6個の小さい小判型に丸める。
4. フライパンに1センチほどの油を入れ、3を揚げ焼きする。

自分で作れば食べ放題にすることも自由

チキンナゲットといえば、目の前にあるとついつい一個二個…と手が伸びてしまう魔法がかかった食べ物の一つ。

「チキンナゲットは自分で作るときもあれば、マクドナルドのチキンナゲットを食べることもあります。昔はバーベキューソース派だったけど、大人になった今はマスタードソースが好き!」と関さん。

「子どもの頃、親が買ってきてくれたマックのチキンナゲットは、家族みんなで一箱だったからいっぱいは食べられなくて。はじめて一箱まるまる自分のものにできたとき、すごくうれしかったのを今でも覚えています。チェッカーズのコンサートの帰り道でした。友達と一人一箱ずつ買って食べたんです。」

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今回のレシピは、そんなチキンナゲットを自家製で、えのきをたっぷり入れてたくさん作っちゃおう!というもの。

「“鶏むね肉1枚で家族4人が食べられるおかず”というテーマで節約レシピを考えているときに思いついた一品なんです。えのきを入れることでカサが増して、食感もよくなります。えのきは、比較的価格が変動しにくくていつでも安く買えるのも、ありがたい!」

まずは材料をざくざく刻む

まずはえのきの下ごしらえから。根元の石づきを取り除いたら、細かく刻んでいきます。

「石づきの部分は、片栗粉をまぶして焼いて、ステーキのようにして食べることもあります。」

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端から順にざくざく。刻んでいる様子を見ながら確信しました。えのきって細かく刻むのにとっても向いている形状だ…!

なお、このタイミングで大葉も刻んでおくと、あとの作業がスムーズです。

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さて。鶏むね肉も刻んで、粗みじん切りにしてまいりましょう。

「身がみっちり詰まっている感じがするから、私はむね肉派(笑)。からあげを作るときとかにも、もも肉ではなくむね肉を使うことが多いんです」と関さん。

縦長にカットした鶏むね肉を、さらに細かくして…

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みじん切りにしていきますが、そこまでしっかり細かくしなくても大丈夫です。

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お好み焼きソースが隠し味

刻んだえのきと鶏むね肉をボウルに入れたら、卵、酒、ごま油、お好み焼きソース、おろししょうが、おろしにんにく、塩、こしょうも入れて、混ぜていきます。

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お好み焼きソースを入れるんですね!

「そうなんです。試作をしていたとき、本当はオイスターソースを入れようとしていたんですけど見当たらなくて。どうしようと思ってお好み焼きソースを入れてみたらおいしかったんです。お好み焼きソースがなかったらオイスターソースでもウスターソースでもいいし、醤油でも大丈夫です。手元にあるお好みのものを入れていただければ!」

少し混ぜ合わせたところで、小麦粉と片栗粉も投入します。

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「粉の量は水分の量に合わせて調整してください。たねを小判型にするとき、かっちりまとまらなくても、ゆるっと丸くなっているくらいでOKです。」

たねの半分には、刻んだ大葉を混ぜて…

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丸めたあと、大葉でくるみます。小さな桜餅みたいでかわいい!

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揚げるのはフライパン。油は1センチくらい注ぐだけでしっかり揚がります。

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数分経ったら裏返しに。

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一つ一つ、菜箸でひっくり返されていく姿を眺めているうちに、つい「わ〜おいしそう!」と声が漏れ出ていました。

見ているだけでおいしさが120%確信できる、こんがりとした焼き色には抗えません。じゅうじゅうという軽快な油の音もたまらない!両面とも茶色くなったら完成です。

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ふかふかのチキンナゲットがたっぷりできました!

ソースなしでも食べられる!

さっそくあつあつのうちにいただきます。

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でも実は冷めてもおいしい。

「たねを作る段階で味付けをしているから、そのまま、ソースをかけなくても食べられるんです」と関さん。

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「もし味を足したい場合には、ぽん酢やスイートチリソースを付けて食べてもおいしいです」とのこと。

筆者も食べてみて確信しました。味がしっかりついているのに加えて、しょうがやにんにくの風味も効いているから、ソースがなくても十二分に満足できる!

問題があるとすれば、目の前のチキンナゲットが、想定外のスピードでどんどん口の中に吸い込まれていくこと…ではないでしょうか。

ごま油が入っているから、鶏むね肉がパサつかず、しっとりほろほろやわらかいんです。だからなおさら、箸がするする進んでしまう。

しかも、材料が鶏むね肉とえのきだと思うとついつい、「多少なら食べすぎても大丈夫かも」と気が大きくなって、食べる手が止まらなくなってしまう。もしこれが撮影じゃなかったら、このまま一心不乱に目の前の山をたいらげていたに違いない。危ない!

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それにしてもえのきって素晴らしいですね。カサを増してくれるだけじゃなく、食感にアクセントまでつけてくれて、お財布にまで優しいなんて、食材として優秀すぎる。

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そんなえのきの恩恵と鶏むね肉の万能さを堪能できるこのレシピ。夕ごはんやお弁当のおかずに悩んでいる方はもちろんのこと、「チキンナゲットを思う存分食べまくりたい!」という人にもすごくおすすめです。

「アイスム座談会 with ボルサリーノ関さん」開催決定!

6月14日に関好江さんをゲストにお招きして「アイスム座談会」を開催いたします。今回のテーマは「献立」です!
日々のごはんづくりを通して感じる、楽しさや喜び、お悩みについて、みんなで話してみませんか?

日時:6月14日(水)19:00〜20:00
場所:東京都渋谷区初台(詳しくは参加者の方にお知らせします)
ゲスト:ボルサリーノ 関好江さん
募集人数:4名程度
参加費:無料

※イベントの様子はアイスムのYouTubeまたはInstagramにて生配信いたします。参加者の方はお顔が映る可能性があることをご了承いただいた上で、お申し込みください。

お申し込み方法(6月7日〆切)
1. アイスムのLINEアカウントを友だち登録してください。
2. トーク画面から「アイスム座談会参加希望」とメッセージを送ってください。
3. 返信メッセージにしたがって、応募フォームより必要事項をご記入の上、お申し込みください。
4. 当選結果は、6月9日までに当選者の方にのみLINEにてご連絡いたします。

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取材・文:ネッシーあやこ
撮影:美坂広宣(SHAKTI)
フードスタイリング:松井あゆこ(Smile meal)

アイスム座談会