しらこちゃんと巡る おのぼりgirlの東京食べ歩き 第11回「日本橋」編

2018/06/22 UPDATE

こんにちは、しらこちゃんです。

今回で街歩きも早11回目ですね。

「日本橋」と言えば、日本一有名な橋と言っても過言ではありません。
その歴史は古く、400年以上もの変遷を辿ってきました。何度も焼失や再建を経て架け替えを重ねており、現在の橋は20代目にあたるのだそう。1911年に造られ、既に100年以上も経っているとは驚きです。
最近では、某劇場版探偵アニメにも日本橋が登場し、日比谷公園と並んでちょっとした聖地巡礼スポットになっています。
古くからの老舗も多いだけに、どうしてもマダムの街といったイメージがあり、日本橋には馴染みが薄いという若い方も多いかもしれませんが、ここは東京の中心地。さまざまな魅力が溢れています。
今回は日本橋で人気店を中心に、ちょっぴりレトロ気分を味わえるような街歩きをしてきました。

日本橋ならではの、伝統を感じられるランチスポットやカフェを中心にご紹介します。


今回立ち寄ったお店はこちら。

日本橋たいめいけん

11時の開店時にはすでに行列が。並んででも食べたいグルメがここにあります。
日本橋たいめいけんは言わずと知れた洋食の有名店。様々なコラボなども積極的にされているので、地方にお住いの方も一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
創業は昭和6年。紛れもない老舗洋食店です。
お店は2階建て。1Fのカジュアルレストランは気軽にランチを楽しみたいときに、2Fの本格洋食レストランはゆっくりディナーをするのにおすすめです。

ここの名物はやはりオムライス!この日も満席の店内で8割以上のお客さんがオムライスをオーダーしていました。
こちらのオムライスは大きく分けて2種類。ハムライスを完熟の卵で包んだスタンダードな「オムライス」と、チキンライスの上にふんわり巻いた半熟卵をのせた「タンポポオムライス」です。
今回はせっかくなので2つともオーダーしました。
オムライスをオーダーするときは、名物の「コールスロー」と「ボルシチ」を注文するのもお忘れなく。洋食屋さんの本格的な味が、それぞれたった+50円で付けられるのです。

50円だからといってサービス品ではありません。コールスローはしっかりサイズでたっぷり量があります。とろとろに野菜が溶け込んだボルシチもスープ皿に注がれており、食べ応えは十分。どちらももちろん味は絶品です。これで100円。頼むしかないですね!
何も食べずにお腹ぺこぺこでやってきたところに、念願のオムライスが到着。
まずはスタンダードな「オムライス」。

“THE洋食屋さんのオムライス”と言わんばかりの、赤と黄色の美しいコントラスト。家ではここまできれいに卵でライスを包むことはできません。
ハムライスと卵、合わないわけがない。家庭ではこんなに完成されたオムライスはなかなか味わえないというのに、シンプルながらどこか母の味のような懐かしい味わいを感じます。美味しすぎる!

そして「タンポポオムライス」です。

中から具材がたっぷり覗く贅沢なチキンライスの上に、つるつるとした美しい卵焼きが上品に腰掛けています。この瞬間のためにタンポポオムライスを頼んだといっても過言ではない、オープンタイムです。ドキドキしながら卵にナイフを入れていきます。ゆっくりと切り、端から端までナイフが入りきったところで両側にぱかっと卵を切り開きます。


とろっとろです!そしてふわっと香るバターの香り!今すぐに口の中へ誘いたい衝動を抑え、別添えのケチャップをたっぷりかけてからいただきます。
ふわふわの卵とチキンライスとケチャップを絡めて…絶妙にマッチした味が広がり、口の中が“幸せ”としか言いようがない、これぞオムライスの醍醐味です。


日本橋たいめいけん
https://www.taimeiken.co.jp

住所:東京都中央区日本橋1-12-10

電話番号:03-3271-2465(代)

営業時間:【1F】月~土 11:00~21:00 日・祝 11:00~20:30
【2F】昼)11:00~15:00 夜)17:00~21:00

定休日:【1F】年始1/1、1/2 【2F】日・祝

AUDREY

「グラマシーニューヨーク」「キース・マンハッタン」「ジョトォ」「ファウンドリー」。どれも洋菓子の名店です。これらをすべて手がけているのが株式会社プレジィール。
そんなプレジィールさんが満を持して送り出したのが、苺の洋菓子専門の「AUDREY」です。
この可愛らしいイラストの紙袋を持っている方、街でも時々見かけますよね。
実は、ここオードリーの焼き菓子が今空前のブームを呼んでいます。現在店舗は3店舗のみ。高島屋横浜店、西武池袋店、そしてこの日本橋高島屋店です。
美味しい洋菓子店が軒を連ねる高島屋の中で、ひときわ長い行列を作っているのがこちらのお店。焼き菓子が特に人気で、平日でも午前中には売り切れてしまうことがほとんどです。
なぜそんなに並んでまで食べたいのか。
先ほども申し上げた通り、一流の洋菓子店を数多く手がける会社なので味はもちろんですが、何よりその見た目が可愛すぎるのです。

今回は、生菓子と焼き菓子をそれぞれいくつか選び購入してきました。
まずは生菓子。まんまるふんわりキュートな見た目の「キュートベリー」。

パフのような生地の中にクリームと苺のジャムが入っています。優しい味でこれはお子さんも好きかもしれません!
そして、フレッシュな生の苺を使用した「オードリー」です。

こちらは、チョコレートガナッシュに苺をまるごと一粒入れたもの。しっかり甘さもありながら強すぎない酸味も感じられる苺と、上品にリキュールが効いたチョコレートガナッシュがよく合います。底に敷かれたクッキー生地も良いアクセントに。苺は日によって種類が替わり、厳選した一粒が使われます。一口食べると、店名が名前になっている理由がわかります。

お次は焼き菓子です。包装も抜かりない可愛さ。


可愛すぎるリボン型のマドレーヌに苺のジャムが仕込まれた「オードレーヌ」!バターたっぷりのマドレーヌに、隠し味の苺の酸味が最高に美味しい!
そして、一番人気のお品「グレイシア」。ホワイトのミルク味とチョコレート味の2種類。一つ一つが苺の花束のようで、食べるのがもったいない可愛さです。
可愛らしいサイズのチュイールに、クリームとフリーズドライの苺がトッピングされています。ミルクはクリーミーで優しい甘さ、チョコレートは少し苦味を感じる大人の味。こんな夢のようなお菓子、女の子なら皆大好きなのではないでしょうか。


どれも苺が引き立つさっぱりとした味わいで、これだけ行列ができるのも頷けます。
インスタ映えする見た目も一押し!ということで、今回紹介させていただきました。


AUDREY
http://plaisir-inc.co.jp/index.html

住所:東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋タカシマヤ B1F

電話番号:03-3211-4111

営業時間:10:30~19:30

定休日:不定休(日本橋タカシマヤの営業日時に準ずる)

日本橋 榛原

日本橋は江戸幕府の城下町として栄えた歴史ある街。昔からここで商いを続ける老舗も多く存在します。
和紙舗(わがみほ)として、ここ日本橋で200年以上の歴史を持つ老舗中の老舗、榛原(はいばら)。創業は文化3年です。
書道などをやっていなければ、なかなか和紙に触れる機会はないかもしれませんが、実は和紙は長い歴史を経て、現代に合わせ進化しています。ここでは、伝統的な和紙から現代風にアレンジされた和紙小物まで、和紙のもつ様々な表情を覗くことができます。
榛原は日本橋タワーの前に店舗を構えています。2016年にはグッドデザイン賞をとったこともある先進的な店構えです。これは壁全体で「色硝子」という和紙の柄を表現しているのだそう。


店内は撮影NGということで外観の写真のみですが、和紙や懐紙、扇子やうちわ、レターセットなどが並びます。和紙張りの鏡や、軸に色とりどりの和紙が貼られた色鉛筆なども。上質な和紙を使用しているのでお値段の張るお品も多いですが、店内のディスプレイが圧巻の美しさなので、立ち寄ってみる価値ありです。
マスキングテープやレターセットなど、手の届きやすいお手頃なものもありますよ。
水引や熨斗、ご祝儀袋も沢山の種類があるので、冠婚葬祭の前に一度訪れてみるのもおすすめ。


日本橋 榛原
http://www.haibara.co.jp/

住所:東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー

電話番号:03-3272-3801

営業時間:月〜金 10:00〜18:30 土・日 10:00〜17:30

定休日:祝日、年末年始、お盆

ミカド珈琲 日本橋本店

日本橋の街並みを楽しんだ後は、カフェで一休み。
ミカド珈琲は1948年にここ日本橋にオープンしました。創業時、日本ではまだコーヒーに馴染みが薄く、一杯60円とその当時には高価な飲み物だったと言います。そこで、多くのお客様に安価にコーヒーを提供するため、立ち飲みの珈琲店として始まったのがここでした。言わばスタンドコーヒーの元祖とも言えるお店です。
こちらのコーヒーはまろやかさが売り。そして、コーヒーと並ぶもう一つの名物が「モカソフト」です。軽井沢にも店舗があり、ジョン・レノン夫妻も食べたと言われる、軽井沢では有名な看板商品です。

今回は、モカソフト目当てにこちらへ訪問。立ち飲み珈琲店の歴史があるミカド珈琲は、今でも1Fにスタンド席を設けており、2、3階が椅子のあるカフェスペースです。商品の料金もスタンド席の方が割安になっています。昔からのスタイルを今でも残しているところが何とも粋ですね。

ソフトクリームはテイクアウトもできて、コーンとカップから選べます。
カップだとプルーンが付いてくるのですが、このプルーンもお店の商品の一つです。

コーヒー風味の甘さ控えめなソフトクリーム。
ソフトクリームにプルーン?と一瞬驚きますが、不思議とマッチします。軽井沢名物になっているのも納得の美味しさで、一人で一つでもぺろり。

そして、レモンジュースをオーダーしてみました。


最近、レモネードやレモンスカッシュを置いているカフェも増えてきましたが、このレモンジュースは生のレモン果汁を水で割った本物とも言える昔ながらのレモンジュース。自分でシロップを加えながら好みの甘さにして飲みます。生レモンなのでさっぱり!夏にちょうど良い爽やかな味わいです。
オシャレなカフェも良いですが、昔ながらの喫茶店や珈琲店というのは落ち着きます。


ミカド珈琲 日本橋本店
http://mikado-coffee.com

住所:東京都中央区日本橋1−6−7

電話番号:03-3241—0530

営業時間:平日 7:00〜19:00 土 8:00〜18:00 日・祝 10:00〜18:00
(月により変わるためHP参照)

定休日:なし

焼肉ダイニングgrow

最後は贅沢に個室焼肉でしめましょう。
日本橋高島屋からほど近い、こちらの焼肉屋さん。階段を下りて地下の店内に足を踏み入れると、ほとんどの席が個室になっていて、お忍びデートなどにぴったり。お友達をもてなす時などにも利用しやすいですよ。

こちらでは、A5ランク焼肉が楽しめます。ランチもやっており、焼肉丼や、新鮮な牛肉でなければできないユッケ丼なども1000円台から注文できます。

こちらは別日の写真ですが、ランチのユッケ丼。

温かいご飯の上にのせるので、お肉は厳選された新鮮なものしか使われていません。甘みのある“特製どろだれ”がまたお肉とマッチして最高です。
そして、ディナーのおすすめは6500円の匠コース。ちょっとした食事会などにもぴったりのボリュームで、前菜や生のお肉、デザートまで入ったお肉のフルコースです。

こちらは前菜3種盛り。焼肉屋さんとは思えないオシャレさ。

ユッケや握り、肉刺しも楽しめますよ。


A5ランクだけあり、どのお肉も柔らかく、舌の上でとろけます。お肉の種類やコースの内容は季節などによって一部変わることもあるようです。
隠れ家的名店で、しっぽりと焼肉を味わいたい時には是非訪れてみてください。


焼肉ダイニングgrow
http://teppanyaki-grow.com

住所:東京都中央区日本橋3-8-9 日本橋ホリビル B1F

電話番号:03-3527-9810

営業時間:ランチ 11:30 ~ 14:00 (ラストオーダー 13:30)
ディナー 17:00 ~ 23:00 (ラストオーダー 22:00)

定休日:年中無休(年末年始のぞく)



五街道の起点として今も昔も栄えている街、日本橋。
ちょっと特別でここにしかないお土産を買いたい時や、ゆっくり落ち着いたデートがしたいときなどに足を運びます。江戸風情を残しつつ、最近のトレンドもしっかり押さえた街というのが日本橋の魅力の一つ。
日本橋には各都道府県のアンテナショップも多く立ち並ぶので、東京にいながら全国一周旅行気分を味わうこともできますよ。
日本橋の橋下からは船も出ています。地方にお住いの方の観光にも、ぴったりかもしれませんね。

(※ご紹介した内容は2018年5月時点の内容です。)

投稿者名

しらこちゃん

精巣系OL。
上京後、食べ歩きに目覚め痛風予備軍。
好きなものを自由気ままにTwitterで綴る日々。
街歩きとグルメが中心。

Twitter:https://twitter.com/_shi_ra_ko_