しらこちゃんと巡る おのぼりgirlの東京食べ歩き 第18回 「蔵前」編

2018/10/17 UPDATE

こんにちは、しらこちゃんです。

今回ご紹介するのは蔵前です。

浅草から程近い、日本のブルックリンと呼ばれる街「蔵前」。
蔵前がブルックリンと呼ばれる理由の一つが、“職人の街である”というものです。
古くからある問屋が今でも多数残っており、その街並みの中にセンスの光るお洒落なお店が増えていて、ブルックリンさながら、ものづくりの精神が受け継がれている様を感じることができます。
私もプライベートで休日に浅草〜蔵前をゆったり歩くのが大好きです。

今回は、モダンさと伝統を感じながら蔵前をじっくりとお散歩してきました。

今回立ち寄ったお店はこちら。

ラーメン改

まずは、これを食べるためだけに蔵前まで行く価値あり!と言っても過言ではない、新感覚絶品ラーメンのお店をご紹介。
ここラーメン改さんは煮干しラーメンと、珍しい貝塩ラーメンのお店です。
店主さんは有名店のいつ樹(青梅)、五ノ神製作所(新宿)で修行されて独立されたのだとか。
お昼どきは長蛇の列になることも!少し早めの来店がおすすめです。この日は日曜日で、12時少し前にはすでに3組ほどのお客さんが並んでいました。
明るくて清潔感のある店内は、全席カウンターです。

早速、貝塩味玉ラーメン(¥880)をオーダーしました。

透き通ったスープに筍、わかめ、三つ葉、豪華なレアチャーシュー2枚の盛り付けがとても上品です。
まずはスープを一口、これはラーメンの常識を覆します。
油っこさ重たさは全くなく、貝出汁が効いてあっさりとしたお吸い物のような口当たり。店内を見渡すと女性客も多く、このラーメンらしからぬ優しい味が女性に支持されるのも頷けます。
ラーメンに筍がのっているのは初めてでしたが、上品なスープによく合い、わかめ、三つ葉、レアチャーとの味のまとまりが絶妙。
意外にも、もちもちとした太めの麺が上品なスープとよく合います。味玉もよく味が染み込み、中はとろとろ。

優しい味わいで体に染み渡る一杯は、お酒の後や呑み過ぎた翌日にもぴったりです。
ラーメン好きの方もそうでない方も、蔵前で感動ラーメン体験をしてみてください。

ラーメン改
https://mobile.twitter.com/ra_menkai

住所:東京都台東区蔵前4-20-10

電話番号:03-3864-6055

営業時間:11:00~15:00(L.O) 17:30~21:00(L.O) ※売り切れ仕舞いあり

定休日:月曜日

 

チェドックザッカストア

腹ごしらえの後は蔵前気分を味わいたいので、チェコ雑貨と絵本のお店へ行ってみます。

蔵前から浅草方面に向かう途中の江戸通り沿いにある、一際目立つどじょう料理のお店は見かけたことがある方もいるかもしれません。
そのお店のすぐ隣にある、細い細い路地を入っていったところに、チェドックザッカストアがあります。

路地の中に現れる水色のドアが隠れ家的で、入る前からワクワクさせてくれます。
ここでは、チェコの雑貨と絵本を取り扱っており、日本にいながらチェコに旅行しているような気分を味わうことができるのです。
北欧の食器や雑貨は今やかなり人気がありますが、中欧に位置するチェコの専門店とは珍しいですよね。芸術と音楽の都チェコ、日本では馴染みが薄いですが、チェコの雑貨はどこかレトロで可愛らしいものばかり。

1階が主に雑貨を取り扱うメインフロア。

国内でも、チェコのものだけでこれだけの種類を集めるお店は他にないのではないでしょうか。
もぐらのクルテクはチェコの国民的キャラクター。チェコのものだと知らなくても、イラストを見たことがある方は多いと思います。こういった絵本から飛び出してきたキャラクター雑貨なども多数ありますよ。

私は食器が好きなので、一点ものも多くあるチェコのグラスや食器に心が躍りました。
2階はギャラリーで、こちらでも時期により様々な展示をしています。
カラフルで可愛らしい店内の内装やディスプレイも、楽しい気分になれること間違いなし!

ひょっとすると、北欧の次に来るのはチェコかもしれません。知る人ぞ知るチェドックザッカストア。この可愛らしい路地裏の名店を知っていると、ちょっぴり蔵前通気分を味わえるかもしれません。

チェドックザッカストア
http://www.cedok.org/

住所:東京都台東区駒形1-7-12

電話番号:03-6231-6639

営業時間:12-19時

定休日:月曜日

Nui.

少し歩いたので、小休憩を挟みます。

Nui.はカフェバーの併設されたホステルです。元々は倉庫だった場所を利用して作られたのだとか。ホステルは人気が高く、何ヶ月も予約が埋まっているようです。

1階のカフェバーはホステルのラウンジですが、宿泊客だけでなく誰でも利用することができます。

ホステルという場所柄、外国人も多く国際色豊かで、蔵前でブルックリン気分に浸るのにぴったりな場所の一つかもしれません。
天井が高くオープンな雰囲気の店内は、とても落ち着く空間。外国から取り寄せているのか、洗練されたインテリアにもこだわりを感じます。8時から開いているこちらでは、週末の朝にモーニングも提供されており、気軽に立ち寄れる憩いの場になっています。

カフェのドリンクはカウンターでオーダーする方式で、350〜500円とかなりリーズナブル。
ちょっと休憩したい時にちょうど良いカフェという感じです。

お店の名物でもあるエスプレッソのみ16時がラストオーダーなのでご注意を。
ドリンクを飲みつつ、時間を忘れて空間を楽しむことができるオススメのカフェです。
蔵前で異国情緒を感じたくなった時は、ぜひこちらへ。

Nui.
https://backpackersjapan.co.jp/
nuihostel/

住所:東京都台東区蔵前2-14-13

電話番号:03-6240-9854

営業時間:CAFE 8:00~18:00
BAR 18:00~25:00
FOOD 18:00~23:00

定休日:無休

カキモリ

特に目当てのものがあるわけでもないのに、いくつになっても文房具屋さんを見かけると、立ち寄りたくなってしまいます。
カキモリは蔵前の「ものづくりの街」「職人の街」という雰囲気を感じるには最適な文房具屋さん。

ここではこだわりの便箋や封筒、ペンなどを取り扱うのみならず、なんと自分だけのオリジナルノートを作ることができるのです。
表紙の紙から中紙、留め具まですべて好きなものを選ぶことが可能。ついつい真剣になってしまいます。

私も以前、こちらでオリジナルノートを作りました。パーツのひとつひとつを自分好みのものだけで作ったノートというのは、やはり愛着が湧くものです。

世界にひとつだけの、自分だけのノートを作って、日記にするもよし、大切な人にプレゼントするもよし。
2017年に移転して店内も広くなりました。空間を贅沢に使ったディスプレイが、大事な人に手紙をしたためたくなるような、そんな優しい気持ちにさせてくれます。

観光スポットとしてガイドブックにも載っているのか、外国人観光客も多く訪れていました。
「書く」ということが楽しくなるお店です。

カキモリ
http://kakimori.com/

住所:東京都台東区三筋1-6-2

電話番号:050-1744-8546

営業時間:11:00~19:00

定休日:月曜日

ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前

こちらもまた蔵前らしさ溢れるお店。
サンフランシスコでオープンし、日本では蔵前に始めてオープンしたショコラトリーです。
何でも、IT企業をやっていた2人の創業者が始めたという異色のお店。
創業者が日本が好きなのだとかで、2016年にここ蔵前に初上陸し、その後京都、鎌倉、伊勢と国内店舗を少しずつ増やしています。

建物一棟全てがお店になっており、1階はチョコレートファクトリーとオーダーカウンター、2階は購入した商品をいただくことのできるカフェスペースとワークショップコーナーです。
製造工程を間近で見られるチョコレートショップはなかなか他にありませんよね。
こちらのチョコレートは材料からかなりこだわっていて、種類も豊富です。その時々でメニューが変わります。

ドリンクは「ハウスホットチョコレート」と「ヨーロピアンホットチョコレート」をオーダー。
ホットのドリンクは須恵器のラウンドカップで届けられ、見た目からほっこり温かい気持ちに。このカップや食器もお店のオリジナルで、購入することができます。
数種類あるチョコレートドリンクの中で、ハウスホットチョコレートは最もスタンダードなホットチョコレートドリンク。こちらはココアのようなマイルドな甘さで飲みやすいです。
ヨーロピアンホットチョコレートは打って変わり、かなり濃厚でビター。ビターチョコレートを溶かして飲んでいるような大人の味わいです。

フードは「スモア」「ブラウニーバイトフライト」「ニブトフィー」。
スモアはお店の名物でもあり、ぜひ召し上がっていただきたい一品。食べる直前に焼き上げられてとろとろに溶けたマシュマロとガナッシュの相性が最高です。
ブラウニーバイトフライトは、お店こだわりのそれぞれ異なる種類のチョコレートを使用した3種のチョコレートブラウニーを食べ比べることができます。
ニブトフィーは、チョコレートでキャラメルをコーティングしたもので、クッキーのようにサクサクな食感です。食べきれない分は持ち帰りも可能。

チョコレート天国と言っても過言ではありません。
ここでしかできない新しいチョコレート体験をしたくなった時に。

ダンデライオン・ チョコレートファクトリー&カフェ蔵前
https://dandelionchocolate.jp/

住所:東京都台東区蔵前4-14-6

電話番号:03-5833-7270

営業時間:10:00~20:00(L.O.19:30)

定休日:不定休

菓子屋 シノノメ

最後に、蔵前土産を買うならおすすめしたいのがここ。
2017年秋にオープンしたばかりの、週末にしか開かない焼き菓子の専門店です。
何と言ってもこのアンティークな雰囲気の店構えがたまりません。
店内に足を踏み入れると、突然異国の地にワープしたのではと思わせるようなインテリア。

こちらのお菓子はどれも丁寧に美しく作られていて、ひとつひとつがお洒落。手土産にしたくなるものばかりです。

ガラスのショーケースと陶器のお皿に並べられた種類豊富な焼き菓子には、つい目移りしてしまいます。
今回は手土産に、メープルクッキー、期間限定のレモンとミントのクッキー、フロランタンをチョイス。
そして朝食にプレーンスコーンとクロワッサンを持ち帰りました。

シノノメさんのクッキーはしっかりめの食感。持ち運ぶ間に割れてしまう心配が必要ないくらい固めですが、サクサクと軽く、何枚でも食べたくなるような味わいです。
スコーンもしっかりと固めで、優しい甘さが贅沢な気分にさせてくれます。
クロワッサンは、噛むと芳醇なバターの香りが溢れます。
どれも作り手の丁寧さが感じられ、一口食べると背筋が伸びるような、生活に華を添えてくれるようなそんなお店です。

10月には移転し、2階ではカフェもオープン予定。
お店のInstagramもとても素敵なので、ぜひチェックして足を運んでみてください。

菓子屋 シノノメ
https://instagram.com/
kashiya_shinonome

住所:東京都台東区蔵前4-20-4

電話番号:非公開

営業時間:12:00~18:30

定休日:月・火・水・木



いかがでしたか?

蔵前は大好きな街の一つで、疲れた時や幸せな気分になりたい時に訪れたくなる場所です。
もの作りの街らしく随所にこだわりを感じられ、いつでもどこか静かでゆっくりとした時が流れています。
今でも十分お洒落スポットですが、今後さらに賑わっていきそうなので注目しています。
今回紹介したお店もすべてお気に入りなので、ぜひ皆さんにも足を運んでほしいです。
心に安らぎをもたらしてくれる蔵前で、浄化されてみてはいかがでしょうか。

(※ご紹介した内容は2018年9月時点の内容です。)

投稿者名

しらこちゃん

精巣系OL。
上京後、食べ歩きに目覚め痛風予備軍。
好きなものを自由気ままにTwitterで綴る日々。
街歩きとグルメが中心。

Twitter:https://twitter.com/_shi_ra_ko_