エブリデイ、せいろ。

〈編集部通信〉エディターむっしーの、これ気になる!

2021.03.02

アイスム編集部スタッフの気になるあれこれを徒然なるままにご紹介。第一回は、エディター虫明が最近口を開けばこの話ばかりの、「せいろ」です。現代の家庭にこそせいろがぴったりなのでは…!と思う理由をお話します。

せいろが我が家にやってきた。

img_editors_001-01.jpg

先日「アイスム編集部のおうちごはん事情」について、編集長と二人で話題の「Clubhouse」でお話したのですが、それを聴いてくれた友人から「とにかくせいろとヨドバシドットコムへの愛は伝わってきた」との感想をいただきました。

振り返れば確かにその話しかしていなかった気もしますが、何はともあれ、他に聴いてくれていた方からも「せいろ買ったよ!」というご報告までいただきました、ありがとう。日本せいろ協会はぜひ私にプロモーションを任せていただきたいと思います。(そんな協会はありません。※編集部調べ)

さて、ずっと欲しかったせいろ、かの有名な「照宝」のサイトを見ていたら、我が家にちょうど良さそうな、18cmのせいろの在庫があるじゃないか!

と、気づけばあっという間にカートに入れていました。こういう時だけ私はとても動きが早い。

注文してすぐ、ヨドバシドットコムのような速さで届いたせいろは、もう箱から出した瞬間から杉の良い香りがします。説明書に書かれた通り空蒸しをすると、家中にその良い香りが広がり、いやおうなしにテンションが上がる。何を蒸そう、と考えるのすら楽しい。

img_editors_001-02.jpg

で、考えていたらもうあれもこれも片っ端から蒸したくなってきて、本当に毎日毎日、何かしら蒸しています。口を開けばせいろの話ばかりしていますが、改めてせいろの良いところを勝手ながらまとめておきます。日本せいろ協会はぜひ私にプロモーションを任せていただきたいと思います。(そんな協会はありません。)

せいろの良いことその一。「時間差ごはん」でもリッチに見える

息子の塾の日は、晩ごはんを食べる時間がバラバラになります。いつもは息子の分はお皿に取り分けておいて、息子が帰ってきたらチンして出すのですが、息子が帰るタイミングでせいろをのせたお鍋を火にかけて野菜蒸しを作り、そのままどんっと食卓に出すようになりました。

息子いわく、「何これ、旅館みたい・・・・・・・!!!!!!!」

img_editors_001-03.jpg

…いや、こんな、あくとりをサボったがためにれんこんの色が毒入りみたいになってしまったせいろ蒸しなのに、もう見たことのないようなテンションで話す息子。息子はうれしくなると早口になる。私と同じだ。「なんか旅館みたい!こないだ行ったとこで出てきたよね!?あれが家で食べられるんだよここ旅館かって話ですよ!!!!!」とか早口で言っている。

いやそこまで言われると普段どれだけ質素なごはんを出しているのか…という話ですが(本当に…)、せいろってほんと、なんだか見た目がすごくリッチに見えるのです。

でも実際のところ、手間は本当に全くかからない。息子の分を取り分けておいて、あとは蒸すだけなので、レンジでチンするのとそんなに変わりません。我が家の普段のごはんと同じく、質素であることには変わりないのです、実は。

でも、にもかかわらず、こんなに喜んでもらえるほど、見た目のインパクトがある。これはみんなうれしいです。

img_editors_001-04.jpg

良かったことその二。野菜をたくさん食べるようになる

最近、「リュウジのレシピトレード」や「ボルサリーノ関好江の笑食同源おしゃべりごはん」の連載を書いてもらっているライターのネッシーあやこさんに勧められてあすけん先生に弟子入り(※あすけんというアプリを使い始めること)したのですが、これが本当にすごいアプリで、食べたものを入力すると、自分が摂取した栄養(並びにカロリー、糖質、脂質)が一目でわかるのです。

シンプルな構造ですが、この「一目でわかる」というのが、頭で思う以上にすごい。現実を叩きつけられます。

「なんとなく、油物多く食べてそうだなー」とか、「なんとなく、糖質とりすぎてそうだなー」とか、「なんとなく、野菜足りてないよなー」とか、「なんとなく」思っていたことが、全部可視化される。可視化というのはすごいです。現実の可視化です。うっすらもやがかっていた現実が、こんなにもくっきりと見える。春季キャンプの時期は毎年「今年は優勝できるんじゃないか!!」と浮かれているのに、シーズンが始まったとたん「あれ…?全然先発投手が足りてない…?」と、現実をつきつけてくるヤクルト・スワローズと同じです。(でも今年はいける気がする。)

ともかく、あすけん先生によって現実を突きつけられた私は、いやがおうにも「糖質とりすぎだな…」とか「野菜(もっと具体的にビタミンB2が、とか)が足りてない…」と、考えるようになりました。野菜をとるのは大事、というのはそりゃわかっているけれど、じゃあどんな栄養があってそれはどういう働きをするのかって、こんなにも知らなかったのだな、と、思い知る日々。

そこで、せいろです。昼も夜も、とにかく何かしら、蒸す。手当たり次第その辺の野菜を、いやこの世の野菜を、蒸す。蒸して蒸して、蒸しまくる。

img_editors_001-05.jpg

油を使わないので、あすけん先生への入力も簡単です。小松菜、とだけシンプルに入力。あとは好きな味付け(ポン酢なりごまだれなりマヨネーズなりなんなり)で蒸し野菜を食べる。むしゃむしゃ食べる。

普段厳しいあすけん先生も、まあまあ、褒めてくれます。まあまあだけど。

良かったことその三。なんでもおいしくなる。

手当たり次第、毎日毎食(ほんとうに毎日毎食)、蒸しまくっています。

まずは肉まん

img_editors_001-06.jpg

さつまいも

img_editors_001-07.jpg

ベーグル(うっっっま)

img_editors_001-08.jpg

ほんとうにどれもこれも、びっくりするほどおいしくなります。特にベーグル。もうレンジでチンしたベーグルには戻れない。

せいろの良さを知ってしまった息子が、朝、私のランニング中に電話をかけてきて、「せいろで肉まん蒸したいんだけど、何分蒸せばいいんだっけ?」と、聞いてきた。ちゃんと自分で蒸して食べたそうです。「めっちゃくちゃおいしかった!!」とのこと。この子は料理に関してほんと、なんというか躊躇がない。夫ですら、使い方のわからない道具はまず使わない。でも息子は「おいしくなりそうなもの」ならガンガン使う。そういうところ、とても良いなと思う。めちゃくちゃおいしい肉まんになったそうです。

「蒸す」という、今までもあったけれども積極的にはやってこなかった調理法。これにすっかりハマっている我が家です。

虫明麻衣

アイスム エディター。「コウケンテツの『つくってみよう!休日かぞくごはん』」「テイクアウトのある風景」「おうち居酒屋ツレヅレハナコ」などを企画から担当。京都府田舎生まれ、約12年の新聞社勤務を経てフリーランスに。小学生2人の母。好きな場所は神宮球場、好きな飲み物は神宮のビール、好きなものはヤクルト・スワローズの一勝。最近の趣味はライカで写真を撮ること。

この記事をシェアする