無限に広がる!親子の絵本の楽しみ方

六車奈々の子育てコラム「あいことばは、まあいっか」 #18

2021.08.02

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子供を膝に乗せて、温もりを感じながら絵本を読む。
温かくて柔らかい娘を抱っこしながらの読み聞かせは、私にとって幸せを感じるひとときです。

絵本の楽しみ方は無限。今回は、六車奈々流『親子の絵本の楽しみ方』をお伝えします。

ステップ1 子供の興味を広げる

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生後三ヶ月の娘と私

絵本を読み聞かせしてあげたいと思っても、子供がまだ小さいうちは『じっと聞く』なんてしませんよね。絵だけを追ったり、ページをめくることが楽しくてペラペラめくったり。「うちの子はちゃんと絵本を聞けないのかしら」と心配になるかもしれませんが、大丈夫。いずれじっと聞いてくれるようになります。まだ読み聞かせに集中できないうちは、子供の興味がある世界を広げてあげるといいですよ。たとえば…

母:あるところに3匹の子ブタの兄弟がいました。一番上のお兄さんブタは…
娘:ん!ん!(ブタがいるよと、指差しアピール。お話より、ブタにしか興味がない)

こんなときは、ストーリーから離れます。

母:ホントだ!ブタさんだねぇ。せりちゃんは、どのブタさんが一番好き?
娘:ん!ん!(一番好きなブタを指差し)
母:お母さんもだよ!じゃあ一緒にブタさん、なでなでしてみる?(絵本のブタを一緒になでなで)

すると、次のページのブタが気になり、めくる娘。読み聞かせを再開するも、やはり絵が気になる。

母:一番上のお兄さんブタは、藁のおうちを作りました。二番目の…
娘:ん!ん!(家を指差し)
母:わぁ!ブタさんがおうち作ってるね。どのおうちが一番上手に作れたかなぁ?

…という具合に、子供が興味を示した世界を「もっと広げる」のです。私の場合は、さらにそれを実生活にも結びつけます。たとえば娘とホームセンターへ行ってレンガを見つけると、

母:せりちゃん!これが「レンガ」だよ!ほら、一番下のブタさんが作ったおうちで、オオカミが吹き飛ばせなかったでしょう?レンガ、持ってごらん。
娘:んんんんん!
母:ねぇ?重いでしょう?だからオオカミは吹き飛ばせなかったんだねぇ。

こうすると、また家に帰って絵本を見るのが楽しくなります。

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母:「フ〜ッ!」オオカミが何度吹いてもレンガのお家は吹き飛ばせません。せりちゃんもレンガ持ったもんね!
娘:うん!(得意げ)

言葉が話せるようになってからでも、街を歩いていてレンガのおうちを見つけると、「ママ、これレンガ?」と娘の興味と観察力は無限に広がっていきます。

まだ読み聞かせに集中できないうちは、絵本を遊び道具の一つと捉えて、子供の絵本に対する間口を広げてあげます。日常的に絵本に慣れ親しむことで、『絵本=楽しいもの』とインプットされ、いずれしっかりと話を聞いてくれるようになります。

ステップ2 ゆっくり読むことを意識する

実は私、保育士試験の実技で、言語表現(課題の絵本を自分なりに表現する)は満点を取りました。ハイ、自慢です(笑)。これは長年、表現することを生業としてきた一つの成果だと思います。そんな私の読み聞かせが参考になるなら、一つアドバイスしたいのが、

『読み聞かせは、自分が思っている以上にゆっくり読む』

ということです。図書館などで子供に読み聞かせをしている保護者を見かけると、読むスピードが早いなぁと思うことがあります。ですがご本人はおそらく早口で読んでいるつもりは無いはず。試しに、一度自分で読み聞かせを録音して聞いてみてください。思っているより、きっと早いことに気がつくと思います。

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一冊の絵本に込められたストーリーは無限にあります。そしてそんなことに気づかせてくれるのが、子供の鋭い視点。
絵本をゆっくり読んであげることによって、

  • 子供がじっくり聴いて、理解しやすくなる
  • 子供が疑問に思ったこと、気づいたことを保護者に聞きながら進んでいける

と思います。絵本を通して、子供との会話が広がっていくと良いですね。

ステップ3 絵本と同じものを食べる!

先日、このコラムの撮影がありました。娘と一緒に楽しく写真撮影した後、コラムのイラストを担当してくださっているあきばさやかさんとも対談をしました。ずっとお会いしたかったあきばさんとの対談に超ハッピーでしたが、もう一つ幸せなことがありました。

アイスムの編集長さんが、
「せりちゃん。対談の間、お待たせしちゃうから。」
と、ステキな絵本をプレゼントしてくれたのです。

サプライズに娘も大喜び。私も心がポカポカ。

対談の間、せりは絵本を読んでいました。そして絵本の中のパスタが食べたくなりました。

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ふくざわゆみこ・作/絵『ぎょうれつのできるスパゲッティやさん』教育画劇

絵本を見ると、確かにとってもおいしそう!ということで、セリーヌ農園のバジルでジェノベーゼ。夫と娘が二人で作り、絵本と同じように盛り付けました。

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絵本って、大人が見てもおいしそうな食べ物が出てきませんか?
たとえば『ちびくろさんぼ』を見て、娘と一緒に大量のホットケーキ!

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絵本以外でも、

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これは、娘に初めて作ったオムライス。おままごとのオムライスを見て食べたいと言ったので、「同じオムライスを食べよう!」と作りました。娘もニコニコ。

これは、大人気アニメに出てきたとろろ蕎麦。
「おいしそう!」という娘に作りました。

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絵本などで見たおいしそうなものを実際に食べられるって、ワクワクしますよね!休みの日など時間ができたときに、とてもオススメです!

絵本には子供の成長に大切なものがたくさん詰まっています。
ぜひ日常的に活用して、大人も子供も楽しい絵本ライフを送りたいですね!

六車奈々

京都府生まれ。1989年にモデルとしてデビュー。

女優、タレントとして活動しながら、2016年に“六車奈々の『食べる美人塾』”をスタートさせ、女性を対象とした美と健康に関する講演活動に取り組んでいる。

2019年には国家資格である保育士を取得。1児の母として自ら育児を楽しみながら、育児の楽しさと知識を伝える活動もスタートさせる。

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撮影:馬場伸子(SIGNO)
ヘアメイク:菅野綾香(ENISHI)
イラスト:あきばさやか

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