忙しい時こそエネルギーチャージ!自分時間を作ろう!

六車奈々の子育てコラム「あいことばは、まあいっか」 #22

FAMILY
2021.12.09

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「どうすれば自分の時間を持てますか?」

これは、私がいただくご質問の中で一番多いかもしれません。私も毎日がフル回転。「時間貯金箱がほしい!」と本気で思うほど時間を欲しています(笑)。

1日は24時間。この限られた中で山ほどの用事を済ませ、さらに自分時間を持つなんて…と思いますよね。でもね、これが案外作れてしまうのです!今日は、私が実行している「自分時間の作り方」をご紹介しますね。

「自分時間」はとっても大切

あきばさやかさんとの対談でもお話ししましたが、自分時間を作ることに罪悪感を覚えるお母さんは、案外多いような気がします。そんなお母さんたちにお伝えしたい。

「大丈夫!胸を張って自分のための時間を作ってくださいね」って。
なぜなら結婚生活や子育ては長期戦。楽しみながら続けていくには、心と体を休ませてあげることがとても大切です。ほんのちょっとでも自分時間を持ってリフレッシュできると、また家事や育児に楽しく向き合えます。

なによりも毎日を楽しみながら生きている親の姿を見せることは、子供にとって最高の教育だと思います。

…とはいえ私自身もつい頑張りすぎてしまうタイプなので、もっと上手く力を抜かなきゃなぁと自分に言い聞かせています。

いかがでしょう。
最近、自分時間はありましたか?

私は……
あ!先日、仕事帰りにこっそりケーキを食べました(笑)。生クリームたっぷりのマロンケーキを食べて「しあわせ〜!」と至福の時間。分刻みの慌ただしい日常を忘れ、心もゆったり。30分ほど自分時間を過ごした後は、「よし!おいしいごはんを作るか!」と元気に帰宅できました。

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私が実践している自分時間の作り方

在宅ワーク時の私は、こんなスケジュールです。

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こうしてみると、ほぼ仕事(汗)。私は夫の仕事も手伝っているのですが、実動時間を計ってみたところ、少ない日で7時間、多い日は9時間でした。これには自分でも驚愕。ですが、こんな中でも私はなるべく自分の時間を作るようにしています。

1. 気分をリフレッシュしたいとき

仕事帰りにちょっと寄り道

収録やミーティングが早く終わった時は「30分だけ!」と決めて、自分時間を作ります。ケーキを食べたりウインドウショッピングをしたり、本屋さんへ行くことも。たった30分でも自分時間を持つことでリフレッシュでき、その後はまた楽しく家の用事ができます。

実は、以前の私は仕事が終われば大急ぎで帰宅していて、「ごめんねー!すぐにごはん作るからね!」なんて言いながら、息つく暇もなく家事をしていました。ある時、どうしても仕事の件で頭の整理をしたいことがあり、一人でカフェに立ち寄りました。その後は申し訳ない気持ちでダッシュで帰ったのですが、家族は「おかえり〜」といつも通り。気にしていない様子でした。

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「なぁんだ。そっか。必死に慌てていたのは私だけだったんだ。」
私は自分で自分を追い立てていたことに気づき、それからは心がラクになりました。仕事帰りの30分を自分のために使うのは、とても有意義。気分もリフレッシュでき、帰るときには「早くせりちゃんに会いたいな」と娘が恋しくなっています。

ちなみに、最近は逆パターンで『早めに家を出る』というのも実践中。現場に30分早く着いてモーニングを食べたり、カフェで仕事したり。環境が変わると気分も変わります!

2. まとまった時間が欲しい時

家事時間を自分時間に充てる

毎日の家事で、買い物も料理も茶碗洗いも洗濯もゴミ出しも、頻繁にサイクルを止めるわけにはいかないのが我が家の実状。そこで私が手を抜くのは「掃除」です。もちろん掃除だって毎日した方がいいのですが、週に1、2回掃除しない日があったって、家族が途方に暮れるほど困るわけではないはず。それならば映画を見たり習い事をしたり、その時間を自分のエネルギーチャージに割り当てても良いのではないでしょうか?「毎週金曜日の午前中は私の時間!」などと決めて自分のために時間が使えると、一週間にメリハリも出てきます。

朝活をする

私の場合、講演の台本作りやコラム執筆などでまとまった時間が欲しい時は、朝にやります。なぜなら、それが人間の体内リズムに沿った方法で、最も効率的だからです。

人間の睡眠はレム睡眠(体は眠っているが脳は起きている)とノンレム睡眠(脳も体も眠っている)を繰り返しますが、眠りの深さは明け方になるほど浅くなります。というのも体内で活動のための準備が始まり、覚醒のホルモンなどが分泌され始めるから。つまり同じ6時間睡眠でも、夜中3時から9時までと、0時から6時まででは、その質は違うということ。

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以前の私は、子供を寝かしつけてから仕事をしていました。するとキリがないのでダラダラやってしまい、明け方になることもしょっちゅう。いざ寝ようとしても頭はオフモードに切り替わらず、なかなか寝つけません。ようやく眠れても眠りは浅く、翌日は疲れが抜け切らないまま。だるくて辛い毎日でした。

ところが睡眠の勉強をして以来、夜は早く寝て朝に仕事をするようになると、体は快調!疲れが取れてスッキリと目覚めることができ、頭も冴えています。さらに朝は出かける時間が決まっているので集中でき、作業効率が上がりました。私は子育てと家事、仕事をしながら保育士の資格を取得しましたが、まさに体内時計に合わせた朝活のおかげです。

家事時間を充てても更に時間が必要な時は、「夜遅くまで起きて」ではなく「朝早く起きて」がメリット大です。ぜひ、朝の時間を活用してくださいね。

自分時間があったら、一番したいことは何ですか?

ぜひ、そのやりたいことをやってみてください!ひとつ変われば毎日が変わってきます。自分時間も楽しんでくださいね。

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イラスト:あきばさやか
撮影:馬場伸子(SIGNO)
ヘアメイク:城所とも美

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