頭が良くなるって本当?魚料理で受験を応援!

六車奈々の子育てコラム「あいことばは、まあいっか」 #24

FAMILY
2022.02.17

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スーパーの鮮魚売り場でよく耳にする「おさかな天国」の歌。サビで歌っている「サカナを食べるとアタマが良くなる」は、本当の話です!!!

我が家では妊娠中から積極的に魚を意識した食事を取り入れ、出産後も授乳時、離乳食時はもちろん、今も週の半分以上は魚を食べています。ここまで魚を重視する一番の理由は、「脳に良いから」。魚を食べると、本当に頭が良くなります。ということで受験シーズン真っ只中の今回は、「魚料理で応援しよう!体の中から頭が良くなるお話」です。

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DHAは脳にはいれる特別な油!

青魚を食べると、DHAは小腸からリンパ管を経て血液に入り、脳に取り込まれていきます。今さらっと「脳に取り込まれる」と言いましたが、実はこれ、すごいことなのです!というのも、人間にとって最大の武器。鋭い爪も牙も持たない人類がこれだけ繁栄できたのは、大脳を大きくしたからですよね。

そこで、この大切な脳を守るために、脳の入り口はセキュリティが厳重になっています。脳の始まり部分ともいえる脳幹には『血液脳関門(ブラッド・ブレイン・バリア)』と呼ばれる関所があり、通過しようとする物質を厳しく制限しているのです。たとえば抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンE、βカロテンなどは、ここを通ることができません。

血液脳関門を通過し、脳内にはいれてしまうDHAは「脳に選ばれし者」なのです!

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脳内に入り込んだDHAは、神経細胞の細胞膜を柔軟にしてシナプスを活性化。頭の回転を良くしてくれます。さらにDHAは記憶を司っている海馬にも多く存在するので、DHAを増やすことは記憶力や学習力をアップするのに、とても効果があることがわかっています。

継続してDHAを摂取すれば脳が活性化し、脳全体の機能性も高まってきます。そしてこれは、受験を控えたお子様だけではありません。何歳になってもDHAを摂取すれば脳細胞は活性化されます。だから私も、週の半分以上は魚!お母さんも頭の回転を良くするために頑張っていますよ〜(笑)。
ちなみにDHAは母乳にも含まれていて、胎児期、 乳児期の脳の発達に欠かすことの出来ない重要な成分です。

魚は朝に食べるといい!

魚を食べるのはいつでも良いのですが、こと「DHAの効果」を求めるのであれば、朝がおすすめです。こちらをご覧ください。

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出典:国立研究開発法人産業技術総合研究所・マルハニチロ株式会社

これは、国立研究開発法人 産業技術総合研究所とマルハニチロ株式会社の共同研究。グラフを見ると、魚油は朝食時に摂取した方が血中のDHA・EPA濃度がアップすることがわかります。つまりDHAを目的に魚を食べるなら、俄然朝がおすすめ。

とはいえ、平日の朝に魚を焼くのが大変な時もありますよね。そこで我が家は鮭おにぎりを作って冷凍しておいたり、冷凍しておいた鮭のほぐし身で鮭雑炊にしたりしています。

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そうそう、サバ缶を使ったお味噌汁も旨味たっぷりでおすすめです!もっと忙しい時には、DHA入りの魚肉ソーセージやコンビニのツナおにぎりを活用するのも良いですね。

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青魚が苦手な人は亜麻仁油を

「魚が体に良いことはわかっているけど、苦手で…」という方には、亜麻仁油がおすすめです。というのも亜麻仁油は、その一部が体内でDHAとEPAに変換されるのです!私の亜麻仁油の使い方に関しては、前回のコラムをご覧くださいね。

ちなみに私は亜麻仁油を15年ほど飲み続けていますが、本当に良いと実感しています。脳と美容のために飲んでいますが、お肌もすべすべ!保育士の受験前1週間は倍量を毎日飲み続けたおかげもあってか、無事合格できました!娘は3歳を過ぎた頃から、朝食後に亜麻仁油を小さじ半分ほど飲んでいます。

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朝食後は、スプーンで亜麻仁油をパクリ。

こうして亜麻仁油を毎日とっていると、たまにお肉の日が続いても「亜麻仁油を飲んでるし、まあいっか」と、思えるのでおすすめですよ。

お魚パワーでサクラサク。
受験生の皆さん、頑張って!お祈りしています!!!

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