市瀬悦子さんの冬の献立、便利な「メインと副菜」のセット vol.1

特別企画

FOOD
2025.11.17

「メインは決まったけど副菜が決まらない」。「2品作るときにどんな順番で作ればいいかわからなくなってしまう」。そんな「献立のお悩み」に答えるべく、料理研究家の市瀬悦子さんに、冬の便利な「メインと副菜」の組み合わせを教えていただきました!第1回は、「ベーコンとカリフラワーのカルボナーラ風リゾットと、春菊とりんごのオニオンサラダ」です。作りやすい順番も教えていただいたので、ぜひまねしてみてくださいね!

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教えてくれた人:市瀬悦子さん

料理研究家。日常的な素材と調味料で作れる、市瀬流「おいしい日本の家庭料理」が人気を集め、著書は60冊以上。大の音楽好きで最近よく聴くのはヒップホップ、近著に『具だくさんの満足スープ』(ワン・パブリッシング)がある。

ベーコンとカリフラワーのカルボナーラ風リゾットと、春菊とりんごのオニオンサラダ

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市瀬さん

「ごはんをサッと煮れば完成のリゾット風、この1セットでごはんもたんぱく質も野菜もとれます。春菊は生でもおいしい野菜、りんごの赤がいいアクセントにも。チキンも加えてクリスマスの夜ごはんにもおすすめです!
①まずリゾットの具材を切る→鍋で蒸し煮
②煮ている間に副菜を完成させる
③リゾットの仕上げ、ごはんと牛乳などを入れて煮る
という手順で作っていきますよ。」


材料(2人分)

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【ベーコンとカリフラワーのカルボナーラ風リゾット】

  • ベーコン…4枚
  • カリフラワー…150g
  • ピザ用チーズ…60g
  • にんにく(みじん切り)…1かけ
  • 卵…2個
  • あたたかいごはん…茶碗に少なめの2杯分(200g)
  • オリーブオイル…大さじ1
  • 牛乳…1/2カップ(100mL)
  • 粗びき黒こしょう…少々
  • A
  • 水…150mL
  • 塩…小さじ1/2〜2/3
  • こしょう…少々

【春菊とりんごのオニオンサラダ】

  • 春菊…1/2束(80g)
  • りんご…1/8個
  • くるみ(素焼き)…30g
  • A
  • 玉ねぎ(すりおろしたもの)…大さじ1
  • オリーブオイル…大さじ1と1/2
  • 酢…小さじ1
  • 塩…小さじ1/4
  • こしょう…少々

メイン「ベーコンとカリフラワーのカルボナーラ風リゾット」

作り方

1. ベーコンは1cm幅に切る。カリフラワーは小さめの小房に分ける。
2. 鍋にオリーブオイル、にんにくを入れて中火で熱し、香りが立ったら1を入れてサッと炒める。Aを加えて混ぜ、沸いたらふたをして弱火で7分ほど蒸し煮にする。
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市瀬さんポイント

カリフラワーを蒸し煮にするとほろほろとした食感になり、ごはんとソースによくなじんでおいしくいただけます。この間にサラダを作りましょう!

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3. 卵は黄身と白身に分け、白身はボウルなどに入れて溶きほぐし、黄身は小皿などに取っておく。
4. 鍋にごはん、ピザ用チーズ、卵の白身、牛乳を加えてよく混ぜ、中火にして、チーズが溶けて全体がなじむまで2~3分煮る。
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5. うつわに盛りつけ、卵の黄身をのせ、粗びき黒こしょうをふる。
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副菜「春菊とりんごのオニオンサラダ」

作り方

1. 春菊は葉と茎を分けておく。葉はざく切り、茎はななめ薄切りにする。りんごは洗って皮つきのまま薄切りにし、くるみは3~4等分に手で割る。

市瀬さんポイント

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春菊の茎をななめ薄切りにすることで、食感がよくなり、ドレッシングとのからみもよくなります。くるみは食感のアクセントに。余ったものは冷凍OK、次回サラダに凍ったまま割って入れられますよ。

2. ボウルにAを入れてよく混ぜ、1を加えて和える。
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市瀬さん

「サラダが出来たら、リゾットの工程3に戻って作っていきましょう。オニオンドレッシングはまとめて作り置きして、冷蔵庫で4~5日保存可能。私の大好きなドレッシングで、蒸し野菜にかけて食べてもおいしいですよー!」

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取材・文:白央篤司
撮影:村上未知