市瀬悦子さんの冬の献立、便利な「メインと副菜」のセット vol.2

特別企画

FOOD
2025.11.19

「メインは決まったけど副菜が決まらない」。「2品作るときにどんな順番で作ればいいかわからなくなってしまう」。そんな「献立のお悩み」に答えるべく、料理研究家の市瀬悦子さんに、冬の便利な「メインと副菜」の組み合わせを教えていただきました!第2回は、「鶏と大根のオイスターうどんと、白菜のアボカド和え」です。作りやすい順番も教えていただいたので、ぜひまねしてみてくださいね!

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教えてくれた人:市瀬悦子さん

料理研究家。日常的な素材と調味料で作れる、市瀬流「おいしい日本の家庭料理」が人気を集め、著書は60冊以上。大の音楽好きで最近よく聴くのはヒップホップ、近著に『具だくさんの満足スープ』(ワン・パブリッシング)がある。

鶏と大根のオイスターうどんと、白菜のアボカド和え

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市瀬さん

「冷凍うどんをそのまま煮込むお手軽レシピ。鶏、大根、オイスターソースとうまみの強いトリオで、だしの素要らずでおいしいおつゆになりますよ。このセットは副菜から作っていきましょう!
①白菜を刻んで塩をして、10分ほど置きます。
②この間にお湯を沸かし、うどんの具材を切って、煮ていきます。
③1の白菜をしぼって、副菜を完成させます。
④冷凍うどんを鍋に入れてメインを完成させます。
というのが大まかな手順。さあ、作っていきましょう。」


材料(2人分)

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【白菜のアボカド和え】

  • 白菜…200g
  • アボカド…1個
  • 塩…小さじ1/3
  • A
  • オリーブオイル…大さじ1と1/2
  • 塩…小さじ1/4
  • こしょう…少々

【鶏と大根のオイスターうどん】

  • 冷凍うどん…2玉
  • 鶏もも肉…1枚(200g)
  • 大根…200g
  • まいたけ…1/2パック(50g)
  • A
  • 水…600mL
  • オイスターソース…大さじ2
  • 醤油…小さじ1
  • 砂糖…小さじ1
  • 塩…小さじ1/3

副菜「白菜のアボカド和え」 

作り方

1. 白菜は葉と軸に分け、葉は一口大に、軸は5cm幅の薄切りにする。ボウルに入れて塩をふってざっくり混ぜ、10分ほどおく。
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市瀬さんポイント

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塩をしておくことで全体がしんなりするので、アボカドと和えやすくなり、全体に味もまわりやすくなります。この間にメインのうどんを作っていきます。

2. ボウルなどにAを入れてよく混ぜる。皮と種を除いたアボカドをボウルに加え、マッシャーかフォークなどでざっくりつぶす。
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3. 白菜の水気をギュッとしぼってから2に加え、全体を和える。
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→完成したら、うどんレシピの4に進んでください!

メイン「鶏と大根のオイスターうどん」

作り方

1. 鍋にAを入れて全体を混ぜ、強火にかける。

市瀬さんポイント

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まず、おつゆを作っていきます。沸くまでの時間を使って、材料を切りましょう。

2. 鶏もも肉は小さめの一口大、大根は7~8mm幅のいちょう切りに、まいたけは手で食べやすい大きさに割く。
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3. 鍋が煮立ったら2を加えて、もう一度煮立ったところでアクを取り、ふたをして弱火で10分ほど煮る。
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市瀬さんポイント

この間に副菜のレシピの工程2に戻って、最後まで仕上げていきます。大根がしんなり煮えるまで加熱したいので、10分経ったら1枚味見して、食感をチェックしてみてください。

4. 鍋に冷凍うどんを加えて強火にし、ほぐしながらうどんが温まるまで煮る。
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市瀬さん

「メインおかずは火を使う料理にして、副菜は使わないと決めると、同時に作りやすくなります。白菜は洋風にアボカドと和えてもおいしいんですよ。火を使わない料理でも、メインをアツアツの料理にするとよく合いますし、旬野菜を使っているので季節感も出ます。メインには根菜を使って、副菜には葉物野菜を、と考えると栄養のバランスもとりやすいです。」

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取材・文:白央篤司
撮影:村上未知