米粉をもっと身近に!リュウジさんの「モチコチキン」と稲田俊輔さんの「和風だしキーマつけ麺」
福岡県宗像市で開催された複合型イベント「EVOLOVE presents 宗像祭2023」(2023年11月3日・4日・5日開催)では、アイスムがFOODエリアを全面プロデュース。親子の食体験ワークショップやこどもスタンプラリーなどを実施した他、5日には料理研究家のリュウジさんと飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによる福岡県産の食材を使った料理トークショーを行いました。
ステージの模様はYouTubeチャンネル「GuuGoo(ぐーぐう)」にてアーカイブを配信中!
リュウジさんと稲田さんは、「リュウジのレシピトレード」でも過去に共演済み。この日は気温25度を超える秋晴れで、二人ともステージに上がる前からFOODエリアでお酒を楽しんでいたそうです。
改めてまずは乾杯!
「青空の下で飲む酒は最高ですね!」
「この気候で飲むなって言う方が無理ですよね!」
と盛り上がる二人。
今回使うメインの食材は、福岡県産の米粉。その原料となる県産米「ふくのこ」は、低農薬で育てられ、甘味と適度な粘りが特徴です。また、「ふくのこ」の米粉から作られた「べいめん(米麺)」も福岡県が力を入れている商品の一つ。リュウジさんはこの米粉と福岡県産の鶏肉「はかた一番どり」を使って「モチコチキン」を、稲田さんは「べいめん」のおいしい食べ方として「和風だしキーマつけ麺」を披露しました。
リュウジさんの「モチコチキン」
材料(3〜4人分)
作り方
- 1. 一口大に切った鶏肉に、(A)を加えて揉み込み、漬け込む。
- 2. 米粉と片栗粉を混ぜた粉をはたいて、サラダ油で揚げる。
モチコチキンというのはもち粉を使って作るハワイの唐揚げのこと。今回はもち粉の代わりに米粉を使います。米粉の衣は油を吸いすぎず、時間が経ってもサクサクが持続するので、お弁当にもおすすめの一品です。
リュウジさん「むね肉でもおいしく仕上がります。今回はもも肉で、はちみつを使って甘さとコクを出します。糖分が入るのでちょっと焦げやすくなるんですが、お肉もジューシーになります。」
味付けのポイントは、ナツメグ。
稲田さん「ナツメグを使うの、かっこいい!」
リュウジさん「ナツメグが入ると、香りが豊かになります。」
稲田さん「お店の味ですよね。家庭でもナツメグがあると、ハンバーグとかミートソースとかがワンランク上がります。」
リュウジさん「意外とホワイトソースに入れるのもいいんですよ。」
稲田さん「そうそうそう!ホワイトソース!」
米粉と片栗粉を2:1の割合で混ぜ、漬けておいた鶏肉にまんべんなくまぶして揚げます。揚げると鶏の皮が縮んでくるので、揚げる前に引っ張って伸ばしておくと良いです。
フライパンの底から1cmくらいの油で揚げることができるので、小さめのフライパンを使うのがおすすめ。
稲田さん「今、おうちで揚げ物しないって方多いと思うんですが、揚げ物こそ家でやりたくないですか?揚げたてが食べられるから!」
リュウジさん「家での揚げ物はぜひやってもらいたくて、わりと僕のYouTubeチャンネルでは揚げ物を紹介してるんです。」
稲田さん「最初はハードル高い気がするかもしれないけど、こういうやり方だったら気軽にチャレンジできそうですよね。」
楽しくトークしているうちに揚げたてのモチコチキンが完成!
宗像祭の会場リポートをしていたベジータことDB芸人のR藤本さんがステージに登場し、会場の皆さんを代表して試食してくれました。
ベジータ「中がもっちもちで外はサクサクだな!肉にもしっかり下味がついてやがるな!これを食ったら他の唐揚げはもう食えん!まさに鶏のファイナルフラッシュだーー!!」
リュウジさん「ファイナルフラッシュ、ありがとうございますー!」
DBネタを取り入れた食レポに会場が沸き、稲田さんもパクリとつまんで「んーーー!これはハイボールがすすみますね!」と感激の様子。
続いては稲田さんの調理です。
稲田俊輔さんの「和風だしキーマつけ麺」
材料(2人分)
作り方
- 1. ■の材料を鍋に入れ、玉ねぎがしんなりするまで中火で3分程度炒める。
- 2. ○の材料を加え、鶏ひき肉に火が通りスパイスの香りが立つまで3分程度炒める。
- 3. ●の材料を加え、沸騰したらふたをして弱火で5分煮込む(仕上がり目安500g)。
- 4. 鍋にたっぷり沸かした湯で米麺を茹で、ザルにあげて水で締める。つけ汁を碗に盛り、万能ねぎをあしらう。
稲田さん「麺っていうのは小麦粉のグルテンを利用して作ることが多いので、米粉だけで作るのって難しいのですが、このべいめんはそれを実現しています。これに一番合う料理を考えてたどり着いたのが、今回のメニューです。」
スライスした玉ねぎ、みじん切りにしたにんにくと生姜、サラダ油を入れて火にかけます。玉ねぎをみじん切りではなくスライスにするのは、麺と絡めた時に食べやすいから。
稲田さん「カレーって、玉ねぎを飴色にしなきゃいけないというイメージがあるじゃないですか。でもインドでは、じっくり玉ねぎを炒めるカレーもあれば、さっと炒めるだけのさらっとしたカレーも多いんです。どういう味にしたいかによります。」
リュウジさん「なるほど〜!」
玉ねぎがしんなりしたら、カレー粉や調味料を加えてさらに炒めます。ガラムマサラを加えるとより本格的な味わいになりますが、カレー粉だけでもおいしく作れます。
稲田さん「水を加えると温度が100度以上にならないのですが、油で炒めている段階だと温度は140〜150度くらいになります。この段階でスパイスを入れると、スパイスが覚醒して香りが出てきます。これはカレーに限らず、スパイスを使う時のコツです。」
スパイスの香りが立ったら、水を加え、さらにかつおぶしをどさっと加えます。会場にはスパイスとかつおだしの香りが一気に広がり、ステージをご覧のお客さんたちも食欲を刺激されて思わず笑顔に。
リュウジさん「香り的にはお蕎麦屋さんっぽい感じですね!だから麺があうのか!」
実はべいめんは茹で汁までおいしいことを発見したという稲田さん。つけ麺の最後に茹で湯割りで食べるのもおすすめとのこと。今回は玄米タイプのべいめんで作りましたが、冷や麦やそうめんでも同じように作れるそうです。
二人が協力しながら調理を進めていき、盛り付けて完成!
「これはうまいでしょ!」とリュウジさんも興奮ぎみです。
ここで再びベジータが登場し、稲田さんの和風だしキーマつけ麺を試食します。
まずは、だしキーマカレーをつけ汁にして、つけ麺のように食べます。
ベジータ「スーパースパイシーな香りがきて、その後だしのうまみが広がって、麺はもちもちで柔らかくてスープを吸収して、カレーと和だしと麺の完璧なフュージョンだ!肉もうまいな。」
途中でつけ汁に七味を振ったり、麺の方にかぼすやすだちを搾ったりして「味変」するのもおすすめです。つけ汁にごはんを入れるというアレンジに、思わず「いいなーそれー!」と羨ましがるリュウジさん。
リュウジさん「僕も我慢できないので一口だけいただいていいですか?…うまっ!カレーと和だしあいますね。(さらにかぼすを搾って)あー、うまいです。これ大好きですね!!」
エリックサウスでは出したくても出せないというこの味、ぜひおうちで作ってみてください。
モチコチキンは大盛況!
ステージ終了後、リュウジさんはモチコチキンを販売しているアイスムブースへ。
サインや写真を求めるファンの皆さんがブース前に集まり、一人一人に快く応じてくれたリュウジさん。中には、リュウジさんのYouTubeを見ながらいつも料理をしているという中学生の男の子も!宗像の子どもたちにとっても一生の思い出になったのではないでしょうか。
その後もモチコチキンは長蛇の列で、大盛況のうちに完売となりました!
ステージをご覧いただいた皆さま、モチコチキンを買っていただいた皆さま、そして生配信をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました!たくさんの方に「食」で笑顔を届けるため、またどこかのイベントにアイスムが出張させていただくことがあるかもしれません。今後もアイスムをぜひよろしくお願いいたします!