自炊のモチベーションをあげるもの。Voicy番外編。
先日アイスムのVoicyで、「無理なく続ける自炊」というテーマでトークをしました。(アイスムVoicyぜひきいてください♡)
Voicyの収録はいつも台本などはなく、あらかじめテーマだけ決めて一発録り。話しながら私もあれこれ考えをまとめている感じで、とても楽しいです。この日は編集長のあずささんと、アシスタントのすぎもっちゃんの三人での収録で、話しながら色々と考えることもたくさんあったので、録り終わってからも改めて、だいたい一年の80%くらいは「ああごはん作りたくない」と思いながら過ごしている私の、「自炊のモチベーションをあげるもの」についてじっくり考えてみました。
その1 キッチン用品や器を買う
これはVoicyでも話したことですが、料理家さんのおしゃれなキッチンを見るとそれだけでテンションが上がります。先日、キム・ナレさんの撮影の時は本当に好みにどんぴしゃすぎて、いちいちキッチン用品を聞いてはメモをしてその帰りに買いに行きました。
撮影後すぐに伺ったのが、曙橋にある料理家の渡辺康啓さんのお店「Cibo e Gino」。渡辺さんに色々伺いながら、山椒オイル、ふきん、オリーブオイル、カップなどなどを購入しました。どれもこれも本当におすすめ。特に「ステンレスカップ」は本当に使い勝手が良い&見た目が美しい!気に入って、オンラインから追加購入しました。
https://watanabeyas.official.ec/
あと器に関しては、最近はもっぱら韓国で買うのがお気に入り。このあたりの編集部通信でもご紹介しています!
これまでの旅と、ソウルで見つけた古いもの、新しいもの
時間を見つけては旅に出ている。旅先、特に海外では、市場やアンティークショップをめぐるのが好きだ。…

韓国ソウル、うつわをめぐる旅。
茶色い山の合間を、青い川が蛇行する。飛行機から見えた、その青の美しさにしばし私は見惚れてしまう。…

日本の作家さんの器も大好きなので、個展なんかもよく行きます。あとはToday’s specialや中川政七商店とかも、扱いやすい器や調理グッズがたくさんあって楽しいです。
その2 定期的にキッチン収納を見直す
で、こういうことをしているとあふれかえってしまう、キッチンのモノ。そして調味料。そもそも私は収納というのが本当に苦手なのですが、(収納についてもVoicyで話しているので、特に学びはないのですがぜひ♡→リンク)とにかく、定期的に収納を見返して、賞味期限の切れそうな調味料とか、瓶詰めとかを炊き込みごはんにしたり炒め物にしたりして消費します。
(この「賞味期限がせまった瓶詰めはとにかく炊き込みごはんにするといいよ!」というのは、この撮影の時に大好きな料理研究家のスヌ子さんに教えていただきました♡)
使わなくなった器を譲る、知り合いのフリマに出す、など、断捨離をしてできるだけモノを少なく…しようとは、思っています。なんとか。かんとか。
やっぱり、「何がどこにあるか」を把握できるのが暮らしていて一番気持ちが良いものです。(難しいけど!!!)
その3 タキマキ(滝沢眞規子)さんのYouTubeの料理動画を見る
これはまじでモチベーションが上がります。謎の上がり方をします。画面の向こうにあるのは、うちのマンションの極狭キッチンとは似ても似つかない、スタイリッシュでだだっ広い、ロスの豪邸かというほどのキッチン。なのですが、なぜか感じられる謎の親近感。いやもちろん、その親近感とはタキマキ様と私の生活の近さとかそういうものではもちろんありません。そうではなくて、それはなんというか、こんなに生活が違っても感じられる「家庭のリアルな料理」という親近感なのであります。
調味料を大さじ小さじではなく、「くるっと一周」とやるところとか、菜箸でそのまま味見しちゃうとか、そういうのがとても良い。ですよね!と、いう感じなのです。
とにかくだだっ広いキッチンでてきぱきと動くタキマキさんを見ていると、なんか小さいことがどうでもよくなってきます。私もとやかく言わずとにかくまずは動こうと思えてくるのです。
ちなみに同じ効用で、東原亜希さんのYouTubeもおすすめです。
これはYouTuberに憧れて料理をするむすめ
で、タキマキさんも東原さんも当たり前なのだけれど話しながら料理をしていらっしゃいます。なぜならばそれはYouTubeだから。ところがYouTubeでもなんでもない私もたまにそれを真似して、一人で話しながら料理をしています。料理の工程とか、あとは翌日の仕事の段取りとか、原稿の構成とか、一人で話しています。側から見るとあやしすぎますが、謎にてきぱきと動ける気がする。あまりにも料理がマンネリ化してきたというときはぜひみなさんやってみてください。(やるのか…?)
その4 ChatGPTに相談
これは、私が料理だけではなく編集部通信を書くことにも手間取っていたときに、編集長のあずささんがくれたアイディアです。
相談してみました。
え、なに?優秀?
何食べたい?と聞いても「なんでもいいーー」とか返す人間たちより優秀なのではないでしょうか。
この、「具体的に何かを示してくれる」というのが、何かの気分をあげるときにものすごく大事であることに、これを見て気付かされました。疲れてる時って、とにかく脳に「考えるスペース」がないので、外部でこうして考えてくれると本当に助かるのです。あとは手を動かすだけ。モチベーションっていうのは、上げよう!と思って上げられるわけではなく、手と体を動かしながらなんとか上げていくものなのです。これは私がランニングと筋トレから学んだこと。
その5 でも毎日とにかくよくやってる自分をほめる!!いたわる!!
夏休み、必殺おそうめんと冷蔵庫の中身をひたすら切って出したもの
しかし作りたくないもんは作りたくない!!!!そういうときは、作りたくない自分を責めない!!!それでもなんとか作った自分のことをそれがたとえ一品でもめっちゃほめる!!!!!!!
食メディアとしてのアイスムを立ち上げる時、編集長のあずささんといつも話していたことがあります。「料理で自己肯定感を上げることは良いこと。でも、料理で自己肯定感を下げる人はゼロにしたい。」これは今でもそう思いながら、日々サイトやイベントを運営しています。
前にアイスムの取材でベッキーさんにお会いした時、「たまに自分の頭を自分でぽんぽんってしてあげる」と話されていて、私はちょっと泣きそうになってしまいました。そうだよなあ、みんな、自分のことをぎゅっと抱きしめて、よくがんばってるねって言ってあげて、おいしいものを食べたりしながら、なんとかやっていきましょう。みんなよくがんばってる!!一人じゃない!!!