土曜日の朝、自分のために作る「パジャマケーキ」

アイスムとnoteで「#私のイチオシレシピ」コンテストを開催しました。日常の中にある「食」を楽しむヒントになるようなエッセイを中心に、4名の受賞者を選ばせていただきました。

今回はnoteで食や暮らしについて発信しているハナコさんの「パジャマケーキ」のレシピを、モデルのNANAMIさんと一緒にお届けします。パジャマケーキのコンセプトは「おもむろにレシピを検索し、パジャマ姿のまま作り始めるお菓子」。ストーリーとレシピをお楽しみください。

遅く起きた土曜日の朝、パジャマのまま作るバナナケーキ

土曜日の朝。二日酔い手前のぼーっとした頭でパジャマのままキッチンに行き、しばらく手付かずのままで黒くなったバナナを確認。

バナナが多少黒くなったくらいで慌てるなんて、まだひよっこ。これ幸いとばかりに飛びついて、ケーキにしてしまうたくましさを身につけるのが一番。バナナをぎゅっとフォークでつぶしてしまえばわからない。

おうちで作るケーキだから、テレビをぼんやり眺めながら、ソファーで作業してもいい。ケーキが焼き上がるまでは約45分。部屋いっぱいに広がる甘い香りも幸せのひとつ。

オーブンの扉を開く瞬間、思わず顔がにやけてしまう。こんにちは、私のパジャマケーキ。

ラッピングして誰かにプレゼントするわけでもなく、家で私にパクパクと食べられていくだけ。極めて個人的な暮らしの相棒、という意味でも、パジャマみたいなケーキ。

コーヒーと一緒に、そのままキッチンでいただきます。有名パティスリーで買ったマカロンでもなく、コンビニのコスパ最強な絶品チーズケーキでもなく、ほどほどなクオリティのパジャマケーキだからこそもたらし得るリラックス効果も。

うん、なんだかとっても良い週末が始まりそう。

バナナケーキ

作り方

【事前準備】
・バターを室温に戻す。レンジで柔らかくなるまで10秒ずつ加熱しても。
・卵も室温に戻す。
・パウンド型にクッキングシートを敷いておく。    
・オーブンを170度に予熱する。

1. バナナの皮をむき、ちぎってボウルに入れ、フォークでつぶす（少し塊が残るくらい）。

2. バナナとは別のボウルでバターをよく混ぜ、砂糖を加えて白っぽくなるまで混ぜる。

3. 溶いた卵を2のボウルに3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

4. 3のボウルに、1でつぶしたバナナを入れる。ナッツも小さく砕いて加える。

5. 薄力粉とベーキングパウダーをふるって加え、ゴムベラでさっくり混ぜる。（ふるいがなければ、泡だて器で粉だけの状態で30回ほど混ぜておくと良い。）

6. 均等に混ざったら、型に入れ、空気を抜くように下からトントン叩く。

7. 170度に予熱したオーブンで45分焼く。

8. 焼き上がり、竹串をさしてベタっと生地がついてこなければ完成。

モデル：NANAMIさん（左）／レシピ監修：ハナコさん（右）
NANAMIさん着用パジャマ：マシュマロガーゼシックシンストライプ レディスパジャマ ¥24,200（UCHINO）

【note × アイスム】お題企画「#私のイチオシレシピ」第2回開催中！
創作をする人、それを応援する人のためのメディアプラットフォーム noteにて、みんなに伝えたいレシピや食にまつわるエッセイを募集します。（8月14日まで）
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