今週のあともう一品「ほうれん草とじゃがいものごま酢和え」

「週末の食卓にあともう一品」をテーマに、3ステップで手軽に作れるレシピを今井真実さんに紹介してもらいます。今回は、今井さんご自身が「母になった頃の自分に作ってあげたい」と思うレシピを考えてもらいました。ごまの香りが食欲をそそる「ほうれん草とじゃがいもの胡麻酢和え」です。栄養豊富で疲れた体にも嬉しく、作り置きにもおすすめの一品です。

作り方

1. じゃがいもはピーラーで皮をむき1cm幅に切る。ほうれん草は5cmの長さに切り、ボウルに入れて水にさらしておく。

2. すり鉢に、いりごま、調味料をすべて入れてすり合わせる。

3. 鍋にA、じゃがいもを入れる。中火で沸騰させて柔らかくなるまで10分ほどゆでたら、さらにほうれん草もいれて30秒ほどゆでる。ザルにあけて、じゃがいもはお箸で2に移し入れて、ほうれん草は水にさらし絞ってから加えてよく和える。

あの日、母になったわたしに作ってあげたい一品

産後は栄養のあるものや、手の込んだ副菜、野菜が恋しかったです。しかし、そんな気力も時間もない。とにかく生まれたばかりの子どもといると、いつの間にか夕暮れに。自分というものが消えて無くなるような、もしかして私まで生まれ変わってしまったのだろうか、と思うほどの新たな日々でした。

その頃の自分に作りたいのは野菜のごま酢和え。すりたてのごまは格別の香りですが、市販のすりごまでも構いません。4日程度は日持ちするので、ああ、冷蔵庫にあれがあると思うと気持ちがホッとすることでしょう。

子育ては特別な経験。一人一人、子も親も違います。あなただけの幸せな時間をたっぷりと味わってください。