にんじんと卵のカレースープ

耳で楽しむおいしいスープレシピ #14

2021.05.31

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スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回は、彩り鮮やかな「にんじんと卵のカレースープ」を作ります。にんじんは、さまざまな料理の彩りとして使うことも多いですが、今回はにんじんが主役!カレーの風味で食欲がアップし、満足感のある一皿です。また、短時間でパパッと作れる副菜として、「セロリの甘酢炒め」の作り方もご紹介します。ぜひ聴きながら一緒に作ってみてくださいね!

 

にんじんと卵のカレースープ


材料(2~3人分)

  • にんじん…大1本
  • 卵…2個
  • オリーブオイル(サラダ油でもOK)…大さじ2
  • 塩…小さじ1
  • カレー粉…小さじ1~2
  • クリームチーズ…お好みで

作り方

1. にんじんを千切りにする。卵2個は割って溶いておく。

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  • にんじんのへたは取り、皮はむいてもむかなくても大丈夫です。
  • 千切りは「しりしり器」(写真)というスライサーを使うと便利です。通常のスライサーよりザラザラとした切り口になり、そこに油や味が染み込みます。サラダなどにんじんが主役の料理にはぴったり。しりしり器がない方は、通常の千切り用スライサーでも、包丁で切っていただいても構いません。
  • にんじんが小さくなってくると危ないので、気を付けてくださいね。最後は包丁で切っても良いかもしれません。
2. 深めのフライパンに油大さじ1を入れて中火で熱し、溶いた卵を流し入れる。全体を大きくかき混ぜて、半熟状態で取り出す。

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  • 今回は一つのフライパンでスープを完成させるので、深めのフライパンが便利です。深めのものがなければ、炒めた後、鍋に移してくださいね。
  • 卵をふわっと炒めるコツは、フライパンと油をよく熱しておくこと。卵のついた箸を少し油に付けてみて、すぐにふわっとなれば準備OK。少し時間がかかるようであればもう少し熱する必要があります。
3. フライパンをさっと洗い、同じフライパンに再び油大さじ1を入れて、にんじんを中火で2~3分炒める。

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  • にんじんは焦げやすいため、油をしっかり使い、大きく混ぜ続けましょう。
  • 炒めていくうちに余分な水分が抜けて甘い香りがしてきます。
4. にんじんから甘い香りがしてきたら、水600mLを加えて煮立たせる。塩小さじ1とカレー粉小さじ1~2を加える。

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  • カレー粉は、塩が入っていないので、辛さや香りを調整できる調味料です。お子さんや辛いものが苦手な方がいる場合には小さじ1くらい、辛いものがお好きな方は小さじ2くらい入れると良いと思います。
  • あくが出るので、気になる方は少しすくってください。あまり気にしなくても大丈夫です。
5. 卵を食べやすい大きさに切りながらフライパンに戻し、20秒ほどで火を止める。
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6. 器に盛り付け、お好みでクリームチーズをトッピングしたら、完成!

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  • 卵の黄色とにんじんのオレンジ色がとてもきれいなスープなので、お皿は黒か白がおすすめです。
  • カレーのピリッとした辛さの中に、クリームチーズのコクが入ると、マイルドになっておいしいです。

セロリの甘酢炒め

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材料

  • セロリ…1本
  • サラダ油…適量
  • 砂糖…小さじ1/2
  • 塩…ひとつまみ
  • 酢…適量
  • ごま…お好みで

作り方

1. セロリを斜めに薄切りする。
2. フライパンに油を引き、セロリを中火で炒める。
3. セロリの表面が温まったら、弱火にして、砂糖・塩・酢で味付けする。
4. サッと炒めて、ごまを振ったら完成!

おいしいポイント

  • にんじんという野菜は、単独で食べた方が本来の「甘さ」や「おいしさ」が味わえます。そのため、特にこのスープに限っては、野菜をいろいろ足さない方が良いと思います。おすすめはチキン。にんじんを煮込むタイミングで細かく切った鶏肉を入れるか、一番最後にサラダチキンを入れると、ボリュームもアップします。また、おすすめなのはパセリです。パセリを刻んで最後にパッと入れると、にんじんとの相性も良く、オレンジと緑で彩りもきれいです。
  • 今回の副菜は、セロリのシャキシャキした食感と甘酢の風味で箸がすすみます!生のセロリは独特の香りが苦手な方もいるかもしれませんが、炒めると香りが和らいで食べやすくなります。イカやひき肉と一緒に炒めてもおいしいですよ。

子どもの好き嫌いにはのんびり付き合おう!

ごはん作りする人の頭を悩ませることの一つに、「子どもの好き嫌い」があるのではないでしょうか。今回のスープの主役・にんじんが嫌いなお子さんもいるかもしれません。気にしすぎてもいけませんが、食べてくれないとがっかりするものですよね。

私は子どもの頃、嫌いな食べ物が割と多かったんです。今回登場したにんじんもあまり好きではありませんでした。にんじんはいろいろな料理に入っていますが、「にんじんが入っていなかったら、この野菜炒め食べるんだけどな。このシチューもっとおいしいんだけどな」と思っていました。

その体験もあって、私のレシピでは野菜を単品で使うスープが多いんです。単品で使うと、何が嫌いかがはっきりしますよね。でも、いろいろな野菜を入れると、どれか一つの野菜が嫌いでも、その料理全体が嫌いになってしまいます。子どもにはさまざまな料理を食べてほしいので、それは避けたいものですよね。

お子さんの好き嫌いはあまり神経質にならず、いろいろなものを出してみるのが良いと思います。嫌いなもの・おいしくないものを食べるという体験も、おいしいものを知るために重要なこと。私は息子に「一口だけ食べなさい。あとは残してもいいから」と言ってきました。一口だけでも食べる経験を重ねていくと、自然といろいろな食材に好奇心が湧いていき、大人になっていろいろなものが食べられるようになるはずです。

子どもの好き嫌いは、今日・明日直すものではなく、10年以上かけてのんびり好みを変えていく。そんな風に構えると良いと思います。

有賀 薫

スープ作家。1964年生まれ、東京出身。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープを8年以上毎日続けている。スープの実験イベント“スープ・ラボ“はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数開催。著書に『365日のめざましスープ』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』『朝10分でできる スープ弁当』。

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撮影:木村琢也

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