冬にグッとおいしい小松菜に親しもう
上田淳子さんの旬レシピ
冬の旬菜といえば根菜が多い中、実は小松菜もおいしい。旬の食材をうまく食卓に取り入れて、季節が感じられる食生活を楽しみましょう。小松菜を使った代表的な料理、煮びたしの作り方を覚えてみませんか。一生役立つレシピになりますよ。
今回の食材:小松菜

「一年を通して作られていますが、冬は特に緑が濃くなり、甘く、みずみずしくなるんです。葉が厚くて茎の太いものを選びましょう。油揚げと組み合わせて煮びたしにするのは私も大好きな一品です。」(上田さん)
小松菜の煮びたし

材料(2人分)
下準備①
小松菜は根元に十字の切り込みを入れ、ボウルなどに水を張り、15分ほどつける。

上田さんポイント
こうすることで小松菜が水分を吸って、食感がよくなるんです。十字の切り込みを入れるのは、茎の間に残る土を落としやすくするため。
下準備②
鍋に湯を沸かして油揚げを入れ、10秒ほど煮て取り出し、冷ましておく。

上田さんポイント
いわゆる「油抜き」という作業ですが、こうすることで味がしっかり入りやすくなります。
作り方
- 1. 小松菜の根元を切って、4~5cm幅に切る。油揚げは短冊に切る。

- 2. 鍋に出汁、醤油、みりんを入れて中火にかける。沸いたら小松菜の茎、油揚げ、葉の順で入れていき、ふたをして1分煮る。


- 3. ふたを取って、全体を混ぜ、火を止める。
上田さんポイント
このまま一度冷ましてから再度温めて食べるのがおすすめ。冷める間に味がしみて、おいしくいただけます。

まさに食べ飽きない味で、緑の野菜が少なくなりがちな冬にうれしい一品です。慣れればあっという間に作れるようになりますよ。実は小松菜は、生でもおいしい。洗ったものをちょっと刻んで、サラダに加えるなんてのもおすすめです。
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