
長芋のベトナム風スープ/きゅうりとかにかまの生春巻き
スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。おいしいものがいっぱいの秋がやってきましたね。今回は、これから旬を迎える長芋を使った「長芋のベトナム風スープ」を作ります。長芋のまろやかなとろみと、ベトナム風の味わいが楽しめるニョクマムのうまみで、いつもとは一味違うスープです。そして、簡単に作れる副菜として「きゅうりとかにかまの生春巻き」もご紹介します。
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長芋のベトナム風スープ
材料(2人分)
作り方
- 1. 長ねぎはみじん切りにする。むきえびは食べやすいサイズに刻む。
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- 2. 鍋にサラダ油をひいて長ねぎを炒め、ひき肉、むきえびも加えてさらに炒めたらニョクマムを加え混ぜる。水 300mLを加えて煮立てる。
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- 3. 長芋の皮をむいてすりおろす。
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- 4. 2が煮立ったら3を加えて1〜2分煮て、とろみが出てきたら塩、こしょうで味をととのえ、刻んだパクチーを散らす。
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きゅうりとかにかまの生春巻き
材料(2人分)
作り方
- 1. きゅうりは千切りにし、かにかまは手で割く。
- 2. 生春巻きの皮を濡らしてまな板に広げ、きゅうりとかにかまを乗せてキュッと巻く。
- 3. 味噌、砂糖、酒を各大さじ1を混ぜて、醤油とごま油を少々たらして混ぜ、春巻きに添える。
おいしいポイント
山芋をもっとスープに使おう!
山芋や長芋、みなさんよく料理に使いますか?
実は山芋ってすごくおもしろいお芋で、「生でも食べられる」「皮も食べられる」という、他のお芋にはない特長があります。
すりおろしたり千切りにして食べるのも手軽でおいしいのですが、スープにもぴったりなんです。山芋のスープといえばとろろ汁が代表的です。山芋は疲労回復や滋養強壮などのイメージも強いですが、疲れたときや食欲がないときにもスルスルと喉を通りやすくておすすめです。今回紹介したスープは、いわばベトナム風のとろろ汁ですね。
このほか、輪切りにした長芋を普通にスープの具にするのもおいしくて、ぶつ切りの鶏もも肉や豚バラ肉の薄切りなどとゆっくり煮るとほくほくとした食感のボリュームのあるスープになります。長芋の新しい味わい方です。ぜひ試してみてください!