中華風 卵のコーンスープ(ゲスト:今井真実さん)

耳で楽しむおいしいスープレシピ ~アウトドア特別編(前編)~

2021.09.17

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スープ作家 有賀薫さんの声でお届けする“聴くレシピ”。今回はキッチンを飛び出して、キャンプ場からの特別編です!最近、キャンプやベランピングを楽しむ人が増えていますので、テーマは「アウトドアで楽しめるスープ」。「キャンプに行くのが家族の楽しみ」だという、料理家の今井真実さんをゲストにお迎えして、前編と後編で一品ずつレシピをご紹介します。前編では今井さんが、鍋一つでササッと作れて、子どもたちに大人気の味!「中華風 卵のコーンスープ」をご紹介。いつもは音声のみでお届けしていますが、今回の特別編はぜひ映像を見ながら、アウトドアへ行った気分で作ってみてくださいね!

 

中華風 卵のコーンスープ


材料(4人分)

  • クリームコーン缶…小1個
  • ナンプラー…小さじ1
  • ごま油…小さじ1
  • はちみつ…小さじ1
  • 塩…小さじ1/2〜小さじ1
  • 水溶き片栗粉…大さじ2(片栗粉 大さじ1/2+水 大さじ1と1/2)
  • 卵…1個
  • 青ねぎ…適量

作り方

1. クリームコーン缶の中身を鍋に移し、水600mLを加える。

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  • クリームコーン缶は、甘みの強弱や、とうもろこしのつぶの有無など、いろいろなタイプのものがあるので、好みの味をぜひ探してみてください。(以下、写真下のアドバイスはすべて今井さん)
2. ナンプラー、塩、ごま油、はちみつを加えて混ぜたら、火をつけて、沸騰するまでふたをする。

img_soupoutdoor_001-03風でふたが飛ばないよう、石を重りにしました

  • ナンプラーは、旨みの素になります。ナンプラーによって塩味がつくので、加える塩の量(小さじ1/2〜小さじ1)を調整しましょう。ナンプラーがない場合は、中華だし(鶏がらスープの素など)でもOK。
  • はちみつは、コクを出してくれる隠し味。コーンスープというと甘いイメージだと思いますが、コーンクリーム缶は甘さが足りない場合があるので、はちみつが甘みを補ってくれます。甘いコーンクリーム缶なら控えめに、お子さんが飲む場合には多めに入れても良いでしょう。
3. 沸騰するのを待つ間に、青ねぎを細かく切っておく。水溶き片栗粉を作っておく。

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  • 青ねぎは、袋から先端部分を一部出して切っていくのが今井流。そのまま袋に戻せば、保存もしやすく長持ちします。先端部分をはさみで切っても良いですね。
  • 水溶き片栗粉は、水と片栗粉の割合を1:1にする方も多いですが、水2:片栗粉1くらいにすると、失敗しにくくおすすめです。
4. 沸騰したら、一旦火を止めて、鍋に水溶き片栗粉を少しずつ流し入れ、よく混ぜる。再度火にかけて1分ほどグラグラと沸騰させる。

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  • お玉で混ぜながら水溶き片栗粉を入れていくと、ダマになりにくいです。
5. 溶き卵を細く流し入れ、かき混ぜる。ある程度固まったら火を止める。

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  • 卵を溶く際は計量カップを使うと、注ぎ口があるので、細く流し入れることができます。
  • お玉で混ぜながら卵を流し入れると、細めのきれいなかき玉ができますよ。
6. 仕上げに青ねぎを散らして、完成!
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お待ちかねの試食タイム!

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有賀

はちみつが入っているから甘いですね!でも、とうもろこしの味と香りが先にくるので、とうもろこしの甘さだと錯覚します。とってもおいしいです!

今井

ごま油と水溶き片栗粉が入っているので、かき玉がふわっと仕上がっていると思います。キャンプ場って季節問わず早朝、肌寒いですよね。このスープはとろみがついていて冷めにくいため、ホッと温まることができます。前日のあまりの冷やごはんにかけて、スープかけごはんにするのもおすすめです!


野菜は「役者」。その野菜(役者)の良さが輝く料理(芝居)を

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有賀

今井さんのレシピって、すごくユニークで親しみのあるレシピが多いのですが、いつもどうやってレシピを考えているのですか?

今井

今回のコーンスープもそうなんですが、例えばとうもろこしを使いたいと思った時に、とうもろこしの特徴を一番最初に考えます。「甘い」「プチプチしている」「じゅわっと弾ける」など、食感や見た目から、その食材の特徴が生きる調理法や組み合わせを考えます。調理法や味付けを変えて、とうもろこしの特徴である「甘み」を控えめにしたり、隠し味にしたり、逆に前面にもっていったりしています。

有賀

同じ野菜でも、その野菜のどのおいしさを、どうやって前に出すかですよね。今回のスープは、はちみつを足して、甘みをさらに感じさせるようにしているんですね。

今井

コーンスープが甘くないと、少しさみしい気持ちになりませんか?

有賀

わかります!少し甘くすることで、みんなが喜ぶような味になるな、というところに、今井さん流の味の作り方があるんですね。

今井

そうですね。有賀さんはそのあたりいかがですか?

有賀

お話を聴いていて、すごく似ている部分があるなと思いました。私も野菜1種類でスープを作ることが多いので、野菜を「役者」みたいに考えています。今日はこの役者さんに、どんなお芝居をしてもらおうかなと。例えば、大きく切ってガツンと食べてもらったり、細かく刻んで繊細な味にしたり。切り方を決めたら、それに合う調味料やだしを考えて、その野菜の輝きやおもしろさを引き出せるように工夫しています。役者さんもいろいろなお芝居や役を演じることで幅が広がるのと同じように、野菜もいろいろな調理法を考えれば幅が広がっていくと思います。

今井

やっぱり野菜の特徴を知る、よく観察することが大切ですよね。特にスープでは、色の出し方も気にしています。

有賀

今井さんも、生の野菜を刻んで、つまみ食いとかしますよね?

今井

はい、しますね(笑)。

有賀

しますよね(笑)。生の野菜を食べるのが重要ですよね。今日はこの野菜が甘くないなと思ったら、それに合わせて調味料を変えたりしますよね。

今井

はい、今日はこの野菜の味が濃くないなと思ったら、少し変わった調理法にしてみたりします。


後編では、有賀さんが「魚介たっぷりトマトスープ」を作ります!お楽しみに!

後編はこちら

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ゲスト:今井真実さん

料理家。兵庫県出身、東京都在住。料理教室nanamidoriを主催。雑誌、web媒体、広告などでレシピ作成、撮影スタイリング等を担当。三度の飯より肉が好き!キャンプで塊肉を焼くのが一番のストレス解消法。作った人が楽しく嬉しくなる料理を提案している。

有賀 薫

スープ作家。1964年生まれ、東京出身。ライター業のかたわら、家族の朝食に作り始めたスープを8年以上毎日続けている。スープの実験イベント“スープ・ラボ“はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数開催。著書に『365日のめざましスープ』『帰り遅いけどこんなスープなら作れそう』『朝10分でできる スープ弁当』。

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撮影:木村琢也

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