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忙しい日のお助けレシピ、ジョーさん。に教わります!

特別企画

FOOD
2025.09.02

手軽に作れて満足度の高い料理は、忙しい日の自分を救ってくれます。そんな料理が大得意のジョーさん。が、アイスム初登場です!自慢のレシピの中から選りすぐりの4点を教えてもらいました。忙しい日のお助け料理としてレパートリーにぜひ、加えてください。

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教えてくれた人:ジョーさん。

料理研究家。気負いなく作れるカジュアルな料理発信が人気を呼び、SNSの総フォロワー数は49万人超。ただ手間を省くのではなく、忙しい人の生活に寄り添って考えられたレシピが支持されている。著書に『めんどうなことしないうまさ極みレシピ 激烈美味しいストレスなし103品』(KADOKAWA)など。

これだけでごはんのおかずに!丼にしても◎
たまご煮

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材料(2人分)

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  • 卵…2個
  • ごま油…大さじ2
  • にんにくチューブ…1cm
  • しょうがチューブ…3cm
  • 塩、粗びき黒こしょう…適量
  • A
  • 水…100mL
  • 醤油…大さじ1
  • 鶏がらスープの素…小さじ1弱

作り方

1. フライパンにごま油を引いて熱し、卵を割り入れたら、塩をふって中火で焼く。
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2. 白身がかたまってきたら、Aを加える。
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ポイント

ふちを軽くこんがりさせると、食べるとき香ばしくておいしい!

3. にんにく、しょうがを加えてひと混ぜし、粗びき黒こしょうをふる。

軽く焼いた卵を調味料で煮る、ポーチドエッグとも、卵焼きともまた違うレシピです。卵の焼き具合はお好みでOK。ごま油の香りがポイントになります。「まかないごはん」のようなもので、世に出すようなレシピとは思っていなかったのですが、アシスタントさんたちの「レシピ化してほしい!」というリクエストに押されました(笑)。

カルシウムもたんぱく質も一緒にとれる!
さば缶ボンゴレ風インスタントラーメン

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※完成写真は1人前


材料(2人分)

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  • インスタントラーメン(塩)…2袋
  • 水…800mL
  • さば水煮缶(大きめのもの)…1缶(200g)
  • オリーブオイル…大さじ1
  • 小口ねぎ…適量
  • A
  • チューブにんにく…3cm
  • チューブしょうが…6cm
  • ラーメン添付の粉末スープ…1/2袋

作り方

1. フライパンにさば水煮缶を汁ごと入れて中火で熱し、くずさないように広げたら、水分が飛んで軽く焦げ目がつくまで加熱する。
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ポイント

手間はここだけ!さば缶をそのまま加えるのではなく、軽くこんがりするぐらいまで熱することで香ばしくもなり、さばのクセも気にならなくなります。
フライパンはコート加工済みのものを使ってください。

2. 水を加えて沸騰させ、麺を加えてほぐれるまで2分ほど煮る。
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3. 火を止めて、Aを加えて軽く混ぜたらうつわに盛る。オリーブオイルをかけ、小口ねぎを散らす。

魚介入りで、香りづけにオリーブオイルを使うところがボンゴレ風です(笑)。さば缶の塩気があるため、粉末スープは少し少なめに入れるとよいです。
「休みの日、お昼がインスタントになりがちで…」と罪悪感を抱く親御さんが多いと聞いて考えました。たんぱく質やカルシウムなどが摂れるさば缶はおすすめです!

即席昆布じめでおいしさ&満足度、倍増!
サーモンの塩昆布漬け丼

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※完成写真は1人前


材料(2人分)

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  • サーモン(生食用)…150g
  • 塩昆布…20g
  • みりん…小さじ2
  • ごはん…2人分

作り方

1. サーモンは厚めのななめ切りにする(お刺身になっているものでもOK!)。
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2. 保存袋に1、みりん、塩昆布を入れて、全体を軽くもみ和える。空気を抜いて閉じ、冷蔵庫で20分おく。
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3. ごはんをうつわに盛り、3をのせる。
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お刺身を昆布ではさむ、昆布じめという技法がありますが、その簡単バージョンです。塩昆布の塩気で余計な水分が抜け、昆布のうまみも入り、ぐっとおいしくなります。お好みで卵黄をのせればさらにごちそう。白身の魚やまぐろでやってもおいしいです。ひと晩じっくり冷蔵庫でなじませるとおつまみにもいいですよ。

暑いシーズンのお手軽炊き込み決定版
枝豆とミニトマトの炊き込みごはん

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※完成写真は1人前


材料(2~3人分)

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  • 冷凍むき枝豆…70〜80g
  • ミニトマト…5個
  • 無洗米…2合
  • オリーブオイル…大さじ1
  • 粉チーズ、粗びき黒こしょう…適量
  • A
  • 顆粒コンソメ…小さじ2
  • 酒…大さじ1
  • 塩…小さじ1/4

作り方

1. 炊飯釜に米、Aを入れて、2合の目盛りまで水を加える。ミニトマト、むき枝豆も加えて、炊飯する。
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2. 炊けたごはんにオリーブオイルを加えて、全体を混ぜる。うつわに盛ったら、粉チーズ、粗びき黒こしょうをふる。
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夏っぽい食材の組み合わせ、枝豆の食感とトマトのうまみが楽しい一品です。仕上げにかけるオリーブオイルで香りがよくなり、全体もまとまります。洋風ではありますが、お味噌汁にも合いますよ!

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ジョーさん。からのメッセージ

私の家は共働きで、母は働きながら私たちのごはんを作ってくれていました。

母は台所で立ちながら食事を済ませるような日々で、そんな母にも食卓についてもらって、一緒にごはんを食べたい!という思いから、台所の仕事を手伝うようになり、今では料理を仕事にしています。

幼少期から思いは変わらず、忙しい方を助けるレシピとはなんだろう?と今でも自問しながら仕事をしています。

一人でも多くの親御さんが、一秒でも長く食卓について、家族と過ごせる時間を増やせますように。

今回ご紹介したものが、少しでもその役に立てば嬉しいです。

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取材・文:白央篤司
撮影:豊田朋子