田丸篤志さんの声で作る「フィリピン風なすオムレツ トルタンタロン」

ボイレピ♪ 朝ごはん #16

FOOD
2021.07.04

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休日の朝にぴったりの“聴くレシピ”をお届けする「ボイレピ♪ 朝ごはん」。

第16回は、声優の田丸篤志さんをナビゲーターに迎えて「フィリピン風なすオムレツ トルタンタロン」を作ります。タガログ語で「Torta」はオムレツ、「talong」はなすのこと。皮をむいた焼きなすを丸ごとオムレツにしたフィリピンの朝ごはんメニューです。世界各地の家庭の台所を訪れ、一緒に料理をしてきた岡根谷実里さんのレシピです。

料理の音は「しあわせの音」。世界の台所を探検する気分で、いつもとちょっと違う朝ごはんをお楽しみください。


材料(2人分)

  • 長なす...2本
  • 卵...1 個
  • 塩・こしょう...少々
  • 油...大さじ1
    (オリーブオイルでもサラダ油でもOK)
  • ケチャップ…仕上げにお好みで

作り方

1. なすを洗い、ヘタのまわりにぐるっと一周包丁を入れてガクを落とす。皮をピーラーでむき、ラップに包んで600Wの電子レンジで3分加熱する。まだ芯があるようだったら1〜2分追加で加熱。
  • 皮はきれいにむけなくてもOK!むいた皮はきんぴらにするとおいしいです。
  • 時間に余裕がある場合は、皮ごとグリルで焼くのもおすすめ!皮が真っ黒になるまで15分ほど焼き、焼けたら冷水にさらして皮をむきます。
2. 卵を割りほぐして、塩こしょうで味付けする。
3. 1のなすをまな板の上に置き、フォークの背でつぶようにして薄く平たく広げる。
  • ヘタの部分を残して、実を扇のようにつぶして広げます。
4. フライパンに油を熱しておく。3のなすを2の卵液にたっぷりと浸してまとわせ、フライパンで2分弱焼く。
  • お好みの焼き加減でOKですが、半熟ではなくしっかり火を通します。フィリピンでは多めの油で揚げ焼きにします。
  • 残った卵液は、なすを入れた後に上からかぶせるようにかけると、無駄がなく見た目も良くなります。
  • フライパンになす2本が同時に入らない場合、2回に分けて焼きましょう。その際、油が足りなくなったら足してから焼きます。
5. ひっくり返して裏面も2分弱焼き、皿に盛り付ける。お好みでケチャップを添える。

おいしいポイント

  • 裏面を焼く前に、炒め玉ねぎやひき肉をのせるアレンジもおすすめ。お好みの味付けや具材で楽しんでください。
  • ごはんのおかずにも!
  • 夜ごはんに焼きなすをたくさん作っておけば、翌朝はトルタンタロンにアレンジできて一石二鳥かもしれません。

岡根谷実里さんの現地エピソード

トルタンタロン(Tortan talong)は、タガログ語で「なすオムレツ」の意味。少ない材料でさっとできて、安価でお腹いっぱいになる料理です。首都マニラのスラムの家庭に滞在した際、朝ごはんに作ってくれました。フィリピンは日本と同じく米食の国。トルタンタロンは、ごはんのおかずとして朝食や昼食に食べられています。現地では、甘いケチャップで食べることが多いです。他に朝ごはんの定番のおかずは、トヨ(塩気の強い干し魚)やホットドック(真っ赤なソーセージ)。これらと共に、山盛りのごはんを食べたのが記憶に残っています。

朝から揚げ物というのは、日本ではあまり馴染みがありませんが、アジアや中東の家庭ではめずらしくありません。油の鍋さえ常備しておけば、煮物や汁物よりも短時間でできるので、実は朝に合理的な調理法なのです。現地の方法で揚げ焼きにすると、外はカリッと中はふわっとした食感になりますよ。


田丸篤志さんからのメッセージ

田丸篤志さんからのメッセージ

田丸篤志

ナビゲーター:田丸篤志

2月27日生まれ。マウスプロモーション所属。2009年にテレビアニメデビュー。主な出演作に、『刀剣乱舞-花丸-』一期一振 役、『ハイキュー!!』国見英 役、『A3!』月岡紬 役など。
休日の朝は「のんびり寝ていることが多い(朝と昼の中間くらいまでベッドの中なんてことも)」。

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脚本・演出:飯村聖美
レシピ監修:岡根谷実里
イラスト:染町