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マヨネーズとツナでマイルドな味わい。お弁当にもGOODな「にんじんサラダ」

枡田絵理奈の「聴くコラム」 #36

FAMILY
2023.05.30

元TBSアナウンサーで、現在は広島在住のフリーアナウンサー枡田絵理奈さんによる「聴くコラム」。毎回「食」や「暮らし」にまつわる様々なお話をしながら、枡田さんおすすめの「おうちごはん」を一品紹介してもらいます。

第36回のテーマは「おやつ」について。枡田さんの思い出のおやつや最近気になっているおやつ、特別な日のちょっと贅沢なおやつなどをお話しています。またコラムの最後では、おうちで簡単に作ることができる「にんじんサラダ」の作り方も。簡単でおいしい!レシピとともに、コラムをお楽しみください。


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梅雨を少しづつ感じるこの頃

春が少しずつ遠のいて、梅雨の気配がしてくる頃ですね。みなさん、この時期はどのようにお過ごしですか?

髪の毛がボサボサになるし、お出かけも不便だし、特にスーパーに買い物に行くのがしんどいなぁと思うので、私は梅雨はあまり得意ではないのですが…例えば、子どもたちがお休みで、自分もおうちにいられる時の雨の日、というのは実はけっこう好きなんです。

雨が降っているなぁと思いながら、今日は家にこもろうと決めて、みんなで家でお弁当を作って食べたりとか、そんなことをするのが小さな楽しみだったりします。

ちょっと前の話ですが、アイスムで初めて座談会を開催しました!みなさん聞いていただけましたか?最近は料理をしながら、その時の会話をふと思い出したりするんですよね。

お料理中に小さめのボウルを選んでしまって、中身が入り切らなくて結局大きいボウルを出して、二つのボウルを洗った時とか、小さめのまな板と包丁を使いたくて、きゅうりを切っていて、小さすぎてまな板からこぼれちゃったりした時に、「ああ、これアイスムの座談会で言ってたなあ私。あの時あんなお話したのに、結局学んでないなあ」とかね(笑)。

あと、「黄ニラしょうゆ」という岡山県のお醤油で卵かけごはんを作るとおいしいとおすすめしていただいたんですけども、実際にそのお醤油を手に入れて、卵かけごはんを食べたら、めちゃくちゃおいしくて感動したり。

そうやって料理というテーマでいろいろな話をして、あとから一人で料理をしている時にも、その時のみんなの顔を思い出しながら料理をして、失敗もふふって楽しめちゃったりして、とってもいい時間だったなと感じました。また、次回座談会がありましたら、みなさん楽しみにしていてくださいね。

思い出の手作りおやつと駄菓子屋への憧れ

みなさん、忘れられない思い出のおやつはありますか。

私の母は自宅でピアノを教えていたので、ずっと在宅で仕事をしていました。なので、私が学校から帰ると、いつも母の手作りのおやつの香りがふわーっと広がっていて「帰ってきたなあ」という感じがしたんですね。

母自身、子どもが帰ってきた時に、手作りのおやつの香りがする家で迎えたいという思いでやってくれていたそうなので、やっぱり手作りおやつは思い出の味ではあるんですけれども…。そういうありがたいことに慣れてしまうと、人って少しジャンキーなものを食べたくなるんですよね(笑)。

実家の近くに駄菓子屋さんがありまして、ときどき30円とか50円を握りしめて行くのが大好きでした。

食べ終わってようじの先っぽが赤くなっていたら当たりで、もう一個食べられたきなこ棒とか、小さいパックに入った10円ぐらいのベビースターラーメンみたいなものとか。あと、あの小さなヨーグルトみたいなやつとか、5円チョコだったりとか。

どうやって、この30円とか50円でたくさんの量を買おうか?というのを考えながらお買い物をするのが大好きでした。今でもあの駄菓子屋のおじちゃん、おばちゃん、元気かなって思い出すことがあるほどで、実家に帰ったらまた行ってみたいなと思います。

ひとり時間に食べる特別なおやつ

今は子どもたちと駄菓子屋さんやコンビニに行ってお菓子を買う機会が多いんですけども、そんな時は私も必ずこっそりと、自分の好きなお菓子を一つ買っちゃうぐらいに、お菓子が大好きです。

グミもチョコも、ハイチュウみたいなチューイングキャンディーも大好きですし、子どもたちのお菓子も「それ一口ちょうだい」と言って、いろんなものを食べたりしています。

でも子どもたちが幼稚園とか小学校に行っていていない時間の、一人の時間に食べるおやつというのも大好きで。そんな時には、ちょっといいものを少しだけ食べるようにしています。最近のお気に入りをご紹介しますね。

「BABBI」というウエハースをご存知ですか。そこのワッフェリーニバニラ味が本当においしくて大好きなんです。冷蔵庫の中にいつも入れておいて、一日に2、3枚ずつ食べています。ウエハース界で、世界で一番おいしいと思っています!ぜひ試してみてください。

あとは、めったに買えないんですけども「うかい亭」という料亭の「フールセック」というクッキー缶。小さなサイズでも2500円ぐらいするのかな、なかなか高級なんですけど、それがもう本当においしくて。口の中に入れたらホロッと溶ける感じなんです。

最初はお友達からプレゼントでいただいたんですけども、最近は仕事で東京に行って「今日はがんばったぞ!」という時に、品川駅のうかい亭のお店で買って、新幹線で一粒二粒食べて、あとは家に持って帰ってまたちょっとずつ食べて…という感じで、贅沢なものをちょっとずつ味わうことを楽しんでいます。

ほかには、パンケーキも大好きですね。「パシフィックドライブイン」という、湘南にあるアメリカンな雰囲気で素敵なお店のパンケーキがすごくおいしくて、これは私だけじゃなくて子どもたちも大好きなので、定期的にお取り寄せをしています。

普通のホットケーキミックスと同じで、牛乳と卵を混ぜて焼くだけなんですけど、すっごくふわふわでお店の味になるんですね。これはいつも売り切れていて、たまにしか入荷しないので、しょっちゅうホームページをチェックしていて、見つけると5箱とか多めに買っています。お友達にもプレゼントしているんですけども、その友達がまた必ずリピートで買うという一品なので、みなさんもぜひ試してみていただければと思います。

子どもたちと一緒に作るおやつ

母の影響もあるのか、私も夏休みや冬休みの長期休みは、ほぼ毎日おやつを手作りしています。と言っても、ケーキを焼くとか、クッキーを焼くとか、そういう手間のかかるものではなくて、子どもたちと一緒に作る時間を楽しんで、できあがったら味わって、時間も潰せて一石二鳥みたいな、そんな感じで手作りおやつを楽しんでいます。

いくつか私のおすすめをご紹介しますね。

私がよく作るのは、カルディの杏仁豆腐を使ったスイーツです。輸入食品店「カルディ」のお店で売っている、杏仁豆腐が入った紙パックにパンダの絵が書いてあるもの。それをお鍋で温めて溶かして、それから好きな型に入れて冷やすと、いろいろな形の杏仁豆腐ができるんです。

わが家では透明のボウルにフルーツを敷き詰めて、その上にそのカルディの杏仁豆腐を乗せて、ちょっと固まってきた頃に、またその上にさらに缶詰フルーツやいちごなんかを敷き詰めて、さらに固める、というお菓子を作っています。見た目がとっても素敵な杏仁豆腐になるので、すごく気に入っています。

あとは、小さなドーナツをたくさん買ってきて、ホイップクリームと、100円ショップとかに売っている、ケーキとかチョコレートに使うような「お菓子の飾り」、星型のものとかキラキラのアラザンみたいなものなんですが、それを使って子どもたちが思い思いのスイーツを作って楽しんでいます。

ほかにも、れんこんやごぼう、じゃがいもを薄切りにしてチップスにすることもあります。
それから、私が子どもの時からの夢を叶えたいという思いもありまして、わたあめ機とかき氷機とポップコーン機を購入したんですね。

これ、「三種の神器」と呼んでいるんですけれども(笑)。子どもたちの友達が家に遊びに来た時には、この機械を使って、家で縁日の屋台みたいなものをやったりして盛り上がっています。

私自身、親が作ってくれたおやつというのはやっぱりすごく思い出に残っているので、子どもたちにも大きくなった時に、私と一緒に作ったおやつとか、そのおやつを食べた時の楽しい時間というのを思い出してもらえたらいいなぁと思いながら、日々おやつの時間を楽しんでいます。

みなさんもおすすめのおやつがあったらぜひ教えてくださいね。

子どもがパクパク食べちゃうかも!?手軽に作れる「にんじんサラダ」

聴くコラムで毎回ご紹介している、わが家のおうちごはん。今回ご紹介するのは「にんじんサラダ」です。にんじんが主役のサラダなので、にんじんが苦手なお子さんは食べることができるかなぁと少しドキドキですが、にんじん独特の苦味が、マヨネーズやツナと和えることでマイルドになって、すごく食べやすくなるんです。わが家の子どもたちは、このレシピだとにんじんをたくさん食べてくれます。

にんじんが大好きなお子さんはもちろん、ぜひ苦手なお子さんにも試してみていただけたらと思います。


材料

  • にんじん
  • コーン
  • ツナ
  • マヨネーズ
  • レモン汁

作り方

1. にんじんを細切りにする。ななめにスライスしてから細切りするとちょうどいい長さになります!
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2. 1のにんじんを耐熱容器に入れ、ふわっとラップをして600wのレンジに30〜40秒くらいかける。
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3. チンした2のにんじんに、油を切ったツナ、コーン、マヨネーズを加えて混ぜる。
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4. レモン汁をかけて、器に盛ったらできあがり!
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さいごに

枡田絵理奈の聴くコラム、今回は「おやつ」についてお話ししました。以前、お酒のおつまみについてお話した時は、私がお酒を飲まないので少し内容に苦戦したのですが…(笑)。
今回のテーマは、おやつが好きすぎて、逆に時間が足りない!と思いながらお話ししました。あと数回は語らせていただきたいと思っているので、楽しみにしていてくださいね!

ここで、編集部から質問をいただいています。

新年度が始まってしばらく経ち、生活も落ち着いてくる頃かと思いますが、この春からお弁当作りを始めた方はレパートリーに悩む頃かなとも思います。そこで、お弁当におすすめの冷めてもおいしいおかずがあったらぜひ教えてください。

これは私も知りたい(笑)。

わが家はお弁当を作る機会がけっこう多いんですね。いろいろ作っているのですが、やっぱり定番のものになってしまいます。

ちょっと冷めてもおいしいおかずでしたら、先ほどご紹介した「にんじんサラダ」は本当に
おすすめです。彩りがオレンジと黄色なのでお弁当が華やかになりますし、隙間を埋めるのにもいいので、ぜひ作ってみていただけたらと思います。

それから、おかずではないんですけど、そうめんをお弁当に入れたりもしています。

わが家は2段タイプのどんぶり型のお弁当箱を使っていて、それだと汁物も運べるんですね。なので暑い時期には、下の段にめんつゆを入れて、上の段に茹でたそうめんとかを入れて、そのそうめんの間にトマトとか枝豆を入れたりしています。

ほかにも下段にごはんを入れて、上段にハッシュドビーフやハヤシライスを入れたり、保温できるお弁当箱だったら、どんぶりメニューを多用しています。

あと最近はハンバーガーをお弁当で作ることも多いです。ハンバーグをちょっと多めに焼いて、甘辛の醤油やすき焼きのタレを煮詰めたものにつけて照り焼き味にして、そこにマヨネーズをかけて、レタスをのせて、コストコやスーパーに売っているバンズに挟んで、バーガー弁当を作っています。

私はおかずという概念を捨てて、一品勝負に出ているところですね(笑)。

質問の答えにはなっていないのですが、なんというか「お弁当ってこうじゃなきゃいけない」の概念を捨てたら、意外とお弁当の幅が広がって楽しいなと思いました。みなさんもどんどんチャレンジしてみてくださいね。

感想やリクエストは、アイスムのページからお送りいただけます。感想をいただけたり、みなさんとやりとりができると私もとてもうれしいです。リクエストや質問にもなるべくお応えしたいと思いますので、ぜひ気軽に送ってみてくださいね。Voicyのコメント欄でもOKです。お待ちしています。

それではまた次回お会いしましょう、枡田絵理奈でした!

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文・音声編集:佐々木沙枝
カバー写真:前康輔

アイスム座談会