今井亮さんに教わる「耐熱ボウル×レンジ」で簡単2品レシピ

特別企画

FOOD
2022.03.18

「料理はしたいけどスペースの問題が…」と悩まれている方、いませんか? プロセスと調理道具はミニマムかつ、おいしいレシピを今井亮さんが教えてくれます。今井さんは修業時代、長くワンルームに暮らし“めちゃ狭”キッチンで日々料理されていたそう。当時の経験を活かした省スペース調理テクをたくさんお持ちなんです。

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教えてくれた人:今井亮いまいりょうさん

京都府生まれ。中国料理店での料理人、フードコーディネーターを経て料理研究家として独立する。雑誌やWEBをはじめNHK『きょうの料理』などテレビにも定期的に出演。著書も多く、『狭すぎキッチンでもサクサク作れる超高速レシピ』(大和書房)ほか、近著に『そそる! うち中華』(学研プラス)など。

省スペースの大きな味方、耐熱ボウル

省スペースで料理するなら、持っていると便利なのが耐熱ボウル。食材の下ごしらえから調理までがひとつで出来ます。「ボウルで和える」「ボウルで加熱」で、今回はサラダとメインの2品を作ります。

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今井さんポイント1

おすすめは直径が26㎝のもの。大きく感じるかもしれませんが、「食材を洗う、和える、混ぜる」、どれにもちょうどいい大きさなんです。

そして耐熱ボウルを使ってのレンジ加熱は、食材が重なり合うほど火の通りが悪くなります。小さいボウルだと食材が重なりやすく、加熱ムラができやすいんですが、この大きさだとその心配も少ないです。

ではまず、1品目を作っていきましょう。

サラダチキンと水菜のサラダ


材料(1人前)

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  • サラダチキン…1枚
  • 水菜…100g(1/2パック程度)
  • 酢…大さじ1
  • オリーブオイル…大さじ1

作り方

1. サラダチキンをほぐす。
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2. 水菜をざく切りにする。
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今井

幅はざっくり7〜8㎝ぐらいだけど、大体でいいですよ!

3. 耐熱ボウルに酢とオリーブオイル、1を入れる。
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4. 水菜も加えて全体をよく和える。
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できあがり!
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編集スタッフ試食メモ

  • 包丁を使うのが1回だけなので気が楽ですし、あっという間にできるのに「ごちそう感」がある!
  • たんぱく質が手軽にとれるのが嬉しい!

今井さんポイント2

サラダチキンを使うと、塩などの味つけ要らずでおいしいサラダが出来ます。塩を加えないことで野菜から水気も出ず、フワッとした仕上がりがキープできる良さも。サラダ用のカット野菜を使ってもOK。

さあ、2品目を作っていきましょう。

焼肉そぼろ丼


材料(1人前)

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  • 合いびき肉…150g
  • 玉ねぎ…1/2個
  • 卵黄…1個
  • 焼肉のたれ…大さじ3
  • ごはん…1杯分

作り方

1. 玉ねぎを薄切りにする。
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今井

無理してうすーく切らなくて全然OK! 大体でじゅうぶん!

2. 耐熱ボウルに1と合いびき肉、焼肉のたれを入れて全体をよく混ぜる。
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3. ラップをかけて電子レンジ(600W)に4分かける。
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今井さんポイント3

加熱前、ボウルに対して肉を広げるようにすると、火通りがよくなります。肉の厚みにムラがないように広げるといいですよ!
加熱後、ラップを取るときは、手前ではなく奥のほうから開けましょう。そうすると熱い湯気が手に当たらず安全です。

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そして肉をチェック!上の写真のように赤い部分がまだある場合は、ラップをかけて10〜20秒ほど再加熱してください。
4. ボウル内をもう一度よく和え、器に盛ったごはんの上にかけて、卵黄をのせる。
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できあがり!
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編集スタッフ試食メモ

  • そぼろ牛丼みたいな感じで、ごはんが進みました!
  • お肉のレンジ加熱は、肉が硬くなるイメージがあったのですが、ひき肉は全然そういうことがないのが発見でした。コンロ周りが汚れないのもありがたい。
  • これならうちの子も自分で作ることができそうです!休みの日のお昼ごはんに良いかも!

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今井

耐熱ボウルのレンジ調理は本当に便利で、僕もいろいろお世話になりました。「冷凍うどん×レトルトカレー×めんつゆ」でカレーうどんなんて日もあれば、「コーン×ベーコン×調味料+ごはん」で炊き込みごはん風のものを作る日も。

調理道具って、スペースを取ります。いきなり買いそろえず、最低限のものだけにして、慣れてきたら買い足していくのがおすすめです!

今井さん、ありがとうございました。
塩を使わないサラダ、本当に長いことフワッとした食感がキープされていて驚きました。そぼろ丼も、ごはんがなんとも進む味わい。またぜひ、省スペースでの手間なしレシピを教えてください。

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取材・文:白央篤司
撮影:鈴木泰介